3分でわかる電通総研
メガバンクの市場システム、自動車の設計ソフト、広告効果の分析基盤——金融×製造×マーケティングの3刀流SIer。
旧ISID × SIer年収2位 × 電通グループのIT中核
5つの事業領域
金融ソリューション(メガバンクの市場系システム)が最大の柱。製造業向けPLM/CAE、電通グループ連携のマーケティングDX、自社開発HRシステム「POSITIVE」、AI等の先端技術で5領域を展開。
3つのキーワードで理解する
旧ISID——金融SIの名門が「電通総研」に進化
2024年1月に電通国際情報サービス(ISID)から電通総研に改称。メガバンクの市場リスク管理システムで圧倒的な実績を持つ金融SI企業が、シンクタンク機能を取り込んで「コンサル×SI」のハイブリッド企業に変革中。SIer業界で年収1,122万円はNRI(1,271万円)に次ぐ2位。
電通グループ×IT——「広告データ」が武器のSIer
他のSIerにない独自の強みは、親会社・電通が持つ膨大な広告・消費者データ。企業のマーケティングDXを支援するとき、「システムだけ作る」のではなく「データの意味が分かるSIer」として差別化できる。NRIやNTTデータにはない、電通総研だけの武器。
少数精鋭4,600人——「大手SIerの給与×中堅SIerの裁量」
NTTデータ(19万人)やNRI(7,000人)と比べて4,600人は小規模。だからこそ1人あたりの売上が大きく、年収1,122万円を実現できる。少人数で上流工程(コンサル・要件定義)に集中し、若手でも顧客の前に立てる環境が魅力。
身近な接点 — 電通総研のシステムに触れている瞬間
メガバンクで外貨を買う・投資信託を購入する——その裏の市場リスク管理システムに電通総研の技術が入っている
トヨタやホンダの車の設計シミュレーション(CAE)。電通総研がダッソー製ソフトの導入・カスタマイズを支援
「このCMで何人が商品を買った?」——電通グループの広告効果をデータ分析するシステムを電通総研が構築
大企業の人事・給与システム「POSITIVE」。あなたが将来もらう給与明細を出すシステムが電通総研製かも
ひよぺん対話
電通総研って電通の子会社?広告の仕事をするの?
電通グループが約60%出資する上場子会社だけど、広告を作る仕事ではない。やってるのは——
・金融SI: メガバンクの市場系システム構築
・製造業向け: PLM/CAEソフトの導入支援
・マーケティングDX: 広告データを活用した分析基盤構築
・HRテック: 大企業向け人事システム
「電通のIT部門が独立した会社」というイメージが近い。電通との連携で「広告データ×IT」のマーケティングDXもやるけど、メインは金融SIと製造業向けシステム。電通の華やかさはないけど、技術力と年収は超一流だよ。
ISIDから名前が変わったけど、何か変わったの?
2024年1月に「電通国際情報サービス(ISID)」から「電通総研」に改称。変わったのは——
・シンクタンク機能の追加: 旧電通総研(リサーチ会社)を吸収合併し、「調査→提言→システム構築」を一気通貫で
・コンサルティング強化: SIerの枠を超えて、企業の経営課題にも踏み込む方針
・ブランド力UP: 「ISID」は業界人にしか通じなかったが、「電通総研」で知名度向上
中身は急激に変わったわけではないけど、「SIer→コンサル×SIのハイブリッド」への進化宣言と捉えていい。就活では旧名ISIDでも通じるけど、面接では新ビジョンを語れると好印象。
年収1,122万円って本当?SIerの中でかなり高くない?
有価証券報告書ベースの正式データだから本当。SIer業界の年収ランキングで見ると——
・NRI(野村総合研究所): 1,271万円
・電通総研: 1,122万円
・SCSK: 約750万円
・TIS: 約720万円
・NTTデータ: 約870万円
SIerとしてはNRIに次ぐ2位。4,600人規模の会社で1,122万円は破格。理由は1人あたりの売上が大きい(上流工程中心)のと、電通グループの報酬水準に引っ張られている面もある。ただし初任給は学部卒28万円・院卒30万円で、入社数年は他社とそこまで差がないよ。30代から差が開く。
文系でもいける?金融SIって理系じゃないとダメ?
文系OK。むしろ金融SIでは「金融の知識」のほうがプログラミングより重要な場面が多い。銀行のリスク管理システムを作るには、「デリバティブとは何か」「バーゼル規制とは何か」を理解する必要がある。経済学部や商学部出身はむしろ歓迎。
新卒130〜150人のうち文系は約4割。入社後にプログラミング研修があるし、上流工程(要件定義・設計)中心だからコードをゴリゴリ書く仕事はそこまで多くない。「金融×IT」に興味があるなら、文系でも十分活躍できるよ。