数字で見るワークスHI
非上場ながら公開されている数字を整理。営業利益率30%という圧倒的な高収益の背景を理解しよう。
知っておきたい数字
比較: 売上502億円はNRIの約10分の1、freeeの約5倍の規模。従業員1,900人の独立系SaaS企業としては極めて高い収益性。
収益構成のイメージ
公式なセグメント開示はないが、ビジネスモデルから推定した収益構成イメージ。
既存1,200グループからの毎年の更新料。安定ストック収益。
新規導入・機能拡張の際の導入プロジェクト売上。
法改正対応・活用支援・保守サービス。
COMPANY操作研修・人事実務研修サービス等。
給与・待遇
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 平均年収(全体) | 634万円(複数調査の平均、平均年齢30歳) |
| 職種別年収(開発職) | 762万円(職種別最高水準) |
| 職種別年収(CS職) | 704万円 |
| 職種別年収(コンサル職) | 629万円前後 |
| 賞与 | 年2回、業績・個人評価連動 |
| 主な福利厚生 | 完全週休2日、フレックスタイム、リモートワーク、各種社会保険 |
平均年齢30歳で平均634万円は、同年齢の日系IT企業比では高水準。専門性×成果で比較的早期に昇給できる環境。
採用データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 従業員数 | 約1,900人(2024年時点) |
| 平均年齢 | 30歳(IT業界としてかなり若い) |
| 新卒採用 | 毎年数十名(公式非公開) |
| 採用職種 | コンサルタント、カスタマーサクセス、エンジニア(開発職) |
| 文理比率 | 各職種により文系・理系どちらも採用 |
業績推移
| 指標 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 約413億円 | 約456億円 | 502億円 |
| 営業利益 | 約110億円 | 約131億円 | 149億円 |
| 純利益 | 約70億円 | 約87億円 | 99億円 |
毎年10%前後の安定成長が続く。SaaS移行の加速で今後もこのトレンドが期待される。
人事ERPベンダー比較
| 企業 | 事業規模 | 平均年収 | 上場区分 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ワークスHI | 売上502億円 | 634万円(年齢30歳) | 非上場 | 日本大企業特化のニッチトップ |
| NRI(野村総研) | 売上6,300億円超 | 952万円 | 東証プライム | SIer兼コンサル・幅広い領域 |
| SAP(日本法人) | SAP本社グローバル大手 | 高水準(外資IT) | 非上場(日本法人) | グローバルERP、日本対応は限定的 |
| SmartHR | 売上100億円超(推定) | 非公開(スタートアップ) | 非上場 | 中小〜中堅向けSaaS |
ひよぺん対話
営業利益率30%って、どのくらいすごいの?他のIT企業と比べて。
IT業界の中でも飛び抜けて高い水準だよ。参考に比べると——NTTデータが約5〜7%、富士通が約3〜5%、NRIが約12〜15%、アクセンチュアは日本法人非公開だが親会社は約15%。ワークスHIの約30%は、国内のBtoB SaaS企業の中でもトップクラス。なぜそんなに高いかというと、「一度作った製品を多数の顧客に使ってもらう」SaaSモデルの特性で、追加の顧客が増えても限界費用(追加コスト)が低いから。1,200グループへの法改正対応を一度開発したら、全員に同じアップデートを届けられる——これが高利益率の秘密。
非上場の会社の売上ってなんで分かるの?有報がないのに。
非上場でも決算公告という義務があって、官報(官報決算データベース)に毎年の損益計算書・貸借対照表の主要数字が公開されるんだ。今回使った売上502億円・営業利益149億円は、官報決算データベースに公開されている2024年12月期の決算数字。有価証券報告書ほど詳細ではないけど、主要な財務数字は確認できるよ。就活生が面接で数字を語るときは「公式な決算公告ベース」と言えば信頼性が高まる。