3分でわかるオンワードHD

「23区」「五大陸」を持つ日本最大のアパレルグループ——老舗の変革期

約2,100億円 売上高(2025年2月期見込み)
約6,300人 連結従業員数
30超 展開ブランド数(国内外)

百貨店依存からEC・海外への転換を進める変革中の老舗アパレル大企業

主要ブランド

旗艦
👗
23区
40〜50代の働く女性向け大人ファッション。百貨店・SCに展開するオンワードの看板ブランド
国内主力ブランド
🎩
五大陸(GOTAIRIKU)
オンワード発祥のメンズスーツブランド。40代以上のビジネスマンに根強い支持
メンズ主力
🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿
J.PRESS
アイビーリーグ由来のアメリカントラッドブランド。40代以上の男性に根強い支持
トラッド路線
🛍️
WEGO(若年層)
2025年にグループ参画した若年層向けカジュアルブランド。新たな顧客層獲得の要
若返り戦略

オンワードは30超のブランドを持つが、主力は23区(女性)・五大陸(メンズ)・J.PRESS(トラッド)。2025年にはWEGO(若年層)をグループに加え、顧客の若返りを図っている。

3つのキーワードで理解するオンワードHD

1

日本最大のアパレルグループ——老舗ブランドの集積体

オンワードホールディングスは「23区」「五大陸」「J.PRESS」など複数の老舗アパレルブランドを持つ日本最大級のアパレルグループ。設立は1947年と戦後間もない時代にさかのぼる。各ブランドが百貨店の重要テナントとして長年君臨してきた歴史を持つ。「大人の服」に特化したブランドラインアップが特徴で、Z世代〜30代前半には知名度が低いが40〜60代には絶大な認知度を誇る。

2

百貨店依存からの脱却——変革の真っ最中

オンワードの課題は百貨店チャネルへの過度な依存。百貨店の来客数が年々減少する中で、ECと直営店・アウトレットへの転換を急いでいる。EC売上比率の向上、若年層向けブランド(WEGO)のグループ取り込み、海外事業の強化が「再成長の3本柱」。老舗ブランドの価値を守りながら、新しいチャネルで新しい顧客を開拓するという難しいバランスが問われている。

3

海外事業の好調——欧米・アジアが成長エンジン

国内の百貨店ビジネスが厳しい一方で、海外事業は増収増益が続いている。欧米での高感度ブランド展開やアジアでの日本ブランド需要を取り込み、海外売上が全体の成長を牽引。「日本のアパレル企業が海外で戦えている」数少ない例のひとつ。2025年11月期の海外事業は前年同期比+17%増益という成果を上げている。

ひよぺん対話

ひよこ

オンワードって正直、親が知ってる会社で自分にはあまりピンとこない...

ペンギン

それはある意味正しい感覚。オンワードのメインターゲットは40〜60代で、20代の就活生が日常的に接触するブランドではない。でも就活的には「老舗大企業が変革に取り組んでいる」という文脈は面白い。百貨店依存→EC・海外シフトという転換期の企業で働くことは、変化の最前線を体験できるということ。「安定した老舗に入りたい」より「変革期の企業で変化を作りたい」という志向の人には意外と面白い選択肢かも。

ひよこ

23区って服の話? それとも東京の区の話?

ペンギン

服の話(笑)。「23区」はオンワードが展開する女性向けアパレルブランドで、東京23区とは無関係。40〜50代の都市部に住む働く女性向けの、上品でベーシックな服が中心。百貨店の婦人服フロアに行くと必ずある定番ブランド。「お母さんが買いそうな服」というイメージが正確なターゲット像を表している。このブランドの顧客を若返らせるか、あるいは若年層向け新ブランドを育てるか——これがオンワードの最大の経営課題のひとつ。

ひよこ

オンワードに就職したらどんな仕事をするの?

ペンギン

基本はブランド配属(23区・五大陸等)→百貨店内の直営店舗からスタート。接客・スタイリング・在庫管理などを経験した後、本部(商品企画・EC・マーケ・海外)への異動機会が生まれる。オンワードの特徴は「百貨店の中の売場を持つ」という接客環境で、百貨店の独特の雰囲気・高い顧客サービス水準の中で働ける。「百貨店ブランドの世界観を体験したい」「上質な顧客対応を身につけたい」人には良い環境。