竹中工務店の仕事内容
設計から施工まで一貫体制——「建築の竹中」で働く4つのフィールド。
プロジェクト事例で見る仕事のリアル
都心大型複合施設の設計・施工
オフィス・商業・ホテルが一体となった大型複合施設を設計から施工まで一貫で手がける。意匠設計チームが外観の美しさを追求し、構造設計チームが耐震性を確保し、施工チームが現場で形にする——竹中のデザインビルドの真骨頂。
美術館・文化施設の意匠設計
「建物が芸術作品」になるのが竹中の設計力。光の取り入れ方、素材の質感、空間の流れ——美術館の展示作品と建物そのものが調和するデザインを追求。竹中が手がけた美術館は建築賞の受賞実績多数。
大型都市再開発プロジェクト
グランフロント大阪のような大規模都市再開発に企画段階から参画。デベロッパー、行政、地権者と連携し、街全体のグランドデザインを描く。竹中は「建てる」だけでなく「街を作る」ところから関わる。
デベロッパー・企業への提案営業
三井不動産、森ビル、鉄道会社などの大手クライアントに対する提案営業。「この土地に、こんな建物を建てましょう」と企画段階から提案。設計部門と連携して「竹中ならこんなデザインができます」と差別化する。
事業領域マップ
建築事業
デベロッパー・官公庁・民間企業超高層ビル: あべのハルカス(300m)など日本を代表する超高層建築
ドーム球場: 5大ドーム(札幌・東京・名古屋・大阪・福岡)すべてに関与
ホテル・商業施設: グランフロント大阪、大型ホテルの設計・施工
美術館・文化施設: 建築賞多数受賞の高品質な文化施設
医療・研究施設: 病院、大学キャンパス、研究所の設計・施工
設計事業
建築事業と一体(デザインビルド)意匠設計: 建物の外観・内装デザイン。美しさと機能性の両立
構造設計: 耐震・免震構造の設計。安全性を数値で保証
設備設計: 空調・電気・給排水の設計。省エネ性能の最適化
BIM: 3Dモデルで設計〜施工を一元管理。竹中は業界トップレベルのBIM活用
他社が設計事務所に外注する部分を自社で完結できるのが竹中の強み
開発事業
自社開発・共同開発都市再開発: グランフロント大阪などの大規模再開発に参画
オフィスビル開発: 自社保有・運営のオフィスビル
PPP/PFI: 公共施設の民間活力導入プロジェクト
「建てる」だけでなく「企画して、持って、運営する」ビジネスモデルへの進化
海外事業
海外デベロッパー・日系企業・政府機関欧州: ヨーロッパ竹中(ドイツ拠点)が欧州全域で建築事業を展開
東南アジア: タイ竹中がタイ・ベトナム・インドネシアで日系企業の工場・オフィス建設
北米: アメリカでの建築プロジェクト
中東: カタール・UAEでの大型建築案件
海外売上比率は約10〜15%。鹿島(38%)と比べると小さいが、着実に拡大中
ひよぺん対話
施工管理って具体的に何するの?設計とは違うの?
全然違う仕事だよ。
設計: 「どんな建物を作るか」を図面にする仕事。デスクワーク中心
施工管理: 「図面通りに建物を作る」ための現場管理。外での仕事が中心
施工管理の1日は——
7:00 出社。当日の作業計画確認
7:30 朝礼。協力会社の職長と安全確認・作業内容共有
8:00〜12:00 現場巡回。品質チェック、工程確認、写真記録
13:00〜16:00 午後の現場管理。協力会社との打合せ
16:00〜18:00 デスクワーク。報告書作成、翌日の段取り
竹中の場合、施工管理でも設計部門と密に連携するのが特徴。「ここの納まり、もっと美しくできない?」みたいな議論が日常的に起きる。「作品としての建物」を現場で実現する仕事だよ。
竹中の設計部門って、設計事務所とは何が違うの?
大きく2つ違う——
1. 施工と直結している
設計事務所(日建設計、隈研吾事務所など)は「設計だけ」。施工は別会社がやる。竹中の設計は施工チームと一体だから、「これは現場で実現できるか?」をリアルタイムで確認できる。
2. 自分の設計が確実に建つ
設計事務所だとコンペに勝っても施工段階で変更されることがある。竹中なら設計者の意図がそのまま建物に反映される。
ただしデメリットもある——
・設計事務所のような「自由な作家性」は薄い。組織の中での設計
・「竹中の社員」として、設計以外の業務も求められることがある
「自分のデザインで建物を建てたい、でもちゃんと形にしたい」人には竹中の設計部門が合う。