電通総研の働く環境とキャリアパス
SIer年収2位、平均残業25〜35時間、リモート率50%超——「激務すぎず高年収」のキャリアのリアル。
キャリアステップ
基礎固め——SI・コンサルの「型」を学ぶ
- SI職: 配属プロジェクトで先輩の指導のもと、設計書作成・実装・テストを担当。金融SIなら金融工学の基礎も研修で学ぶ
- コンサル職: 先輩コンサルタントのサポートとして、調査・分析・資料作成に従事
- 入社後約2ヶ月の集合研修: プログラミング基礎、データベース、プロジェクト管理、ビジネスマナー
- 少人数(130〜150人)なので同期の絆が強い。部門横断の交流も活発
一人前——プロジェクトリーダーへ
- SI職: サブシステムの設計・開発をリードするプロジェクトリーダーに。5〜15人のチームを管理
- コンサル職: クライアントの経営層に直接プレゼンするコンサルタントに昇格
- 海外研修: ダッソー・システムズ(フランス)への技術研修派遣など
- 専門分野を確立。「金融×リスク管理」「製造×PLM」「マーケ×データ」など自分の武器を磨く
リーダー——事業と顧客の両方を見る
- マネージャー〜シニアマネージャー: 複数プロジェクトを統括し、数億円規模の事業責任を持つ
- 顧客リレーション: 大手顧客のCIOクラスと直接対話し、中長期の課題解決を提案
- 新規事業開発: AI・ブロックチェーン等の新技術を活用した事業の企画・立ち上げに参画
- 電通グループ横断プロジェクト(マーケティングDX等)のリーダーに抜擢されることも
経営層——事業戦略を決める
- 部長〜執行役員クラス。事業部門の戦略・P/L責任を負う経営レベルの意思決定者
- 電通グループ内での役職: 電通総研の子会社社長、電通グループのCIO/CDO等のポジションも
- 業界有識者として金融庁・経産省の委員会に参画。業界の方向性に影響を与える
- 「コンサル×SI×データ」の融合企業として、業界の新しいモデルを創る役割
研修・育成制度
新入社員研修(約2ヶ月)
Java/Python基礎、DB設計、アジャイル開発、ビジネスコミュニケーション。文系出身者も2ヶ月でプログラミングの基礎を習得。金融SI配属者は金融工学の基礎研修も追加
金融専門研修
金融SIに配属された場合、デリバティブ、リスク管理、バーゼル規制等の金融専門知識を社内研修で学ぶ。証券アナリスト資格取得の支援も
ダッソー・システムズ認定研修
製造ソリューション部門ではダッソー社公式の3DEXPERIENCE認定プログラムを受講。フランス本社への研修派遣もある
イノベーションプログラム
新規事業アイデアを社内で提案・実証するアクセラレータープログラム。若手でも事業化の機会がある。電通グループのリソースを活用できる
資格取得支援
情報処理技術者試験、AWS認定、PMP、証券アナリスト等の受験費用を会社負担。合格時には報奨金も
キャリアチャレンジ制度
社内公募で他部門への異動が可能。「金融SI→マーケティングDX」「製造→AI研究」等のキャリアチェンジも推奨
向いている人 / 向いていない人
向いている人
- 金融×ITの専門家になりたい人——メガバンクの市場システムは、金融工学とITの交差点。この領域で日本トップクラスの実力がつく
- 上流工程(コンサル・要件定義)をやりたい人——4,600人規模だから、下流(テスト・運用)だけの仕事にはならない。若手から顧客の前に立てる
- 高年収のSIerを探している人——年収1,122万円はSIer2位。NRI以外で1,000万円超を目指すなら電通総研が最有力候補
- 電通グループの「データ」に魅力を感じる人——広告データ×ITのマーケティングDXは電通総研でしかできない仕事
- ほどよい規模感で働きたい人——NTTデータ(19万人)は大きすぎる。4,600人なら顔が見える範囲で仕事ができる
向いていない人
- NRI級のブランド力を求める人——知名度ではNRIに負ける。「電通総研」と言って伝わらない場面はまだある
- インフラ・ネットワークをやりたい人——電通総研はアプリケーション寄り。インフラはNTTコミュニケーションズ等のほうが向いている
- 完全な自由・フラットな組織を求める人——SIerなので顧客案件ベースの働き方。ベンチャー的な自由さとは異なる
- 電通のブランドで広告の仕事がしたい人——電通総研はIT企業。広告クリエイティブには関わらない
- 外資系コンサルのスピード感を求める人——SIer文化がベース。アクセンチュアほどのハイペースではない
ひよぺん対話
残業ってどのくらい?SIerは激務のイメージがあるけど...
部署とプロジェクトによる、が正直な答え。目安としては——
・平均残業: 25〜35時間/月(プロジェクトの山場で40〜50時間になることも)
・金融SI部門はリリース前が忙しい。ただしリリース後は落ち着く
・フレックス勤務: コアタイムなしのスーパーフレックス導入済み
・リモートワーク率: 50〜60%程度(顧客先常駐は除く)
年収1,122万円×残業25〜35時間はコスパとしては非常に良い。同じ年収をコンサルファーム(残業50〜80時間)で稼ぐよりは楽。「激務すぎず、高年収」のバランスが電通総研の魅力だよ。
電通の社員と一緒に働くことはあるの?
ある。特にマーケティングDX領域では電通の営業・プランナーとチームを組んで案件に入ることがある。
・電通がクライアントの広告戦略を担当
・電通総研がデータ分析基盤・CDPの構築を担当
「電通の華やかな世界」と「ITの堅実な世界」の両方を体験できるのは面白い。ただしメインの仕事はあくまでSI。電通社員と飲みに行く機会はあるけど、「電通のような働き方」にはならないよ。
金融SI・製造ソリューション部門は電通との接点がほとんどないので、部門によって全く雰囲気が違うのも特徴。