数字で見るワークスHI

非上場ながら公開されている数字を整理。営業利益率30%という圧倒的な高収益の背景を理解しよう。

知っておきたい数字

502億円
売上高(2024年度)
前年比+10.1%増収
149億円
営業利益(2024年度)
営業利益率 約29.7%
634万円
平均年収
平均年齢30歳で高水準
約1,200
COMPANY導入グループ数
大手法人向けシェアNo.1

比較: 売上502億円はNRIの約10分の1、freeeの約5倍の規模。従業員1,900人の独立系SaaS企業としては極めて高い収益性。

収益構成のイメージ

公式なセグメント開示はないが、ビジネスモデルから推定した収益構成イメージ。

SaaS年間利用料(サブスクリプション) 40

既存1,200グループからの毎年の更新料。安定ストック収益。

コンサルティング・導入支援 30

新規導入・機能拡張の際の導入プロジェクト売上。

カスタマーサクセス・保守 20

法改正対応・活用支援・保守サービス。

その他(教育・研修等) 10

COMPANY操作研修・人事実務研修サービス等。

給与・待遇

項目内容
平均年収(全体)634万円(複数調査の平均、平均年齢30歳)
職種別年収(開発職)762万円(職種別最高水準)
職種別年収(CS職)704万円
職種別年収(コンサル職)629万円前後
賞与年2回、業績・個人評価連動
主な福利厚生完全週休2日、フレックスタイム、リモートワーク、各種社会保険

平均年齢30歳で平均634万円は、同年齢の日系IT企業比では高水準。専門性×成果で比較的早期に昇給できる環境。

採用データ

項目内容
従業員数約1,900人(2024年時点)
平均年齢30歳(IT業界としてかなり若い)
新卒採用毎年数十名(公式非公開)
採用職種コンサルタント、カスタマーサクセス、エンジニア(開発職)
文理比率各職種により文系・理系どちらも採用

業績推移

指標2022年度2023年度2024年度
売上高約413億円約456億円502億円
営業利益約110億円約131億円149億円
純利益約70億円約87億円99億円

毎年10%前後の安定成長が続く。SaaS移行の加速で今後もこのトレンドが期待される。

人事ERPベンダー比較

企業事業規模平均年収上場区分特徴
ワークスHI売上502億円634万円(年齢30歳)非上場日本大企業特化のニッチトップ
NRI(野村総研)売上6,300億円超952万円東証プライムSIer兼コンサル・幅広い領域
SAP(日本法人)SAP本社グローバル大手高水準(外資IT)非上場(日本法人)グローバルERP、日本対応は限定的
SmartHR売上100億円超(推定)非公開(スタートアップ)非上場中小〜中堅向けSaaS

ひよぺん対話

ひよこ

営業利益率30%って、どのくらいすごいの?他のIT企業と比べて。

ペンギン

IT業界の中でも飛び抜けて高い水準だよ。参考に比べると——NTTデータが約5〜7%、富士通が約3〜5%、NRIが約12〜15%、アクセンチュアは日本法人非公開だが親会社は約15%。ワークスHIの約30%は、国内のBtoB SaaS企業の中でもトップクラス。なぜそんなに高いかというと、「一度作った製品を多数の顧客に使ってもらう」SaaSモデルの特性で、追加の顧客が増えても限界費用(追加コスト)が低いから。1,200グループへの法改正対応を一度開発したら、全員に同じアップデートを届けられる——これが高利益率の秘密。

ひよこ

非上場の会社の売上ってなんで分かるの?有報がないのに。

ペンギン

非上場でも決算公告という義務があって、官報(官報決算データベース)に毎年の損益計算書・貸借対照表の主要数字が公開されるんだ。今回使った売上502億円・営業利益149億円は、官報決算データベースに公開されている2024年12月期の決算数字。有価証券報告書ほど詳細ではないけど、主要な財務数字は確認できるよ。就活生が面接で数字を語るときは「公式な決算公告ベース」と言えば信頼性が高まる。