数字で見るH.I.S.

ESや面接で使える数字と、給与・採用データ。コロナ禍の打撃と業績回復の軌跡も含めて解説します。

知っておきたい数字

3,731億円
売上高(FY2025/10月期)
前期比+8.7%。コロナ前水準へ回復
116億円
営業利益
営業利益率 約3.1%
約12,700人
連結従業員数
60か国以上に海外現地法人
約443万円
平均年収
旅行業界水準。社員割引が実質的な補完

セグメント別売上構成(概算)

旅行事業(海外・国内) 約70%

海外パッケージ・格安航空券・国内旅行・法人MICE。売上の主軸

ホテル事業 約20%

直営ホテルの宿泊・飲食。インバウンド需要で最高益更新中

グローバルDMC・その他 約10%

海外現地法人のDMC事業・インバウンド着地型ツアー等

給与・待遇

項目データ
平均年収約443万円(有価証券報告書ベース)
初任給(大卒)月約21〜23万円(職種・地域により異なる)
賞与年2回(業績連動)
社員旅行割引ツアー・航空券・直営ホテルが社員価格(旅行好きには大きな特典)
年間休日約120日(サービス業水準)
資格支援旅行業務取扱管理者(総合・国内)の取得支援

※年収は有価証券報告書記載の単体平均。旅行業界全体として製造業・金融より低め。

採用データ

項目概要
新卒採用規模数十〜100名程度(年度により変動)
採用職種旅行販売、ホテル運営、法人営業、商品企画、DMC
語学力英語力はプラス評価(TOEIC600以上推奨)。現地語も歓迎
文理比率文系中心(外国語・観光・経営系学部が多い)
海外赴任希望・語学力次第で60か国以上への赴任機会あり

業績推移(直近3期)

項目FY2023/10月期FY2024/10月期FY2025/10月期
売上高2,939億円3,431億円3,731億円
営業利益34億円109億円116億円
営業利益率1.2%3.2%3.1%
純利益87億円87億円47億円

※日本基準(連結)。2023年10月期はコロナ禍から5期ぶりの黒字転換。2025年10月期の純利益減は特殊要因による。旅行・ホテル双方が増収増益。

旅行業界内比較

企業売上規模平均年収特徴
JTB約6,000億円約500〜550万円国内最大手・国内旅行強い
H.I.S.3,731億円約443万円海外特化・ホテル事業拡大中
KNT(近ツリ)約1,000億円台旅行業界水準近鉄グループ傘下・国内強い
日本旅行約500億円台旅行業界水準JR西日本グループ傘下

※売上規模は概算。旅行業界は全体的に年収水準が低く、福利厚生(旅行割引)で実質補完される構造。

ひよぺん対話

ひよこ

年収443万円って少なくない?JTBと比べてどう?

ペンギン

旅行業界は全体的に年収が低い。JTBの平均年収は約500〜550万円、HISは約443万円(有価証券報告書ベース)で業界内でもやや低め。ただし社員旅行割引(ツアー・ホテル・航空券が社員価格)という現物的なメリットは旅行好きには大きい。初任給も大卒で月21〜23万円程度と、製造業・金融・ITより低い。「旅行を仕事にしたい」という動機がないとコスパが悪く感じる。

ひよこ

決算期が10月期なのはなぜ?

ペンギン

HISの決算期は10月末(10月期)で、旅行業の繁忙期(夏・ゴールデンウィーク)が終わった後に決算を締めるため。夏の旅行需要(7〜8月)を丸ごと当期に含めてから決算できる合理的な設定。3月期決算の会社が多い中で10月期は珍しいので、面接でも「決算期が10月なのはなぜ?」と聞くと業界理解をアピールできるよ。

ひよこ

コロナ前と後で業績はどのくらい変わった?

ペンギン

コロナ前(2019年10月期)の売上は約7,000億円(ハウステンボス・エネルギー事業含む)だった。コロナ禍の2021年10月期は約1,500億円まで急落(約78%減)。2025年10月期は3,731億円まで回復したが、ハウステンボスとエネルギー事業を売却した分、コロナ前の規模には戻っていない。ただ「残った事業の利益の質は改善した」というのがHISの言い方。不採算事業を整理して、旅行×ホテルに絞った結果、利益率が上がっている。

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