働く環境とキャリアパス
組み込み・業務系・クラウドのいずれかを軸に、着実に技術者として成長するキャリア。
KKR傘下での変革期は、新しいチャンスを探す積極的なエンジニアにとって好機でもある。
キャリアステップ
技術基礎の習得と現場デビュー
- 研修: 配属領域(組み込み/業務系/クラウド)に応じた技術研修
- 組み込みならC言語・組み込みOS・AUTOSAR基礎、業務系ならJava・SQL・設計手法
- 先輩SEに同行・コードレビューを受けながら実案件に参加
- 基本情報技術者・応用情報技術者の取得を推奨
専門技術で独立した役割を担う
- 組み込みSEとして設計フェーズを担当・後輩へのコードレビュー
- 業務系SEとして要件定義・基本設計を担当
- AWSやAzure認定資格を活かしたクラウド案件の中心担当
- プロジェクトリーダー補佐として進捗管理・報告を担当
プロジェクトマネージャーorテクニカルリード
- PMとして中〜大規模プロジェクト全体を統括(顧客調整・チームマネジメント)
- またはテクニカルリードとして設計の最上流・アーキテクチャ設計を担当
- 新技術(自動運転・IoT等)の技術調査・提案活動
- マネージャーとして部門マネジメントに参加
部門長・フェロー・事業企画
- 事業部門の責任者・部長として事業全体を統括
- KKR傘下での海外展開・M&A統合プロジェクトのリード
- テクノロジーフェローとして社内外の技術的な影響力を発揮
研修・育成制度
入社時技術研修(3〜6ヶ月)
配属領域に応じた集合研修。組み込み系はC言語・組み込みOS・ハードウェア知識から、業務系はJava・データベース・設計手法をカバー。未経験者でも「プログラミングの基礎から」教えてもらえる研修体制で、文系出身者も安心。
資格取得支援(費用補助・報奨金)
基本情報技術者・応用情報技術者・AWS認定・Azure認定・組み込み系資格など、業務関連資格の受験費用補助と合格報奨金制度がある。年次ごとに「このレベルの資格を目指そう」というロードマップがある部署も多い。
AUTOSAR・機能安全(ISO 26262)研修
自動車向け組み込みの中核となるAUTOSAR(車載ソフトウェアの標準規格)と機能安全規格ISO 26262の専門研修。自動車メーカー案件に携わるエンジニア向けの専門プログラムで、業界標準の知識を体系的に習得できる。
モデルベース開発(MBD)研修
MATLAB/Simulinkを使ったモデルベース開発(MBD)の研修プログラム。自動車業界では主流のMBDスキルを習得することで、より高度な設計フェーズへのキャリアアップが可能。
社内公募・部門間異動制度
組み込み→業務系、業務系→クラウドなど、異なる技術領域への社内異動が可能な社内公募制度。一度配属された領域に縛られず、キャリアチェンジができる環境。
向いている人・向いていない人
向いている人
- 組み込み・制御ソフトウェアという専門領域に興味がある(または興味を持てる)
- 自動車・産業機器・医療機器など「モノを動かすシステム」に関わりたい
- 地道にOJTで技術を磨き、着実にキャリアを積みたい
- 大量採用・学歴不問の環境でフラットに評価されたい
- CASE/自動運転という大きな波の中でキャリアを作りたい
- 平均年収640万円台を地道に積み上げることに納得できる
向いていない人
- 自社サービス開発・BtoCプロダクト開発がしたい
- コンサルティングや経営に関わる仕事がしたい
- 「優秀な人だけが集まる」選抜型カルチャーの職場が好き
- 短期間で大きな裁量・高報酬を得たい(ベンチャー向き)
- IT全般を幅広く経験したいが組み込みへの興味がない(他のSIer向き)
ひよぺん対話
KKR傘下になったことで、社員の働き方や給与ってどう変わるの?
KKR傘下になった2025年5月以降、まだ大きな変化が明確に出ているわけではないけど、一般的にPEファンドに買収された会社で起きることを説明するね。①短期プレッシャーの排除: 上場廃止で四半期ごとの株主プレッシャーがなくなり、長期的な投資(海外展開・新技術への投資)がしやすくなる。②効率化と投資の両立: PEファンドは収益改善を求めるが、富士ソフトの場合は「技術力を活かした成長」が目的なので、リストラより事業拡大が優先される見込み。③給与面: 非公開化直後に即大幅昇給・削減という事例は珍しい。当面は現状維持が多い。KKRが「PMI(統合後管理)で富士ソフトの再成長を図る」と公言しているので、海外展開や新規事業参入のタイミングで新たな機会が増える可能性が高い。就活生的には「変化の少ない安定志向」より「変革期にいることをチャンスと思える」人向けのフェーズだよ。
平均年収640万円って、組み込みSEとして見てどう?もっと稼げる会社はある?
組み込みSEのキャリアで比べると、富士ソフトは「中堅・独立系」としては普通かやや上の水準。同じ独立系でCTCやTISは平均680〜800万円台。大手メーカー系(デンソー・日立)は組み込み部門で800万円超もある。ただし「組み込みの専門性を深める」という観点では、富士ソフトはトヨタ・デンソーなどの一次サプライヤーの案件を受注していて、「リアルな自動車開発の最前線で学べる」環境はしっかりある。収益だけで選ぶなら外資IT・コンサルが高いが、「自動運転・組み込みの専門家としてキャリアを積む」という軸なら富士ソフトは実力を磨く良い場所。KKR傘下で海外案件が増えれば、英語力を活かした年収アップのルートも開ける可能性がある。