数字で見る高島屋
ESや面接で使える数字を完全整理。17年ぶり売上1兆円突破の「中身」を読み解く。
知っておきたい数字
セグメント別利益構成
営業利益の約65%——国内百貨店の売上・利益の中核
営業利益の約25%——テナント賃料のストック型収益
営業利益の約10%——タカシマヤカード、海外百貨店
業績推移(直近3期)
| FY2022 | FY2023 | FY2024 | |
|---|---|---|---|
| 総額営業収益 | 8,722億円 | 9,508億円 | 1兆327億円 |
| 営業利益 | 323億円 | 459億円 | 575億円 |
| 営業利益率 | 3.7% | 4.8% | 5.6% |
給与・待遇
| 平均年収 | 約678万円(平均年齢約44歳) |
| 初任給(総合職・大卒) | 月額230,000円 |
| 賞与 | 年2回 |
| 勤務体制 | シフト制(百貨店勤務時は土日出勤あり) |
| 年間休日 | 約120日 |
採用データ
| 新卒採用数 | 約27人(男性14 / 女性13) |
| 募集対象 | 総合職 |
| 選考プロセス | ES → 適性検査 → 面接(複数回) |
| 初期配属 | 売場(百貨店事業) |
百貨店4社比較
| 高島屋 | 三越伊勢丹HD | J.フロント | H2Oリテイリング | |
|---|---|---|---|---|
| 営業収益 | 1兆327億円 | 5,555億円 | 4,360億円 | 3,990億円 |
| 営業利益 | 575億円 | 763億円 | 約400億円 | 約260億円 |
| 平均年収 | 約678万円 | 約710万円 | 約680万円 | 約650万円 |
| 旗艦店 | 日本橋・新宿 | 新宿伊勢丹 | 大丸心斎橋 | 阪急うめだ |
| SC事業 | あり(強い) | ほぼなし | PARCO | イズミヤ等 |
| 海外展開 | 3カ国 | 限定的 | 限定的 | なし |
ひよぺん対話
年収678万円って小売業としてはどのくらい?
百貨店4社で比較すると——
・三越伊勢丹HD: 約710万円(HD本体・少数精鋭のため高め)
・高島屋: 約678万円
・J.フロント リテイリング: 約680万円
・H2Oリテイリング: 約650万円
百貨店業界では上位の水準。ただし商社(伊藤忠1,730万円)や金融(三菱UFJ800万円台)と比べると差がある。
百貨店は「やりがい×安定性」で選ぶ業界。年収だけで選ぶなら他の業界のほうがいいというのが正直なところ。
総額営業収益1兆円ってピンとこないんだけど...
身近なもので比較してみよう——
・ユニクロ(国内)の売上が約9,300億円。高島屋はユニクロより大きい
・ZOZOの売上が約2,200億円。高島屋はZOZOの約4.7倍
・日本橋店の1日の売上は約5億円。朝から晩まで毎日5億円が動く
・免税売上1,160億円は、高島屋全体の売上の約11%。訪日客がいかに大きいか分かる
ちなみに百貨店が一番儲かったバブル期(1991年)には、業界全体で約9.7兆円の売上があった。今は約5.4兆円。半分近く縮小した中で、高島屋は数少ない「成長組」だよ。
新卒27人ってめちゃくちゃ少なくない?
少ないのは事実。百貨店の新卒採用は全体的に絞っている。
理由は——
・売場の販売スタッフの多くは派遣・契約社員やブランドの販売員。正社員が全員を賄う必要がない
・少数精鋭で将来の幹部候補を採用する方針
・SC事業や経営企画など高度な仕事を任せる前提の採用
採用人数が少ない分、1人あたりの育成投資は厚い。逆に言えば入社すれば早い段階から責任ある仕事を任される。「マス採用されて配属ガチャ」みたいなことはなく、一人ひとりのキャリアを丁寧に見てくれる環境だよ。