働く環境とキャリアパス
グリーのキャリアは「変革期のインターネット企業で、新しい事業の立ち上げと成長を経験する」道。安定とは違うが、大企業では積めない経験ができる。正直に整理した。
入社後のキャリアステップ
変革期の組織で「現場力」を磨く(年収 420〜520万円)
- 入社研修(1〜2ヶ月)でグリーの事業全体・カルチャーを学ぶ
- 配属後はOJTで先輩と共に実務に入る。小さな組織なので上司・経営層との距離が近い
- メタバース事業配属なら:REALITYの機能開発またはVTuberのサポート業務
- ゲーム事業配属なら:既存タイトルの運営改善・新機能企画
- DX事業配属なら:クライアント担当のサポートからデジタル施策の実行
- 少人数チームなので1年目から裁量が大きいのがグリーの特徴
専門領域のオーナーとして結果を出す(年収 550〜800万円)
- 担当機能・担当事業のリードとして、企画〜実行〜改善のサイクルを自分で回す
- メタバース:REALITY新機能のPM / VTuberの主担当プロデューサー
- ゲーム:タイトルのプロデューサー・ゲームディレクターへの昇格
- DX:クライアントの主担当として中規模案件を牽引
- 若いうちから子会社・グループ会社への出向・転籍の機会もある
マネージャー・事業リードへ(年収 800〜1,200万円)
- チームマネージャーとして5〜15名を率いて事業目標を達成する
- 事業部長・グループ会社の役員クラスへの昇格ルートも
- 他事業部とのシナジー施策を企画・推進するクロスファンクショナルな役割
- グリーベンチャーズとの連携で投資先スタートアップとのコラボ企画なども
事業責任者・役員クラスへ(年収 1,000万円〜)
- 事業セグメントのP&L全体を管理する事業責任者へ
- 取締役・執行役員への昇格。グリーホールディングスとしての経営判断に関与
- 「変革期の会社」を引っ張った実績がある人材は、外部転職市場でも高く評価される
- スタートアップCXO・VTuber/メタバース業界の専門家として業界内での認知度が上がる
研修・育成制度
入社研修(1〜2ヶ月)
グリーグループの事業全体・カルチャー・サービスを学ぶ集合研修。変革期の会社だからこそ「今グリーが何を目指しているか」を深く理解するフェーズとして位置づけられている。
メタバース・新技術研修
REALITYの技術スタック、VTuberビジネスの仕組み、メタバース市場の最新動向など、成長事業に関わる専門知識を学ぶ研修プログラム。グリーならではの最先端領域の知識が身につく。
スタートアップ投資・事業開発研修
グリーベンチャーズと連携したスタートアップ評価・投資の視点を学ぶ研修。「自分で事業を立ち上げたい」「将来起業したい」という人に刺激になる環境。
社内異動・グループ会社出向
5つの事業セグメントを持つため、社内での異動・グループ会社への出向が比較的柔軟。「メタバースを経験してからDXに移る」「ゲームからIPビジネスに挑戦する」というキャリアの横断ができる。
外部研修・スキルアップ支援
書籍購入費・外部セミナー・カンファレンス参加費の補助など、自己学習への投資を支援する制度。変革期の会社として「学び続ける姿勢」を持つ人を支援する文化がある。
グリーに向いている人、向いていない人
変革中の会社なので、向き不向きがはっきりと分かれる。正直な評価をまとめた。
向いている人
- 「変革期の企業で新しいことに挑戦したい」——メタバース・VTuber・DXといった新しい市場で、大企業では経験できないスピードで仕事を進めたい人
- メタバース・VTuber・エンタメテックに本気で興味がある——「REALITYやバーチャルエンタメの未来を作りたい」という明確な動機がある人
- 少人数組織で裁量を持ちたい——従業員約1,550人の中規模会社で、若いうちから大きな仕事に関わりたい人
- 事業の変革・ピボットを学びたい——グリーは10年で事業を大きく変えてきた。「企業変革をリアルで学べる場」として活用したい人
- 転職・起業も視野に入れてスキルを積みたい——グリーで積んだインターネット事業・メタバース・DXの経験は、転職市場や起業にも使える汎用的なスキル
向いていない人
- 「大企業の安定感」を求める——売上が縮小傾向にある変革期の会社で、「倒産の心配が全くない大企業」的な安心感はない
- 有名タイトルのゲーム開発にどっぷり関わりたい——Cygamesのような大型IPの精鋭開発環境とは全く異なる。ゲーム専業で大型タイトルに集中したいなら専業ゲーム会社の方が向いている
- 知名度・ブランドを就職のステータスにしたい——グリーは「昔は有名」という認知度で、今は業界外での知名度は高くない
- 将来のキャリアが読めない環境が苦手——変革を続ける会社は組織の再編・事業の撤退なども起きやすく、「5年後の自分のポジション」が読みにくい
ひよぺん対話
グリーの平均年収865万円って高すぎない?本当なの?
日経の数字(有価証券報告書ベース)では865万円と報告されているよ。ただし重要な前提がある——従業員数が約1,550人と少なく、かつ中・上位層の比率が高い。グリーは大量採用をしていないし、ゲーム業界で長く活躍してきたシニア人材が多い。新卒1年目から865万円もらえるわけじゃなく、初任給は年収420万円前後から始まる。モデルで言うと、1年目420〜500万、3年目600〜700万、5年目750〜900万くらいで、年次と成果によって上がっていく。また、インターネット業界では給与が成果連動型のことが多く、役職に就くと一気に上がるケースも多い。「平均865万円」はそういった構造の結果で、若手の実態としては業界水準の少し高め程度と見ておくのが現実的だよ。
「変革期」って言うけど、つまり会社がいつ大きく変わるか分からなくて不安定ということ?
その不安は正直に言うと半分正しい。グリーは事業の再編・撤退・新規参入が頻繁に起きてきた会社で、「今の部署が5年後もそのまま存続しているとは限らない」というリスクは大企業より高い。ただし別の見方をすると、「変革を続けられる組織の柔軟性」は武器でもある——古い事業が縮小しても新しい事業に移れる、という適応力は多くの大企業が持っていない能力。東証プライム上場で財務開示があり、完全に闇の中ではない。「変化を楽しめる人」にとっては刺激的な環境で、「変化に弱い人」にとっては不安要素。入社前に「5年後どうなっていると思うか」を面接で聞いてみると、会社の本音が見えてくるよ。
グリーに転職を考えているんだけど(第二新卒も視野に)、選考で何が見られる?
グリーは新卒採用に加えて中途採用も積極的で、特にメタバース事業は成長に伴い即戦力の採用ニーズが高い。選考で見られるポイントは①「グリーが今何をやっているかを理解している」——REALITYやVTuber事業を知っていて、その事業に興味があることが最低条件。「グリーってSNSの会社ですよね」で来ると落ちる②「変革期の会社で何をしたいか、具体的に語れる」——「メタバース市場を成長させたい」という大きな話より、「REALITYのこの機能をこう改善して、ユーザー数を増やしたい」くらいの具体性が刺さる③「インターネット・エンタメの動向への感度が高い」——業界の最新トレンドを追っている姿勢が見られる。第二新卒なら「一社目で何を学んで、グリーで何に活かしたいか」を明確にしておくこと。