3分でわかる竹中工務店
東京タワー、東京ドーム、あべのハルカス——日本のランドマーク建築を作り続ける、スーパーゼネコン唯一の非上場企業。
非上場 × 建築特化90%超 × 設計施工一貫のデザインビルド
スーパーゼネコン5社 — 業界の頂点
スーパーゼネコン5社は売上1兆円超の総合建設会社。竹中は唯一の非上場企業で、建築売上比率90%超・設計施工一貫体制という独自のポジションを持つ。
3つのキーワードで理解する
唯一の非上場——「株主ではなく建物に責任を持つ」
スーパーゼネコン5社で竹中工務店だけが非上場。株主の短期的な利益要求に左右されず、「最良の作品を世に遺す」という棟梁精神で建物の品質に全集中できる。1610年創業・400年超の歴史を持つ同族経営だからこそ可能な哲学。
「建築の竹中」——建築売上比率90%超の圧倒的特化
鹿島・大成・清水・大林がダムやトンネルなど土木事業も手がけるのに対し、竹中は建築に9割以上を集中。東京タワー、5大ドーム球場、あべのハルカス、グランフロント大阪——日本のランドマーク建築は「竹中が作った」と言っても過言ではない。
デザインビルド——設計と施工を分けない強み
他のゼネコンが「設計事務所が設計→ゼネコンが施工」と分業するのに対し、竹中は設計から施工まで自社で一貫して行う。設計者と施工者が最初から連携するから、デザインの美しさと施工の合理性を両立できる。これが「竹中の建物は美しい」と言われる理由。
身近な接点 — 竹中工務店が作った空間
1958年竣工。竹中が施工した日本のシンボル。高さ333mは当時世界一の鉄塔だった
日本初の全天候型球場。5大ドーム球場(札幌・東京・名古屋・大阪・福岡)すべてに竹中が関与
高さ300m、日本一の超高層ビル。竹中の設計施工一貫体制の結晶
大阪駅直結の大型複合施設。竹中がJVで設計・施工を担当
ひよぺん対話
竹中工務店って「工務店」って名前だけど、大きい会社なの?
めちゃくちゃ大きい。売上1兆6,000億円、従業員13,600人の超大企業だよ。
「工務店」という名前は創業1610年からの伝統。江戸時代に神社仏閣を建てる「棟梁(とうりょう)」の集団だった名残りで、あえて変えていない。「工務店」=「小さい」は竹中に限っては完全に間違い。
東京タワー、東京ドーム、あべのハルカス——日本人なら誰でも知ってるランドマークを建てたのが竹中工務店だよ。
非上場って大丈夫なの?上場してないと不安なんだけど...
むしろ非上場だからこそ強い面がある。
上場企業は株主に「今期の利益を出せ」と言われるから、短期的な利益を追いがち。でも竹中は——
・株主=竹中家だから、短期利益を追わなくていい
・「この建物を50年後も美しく」という長期目線で品質にこだわれる
・売上1.6兆円、利益もしっかり出している——経営は健全
サントリーやYKK、JTBも非上場の超大手。「非上場=弱い」は完全な誤解。ただし情報開示は上場企業より少ないから、年収や業績の詳細が見えにくいのはデメリットだね。
文系でも入れる?建築学科じゃないとダメ?
入れる。竹中は毎年200人前後を採用していて、事務系(営業・管理)の枠もちゃんとある。
ただし正直に言うと——
・新卒の大多数は技術系(建築学科・土木学科出身)
・事務系は全体の2割前後。枠は狭い
・営業は「ビルを1棟売る」ではなく、数百億円規模の建築プロジェクトを受注する仕事
文系で入れたら、デベロッパーや企業への提案営業、海外拠点での契約交渉、総務・経理・人事など。「建築は分からないけど、建物が好き・空間づくりに興味がある」なら十分チャンスがあるよ。
鹿島や大成と何が一番違うの?
一言でいうと「何を大切にしているか」が違う。
・鹿島建設: 「技術の鹿島」——ダムやトンネルなど超難度の工事を技術力で突破する。海外売上38%
・大成建設: 「地図に残る仕事」——新国立競技場、リニア品川駅など国家プロジェクト級のランドマークを手がける
・竹中工務店: 「最良の作品を世に遺す」——建物の美しさ・品質にこだわり抜く。設計施工一貫で「作品」として建築を仕上げる
竹中を選ぶ人は「建物そのものの美しさ」に惹かれる人が多い。鹿島や大成は「巨大プロジェクトのスケール」に惹かれる人が多い。面接ではこの違いを自分の言葉で語れるかが勝負だよ。