3分でわかるエイベックス
浜崎あゆみ・DA PUMPからRe:ゼロまで——
音楽会社から総合エンタメ企業へ変革中の avex
東証プライム上場。音楽×アニメ×ライブ×DXで「avex vision 2027」を推進中
4つの事業領域
avexは「音楽」を起点に、アニメ・映像・ライブ・DXへと事業を多角化している。従来の音楽レーベルビジネス(CD・配信)は売上の約50%を占めるが、アニメ映像と体験型ライブへのシフトが急ピッチで進んでいる。avex vision 2027のもと、4領域の相乗効果による成長を目指す。
3つのキーワードで理解する
「日本のダンスミュージックを作った会社」——1988年創業のエンタメの老舗
avexは1988年にレコード輸入業として創業、1990年代にTRF・globe・浜崎あゆみ等でJ-POPシーンを席巻した。「DA PUMP」「SPEED」「AAA」「Exile(過去)」——ダンス・ポップカルチャーを牽引してきた会社だ。2000年代以降はCDの売上減少という逆風に晒されているが、ライブ・アニメ・DXへの転換で生き残りを賭けている変革期の真っ只中にある。
「音楽一本足」から脱却——アニメ・ライブ・DXへの事業転換
2025年3月期に営業損失18億円の赤字転落を経験したavexは、今まさに「音楽会社からエンタメ会社」への脱皮を急いでいる。「avex vision 2027」では、音楽だけでなくアニメ映像・ライブ・DXの4領域を注力と位置づけた。2024年にはエイベックス・ピクチャーズを中間持株会社化し、自社アニメスタジオも開設。2026年3月期には営業黒字30億円回復を目指している。
「就職難関×変革の渦中」——入社したら本物の事業転換に携わる
avexの新卒採用は非公表だが推定年間10〜20名程度の超少数精鋭。倍率は100〜200倍とも言われる。少ない人数で大きな仕事をするため、若手から責任ある仕事が与えられやすい環境でもある。「事業転換期の音楽会社でキャリアを作りたい」「ゼロから新しいエンタメビジネスを作りたい」という就活生には、変化の渦中に入れる面白い時期かもしれない。
身近なavex——あなたが聴いた・観た「avexコンテンツ」
倖田來未「め〜ざせポケモンマスター(新版)」まで——avex traxは「ダンスポップ」の旗手。今もDA PUMP「U.S.A.」等のヒット曲を生み出している。
エイベックス・ピクチャーズが展開するアニメ大作。世界中にファンがいる。avexのアニメ事業の代表作の一つ。
avexが主催する日本最大級の音楽フェス。2002年から続く夏の風物詩。avexアーティストが一堂に会す。
サッカー×育成をテーマにしたアニメ。エイベックス・ピクチャーズ作品で、スポーツ系アニメの成功事例。
ひよぺん対話
avexって浜崎あゆみのイメージが強いけど、今何の会社なの?
正確に言うと「音楽会社から総合エンタメ会社へ転換中」の会社。確かに90年代〜2000年代は浜崎あゆみ・DA PUMP・EXILE(当時)でJ-POPを牽引したレーベルだったけど、CDが売れなくなってビジネスモデルの転換を迫られている。今はアニメ(Re:ゼロ・アオアシ等)・ライブイベント・デジタルビジネスに力を入れていて、「avexの次の10年」を作ろうとしている段階。変革期だからこそ、「音楽+αで何かをやりたい人」には面白い環境でもあるよ。
赤字転落って聞いたけど、入社して大丈夫?
2025年3月期は営業損失18億円と赤字になったのは事実。ただ理由が重要で、「ライブ公演数の減少(大型公演が少なかった)」と「アニメ投資の先行コスト」が主因。本業が崩壊してるわけじゃない。2026年3月期は営業利益30億円の黒字回復を見込んでいて、アナリストもおおむね同意見。「倒産リスクがある」というより「事業転換のコストを先行投資している段階」と見るのが正しい。東証プライム上場企業で財務情報も公開されてるから、透明性は高いよ。
ソニーミュージックや電通と比べると規模が小さいよね?それでいい?
売上1,317億円はソニーミュージック(推定4,000億円)と比べると確かに小さい。でも小さい会社ほど若手の裁量が大きいという側面もある。avexで「担当レーベルのアーティストを育てる」「新しいアニメIPを立ち上げる」という仕事は、大企業よりも早い段階から任される可能性がある。「大きな組織の歯車より、変化の中で手を動かしたい」という人にはマッチする。ただし安定を最優先するなら、規模と財務基盤のある会社を選ぶ方が賢明かもしれない。