3分でわかる高島屋

バラの包装紙でおなじみ、創業194年の老舗百貨店。インバウンド特需とSC事業で17年ぶり売上1兆円を突破。

1兆327億円 総額営業収益(FY2024)
575億円 営業利益(過去最高)
創業1831年 194年の歴史

百貨店業界2位 × SC事業が安定収益 × 海外展開でアジアへ

百貨店大手4社の位置づけ

🏬
三越伊勢丹HD
新宿伊勢丹4,212億円<br/>百貨店売上1位
売上高5,555億円
ここ!
🏬
高島屋
日本橋・新宿・横浜・大阪<br/>SC事業も強い
総額営業収益1兆327億円
🏬
J.フロント リテイリング
大丸・松坂屋<br/>PARCO運営
売上高4,360億円
🏬
H2Oリテイリング
阪急・阪神百貨店<br/>阪急うめだ本店3,653億円
売上高3,990億円

百貨店業界は三越伊勢丹HD・高島屋・J.フロント リテイリング(大丸松坂屋)・H2Oリテイリング(阪急阪神)の4大グループ体制。高島屋は百貨店+SC事業の二刀流で総額営業収益1兆円超え。

3つのキーワードで理解する

1

創業194年の老舗——天保2年から続く「信用」のブランド

1831年(天保2年)に京都で古着・木綿商として創業。約200年の歴史を持つ日本を代表する百貨店。「いつも、人から。」のスローガンのもと、接客の質と信頼で勝負する。バラの包装紙(ローズ柄)は百貨店の象徴。

2

17年ぶり売上1兆円突破——インバウンドと富裕層が牽引

2025年2月期の総額営業収益は1兆327億円(17年ぶりの1兆円超え)、営業利益575億円は過去最高。免税売上高1,160億円(前期687億円から70%増)が示すように、インバウンド特需と国内富裕層消費が業績を押し上げた。

3

SC事業という第2の柱——百貨店だけじゃない収益構造

玉川高島屋S・C、流山おおたかの森S・C、タカシマヤ ゲートタワーモール——ショッピングセンター(SC)事業が安定した不動産収入を生む。百貨店の売上が景気に左右される中、テナント賃料という安定収益が高島屋の強み。三越伊勢丹にはない事業ポートフォリオ。

身近な接点 — 高島屋に触れている瞬間

🛍️ お歳暮・お中元

百貨店の贈答文化を象徴するサービス。「高島屋の包装紙」が信頼の証

🌹 バラの包装紙

1952年から使われる「ローズ柄」は日本人なら誰もが知る百貨店のアイコン

🏙️ 日本橋・新宿の街並み

高島屋の建物自体が街のランドマーク。日本橋店は重要文化財にも指定

🛒 玉川高島屋S・C

二子玉川の象徴的なショッピングセンター。百貨店とSCの融合モデル

ひよぺん対話

ひよこ

百貨店って衰退産業じゃないの?いまさら就職してる場合?

ペンギン

正直、業界全体で見れば衰退は事実。ピーク時(1991年)の売上約9.7兆円から、2023年は約5.4兆円まで縮小した。店舗数も半減している。

でも高島屋は——

・2025年2月期に17年ぶり売上1兆円突破・過去最高益
・免税売上1,160億円(インバウンド特需)
・SC事業で百貨店に依存しない収益を確保

「百貨店は沈む船」なのではなく、「沈む船もあれば、浮上する船もある」が正しい。高島屋は浮上組。ただしインバウンドが減速したら?というリスクは常にある。

ひよこ

高島屋で働くって、売り場に立ってブランド品を売るの?

ペンギン

それは半分正解で半分違う。確かに売り場に立つことはあるけど、高島屋の総合職の仕事はもっと幅広い——

バイヤー: 世界中のブランドや産地を回り、「何を仕入れて売るか」を決める。目利きの力
催事企画: 「大北海道展」のような催事の企画・運営。集客の花形
外商: 富裕層のお客様への個別提案。1人で年間数億円の売上を任される
SC事業: ショッピングセンターのテナント誘致、施設運営
海外事業: シンガポール、ベトナム、中国の百貨店運営
経営企画・DX: 全社戦略、デジタル施策

「販売員」のイメージだけで終わるのはもったいない。

ひよこ

三越伊勢丹と高島屋、どっちが上なの?

ペンギン

比較の軸で変わる——

百貨店の売上高: 三越伊勢丹HD(5,555億円)が1位。高島屋は総額営業収益1兆327億円だが、これはSC事業等を含む
旗艦店の強さ: 伊勢丹新宿本店(4,212億円)が圧倒的。高島屋新宿店は約1,000億円
SC事業: 高島屋が大きくリード。三越伊勢丹にはSC事業がほぼない
海外展開: 高島屋(シンガポール・ベトナム・中国)が先行

一言で言うと、「1店舗の爆発力」なら三越伊勢丹、「事業の多角化」なら高島屋。面接では「なぜ三越伊勢丹ではなく高島屋か」を明確にしておこう。

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