テルモの仕事内容

MR・R&D・品質保証——「命をつなぐ機器」を作り、届け、守る3つの仕事のリアル。

❤️ 心臓血管カンパニー カテーテル・ステント
神経血管治療
🏥 ホスピタルカンパニー 輸液・注射器
輸血管理・手術
🩸 ブラッド&セルテクノロジー 血小板採取・血液バッグ
細胞培養
👔 MR(医療機器営業) 病院・医師への
製品提案・サポート

主な職種

👔

MR(Medical Representative)

医師・看護師・病院スタッフに製品を提案・サポートする医療機器営業職。手術室での実演や院内勉強会の開催も担当。文系学生の主な採用職種。

求められること: 医療知識の習得、コミュニケーション力、プレッシャー耐性
勤務地: 全国の病院・クリニックを担当。単身赴任の可能性あり
やりがい: 「先生の手術が成功しました」という直接の感謝が得られる
🔬

R&D(研究開発・製品設計)

新製品の研究・設計・臨床評価を行う技術職。カテーテルの形状設計、材料開発、医療安全基準の対応などを担当。理系(機械・材料・医工・化学)が中心。

求められること: 医療工学・材料・生体力学の専門知識
配属先: 研究所(神奈川・山口)・海外R&Dセンター(米国・ベルギー)
やりがい: 自分が設計したカテーテルが世界中の患者さんを助ける
🏭

生産技術・品質保証

医療機器は厳格な品質基準(QMS・FDA・CEマーク)が求められる。製造ラインの設計、品質管理体制の構築、国内外の規制対応を担当。

求められること: 品質管理(QC/QA)・製造プロセス・法規制の知識
配属先: 国内工場(神奈川・山口・佐賀)・海外工場(米国・ベトナム・マレーシア)
特徴: FDA(米国)・CEマーク(欧州)の規制対応は高度な専門性が必要

プロジェクト事例で見る仕事のリアル

心臓血管(カテーテル) 開発期間5〜8年 / 国際臨床試験

新世代冠動脈カテーテルの開発・承認取得

冠動脈(心臓の血管)の詰まりを治療するガイドワイヤー・バルーンカテーテルの新製品開発。FDA(米国)とPMDA(日本)の承認取得のために国際臨床試験を実施。世界中の心臓外科医からのフィードバックを製品に反映。

👤 若手の関わり方 入社3〜5年目のエンジニアが製品形状の設計・試験評価を担当。「医師が使いやすいカテーテルとは何か」を臨床現場と議論
MR・グローバル営業 担当病院10〜20施設 / 年間数千万円

大学病院でのカテーテル採用獲得

大学病院の心臓外科・循環器内科医師へのアプローチ。競合製品(メドトロニック・ボストンサイエンティフィック)との比較評価に勝ち、テルモ製カテーテルを手術標準品として採用させる。院内勉強会・学会出展での情報提供も担当。

👤 若手の関わり方 入社2〜3年目のMRが担当病院のメイン窓口として医師・購買部門と折衝。手術室に入って医師をサポートすることも
ホスピタル・グローバル 新興国展開 / 数十億円規模

アジア・アフリカへの輸液システム展開

新興国の病院向けに低コスト輸液バッグ・注射システムを現地生産・販売するプロジェクト。現地病院の実態(電源・冷蔵設備の有無)に合わせた製品設計が必要。国際機関(WHO・UNICEF)との連携も。

👤 若手の関わり方 現地法人スタッフとの協働で製品ローカライズ・規制対応・販売網構築を担当。英語必須
細胞治療・再生医療 長期研究 / 国家プロジェクト参画

iPS細胞由来の心筋細胞シートの治療開発

BCT(ブラッド&セル)事業が再生医療分野に参入。iPS細胞から心筋細胞を大量培養する技術の確立を目指す。阪大等の研究機関との共同開発で、細胞治療の「培養器・保存袋」を提供するテルモの役割。

👤 若手の関わり方 入社後3〜5年目から細胞培養の装置設計・安全評価に参画。医工学の先端分野

事業領域マップ

❤️

心臓血管カンパニー(TCV)

心臓外科医・循環器内科医・世界160カ国の病院

冠動脈インターベンション(PCI): バルーンカテーテル・ステント。心臓の詰まった血管を広げる治療に使用
末梢血管: 手足の血管治療用カテーテル・ガイドワイヤー
神経血管: 脳血管治療(脳動脈瘤・脳梗塞)用カテーテル。テルモはグローバルトップ
血管内超音波(IVUS): 血管の内側を見るイメージングデバイス
電気生理(不整脈治療): 不整脈を治療するカテーテルアブレーション

売上構成
約50%(約5,100億円) 世界トップクラス
🏥

ホスピタルカンパニー(THP)

病院・クリニック・在宅医療

輸液製剤・輸液バッグ: 入院患者への点滴用バッグ。PVC-freeの環境配慮型も展開
注射器・採血管: 一般的な注射器。安全機能(針刺し事故防止)付き製品
輸血管理システム: 病院の輸血工程を管理するITシステム
手術関連製品: 手術用の流量ポンプ・チューブ類
在宅医療: 在宅での輸液・栄養管理製品

売上構成
約30%(約3,100億円)
🩸

ブラッド&セルテクノロジー(BCT)

血液センター・病院・再生医療機関

アフェレーシス(血小板採取): 献血血液から血小板だけを取り出す機械。血液センター向け
血液バッグ: 採血・保存・輸血用の血液バッグシステム
細胞培養システム: iPS細胞・幹細胞の大量培養装置。再生医療の基盤技術
骨髄処理: 骨髄移植用の骨髄液処理システム

売上構成
約20%(約2,100億円) 再生医療で成長期待

ひよぺん対話

ひよこ

MRって薬のMR(MR薬剤師)と違うの?

ペンギン

全然違う。整理すると——

薬のMR(医薬情報担当者): 製薬会社の営業。医師に「この薬を使ってください」と提案
テルモのMR(医療機器営業): 医師に「このカテーテル・この器具を使ってください」と提案。手術室に入って医師の治療を直接サポートすることも

テルモのMRが特殊なのは——
手術室(オペ室)に入れる: カテーテルを使う手術に立ち会って医師をサポート。「この器具の使い方こうです」「別のサイズはいかがですか?」という対応
命に直接関わる: 心臓手術で使う器具を扱うので責任が重大。でも患者さんが助かったときの感謝は格別
深い医療知識が必要: 心臓の解剖・手術手技・競合製品の特性まで覚える。「勉強量が多い」のがMRの共通認識

ひよこ

テルモで理系はどんな仕事するの?

ペンギン

理系の仕事は大きく3つ——

1. R&D(研究開発): カテーテルの設計・材料開発・生体試験。医工学・機械・材料・化学系。自分が作ったデバイスが世界中の手術で使われる

2. 品質保証・薬事規制: 医療機器はFDA(米国)、CE(欧州)、PMDA(日本)の承認が必要。「この製品は安全です」を証明する仕事。法規制の知識が必要で、転職市場でも希少価値が高い

3. 生産技術: 工場での製造ラインの設計・改善。カテーテルは极めて精密なため、製造工程の管理が重要

技術系は海外R&Dセンター(米国・ベルギー)への派遣も。グローバルで医療機器を開発したい理系学生には最高の環境。

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