3分でわかる双日

日本唯一の航空機ビジネスを中核に持つ総合商社——規模より深さで勝負する「準大手商社」

約2.5兆円 売上収益(2025年3月期)
1,106億円 純利益(前年比+9.8%)
約2.5万人 連結従業員数

ニチメン×日商岩井が合併して生まれた総合商社(2004年設立)

双日の3つのキーワード

1

6番手商社の「現実」と「強み」

総合商社は三菱・三井・伊藤忠・住友・丸紅の「5大商社」と、双日・豊田通商という「準大手」の2層に分かれる。売上2.5兆円は5大商社と比べると規模が小さいが、その分「一人ひとりの裁量が大きく、早い段階から重要な仕事を任される」というメリットがある。

2

日本の商社で唯一「航空機ビジネス」を中核に持つ

双日の最大の個性は航空機ビジネス。旅客機の売買・リース・メンテナンスという、他の商社が「重要な事業のひとつ」として扱うレベルを超えた「双日の最強事業」として育てている。コロナ禍の打撃からも回復し、今後も航空需要の成長を追い風にできる。

3

ニチメンと日商岩井の合併で生まれた「アジアに強い商社」

双日は2004年にニチメン(繊維・機械中心)と日商岩井(資源・化学中心)が合併して生まれた。両社のアジアネットワークを統合し、インド・ベトナム・インドネシアなどアジア新興国での事業開発が強み。5大商社が手を出しにくい新興国のニッチ市場に入り込む戦略を持つ。

主要事業セグメント

最強事業
✈️
航空・社会インフラ
航空機の売買・リース・エンジン。空港・道路・電力インフラ開発
純利益の最大貢献セグメント
エネルギー・ヘルスケア
石炭・LNG・電力。医薬品原料・後発医薬品の調達・販売
安定収益基盤
⛏️
金属・資源・リサイクル
鉄鋼原料・非鉄金属・都市鉱山リサイクル
資源サイクル
🌾
消費流通・アグリ
食品・農業のグローバルサプライチェーン。アジア消費市場
成長分野

双日は航空・インフラ、エネルギー、金属・資源、消費流通という4つのセグメントで構成。特に航空機事業は他の総合商社と差別化する中核事業。アジア新興国でのインフラ・消費需要の成長を事業機会として追っている。

ひよぺん対話

ひよこ

双日って三菱商事とか伊藤忠と比べてどうなの?同じ総合商社でしょ?

ペンギン

正直に言うと、規模では5大商社に及ばない。三菱商事は売上約22兆円、双日は約2.5兆円——10倍近い差がある。でも「だから双日は劣る」ということではなくて、「規模が小さい分、一人ひとりの仕事の幅が広い」というメリットがある。5大商社では若手のうちは大きなプロジェクトの一部しか担当できないが、双日では比較的早く自分が主役になれる。あとは航空機ビジネスという独自の強みがある。

ひよこ

なんで双日は「航空機」が強いの?

ペンギン

歴史的な経緯がある。前身の日商岩井が戦後まもなく航空機ビジネスに参入し、長年の取引関係を積み上げてきた。ANA・JALをはじめ国内航空会社との深いパイプ、欧米の航空機メーカー(ボーイング・エアバス)との関係——これを何十年もかけて築いてきた。今や商社の中で航空機事業の比率がトップ。他社が真似しようとしても、簡単には追いつけない強みになっている。

ひよこ

「6番手商社」ってどう答えればいいの?面接で絶対聞かれそう。

ペンギン

「6番手だから弱い」じゃなく、「6番手だから面白い」という視点で答えるといい。具体的には、①一人ひとりの裁量が大きく早期から主役になれる、②航空機ビジネスというユニークな強みがある、③アジア新興国という成長市場に深く入り込んでいる——この3点を自分なりの理由として語ると説得力が出る。「5大商社に落ちたから双日」では弱い。「双日だからできることがある」というストーリーを作ることが大事。

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