数字で見る松竹

約1,440人・売上840億円——歌舞伎独占興行と銀座不動産で支える老舗エンタメ企業の数字を完全整理。

知っておきたい数字

840億円
売上高(2025年2月期)
前年比約1.7%減・映像事業が苦戦
58億円
不動産セグメント利益
グループ利益の大半を占める安定収益源
約1,440人
単体従業員数
映画・演劇・不動産の総合エンタメ企業
約847万円
平均年収
エンタメ業界では標準的に高い水準
1895年
創業年
130年超の老舗企業(東証プライム上場)
100万人
歌舞伎座年間来場者(推計)
インバウンド客が増加傾向

事業セグメント別売上

映像事業 66%

約554億円——映画配給・製作・シネコン運営(利益は低水準で推移)

演劇事業 17%

約143億円——歌舞伎公演主催(歌舞伎座・南座等)

不動産事業 17%

約143億円——歌舞伎座タワー・銀座松竹スクエア(利益58億円・最高水準)

業績推移(直近3期)

2023年2月期2024年2月期2025年2月期
売上高約848億円約854億円約840億円
不動産セグメント利益約55億円約55億円58億円
経常損益黒字約16億円(通期)損失計上

給与・待遇

平均年収約847万円
初任給(総合職)月額約247,640円(2024年実績)
賞与年2回
本社東京・中央区築地
主な勤務地東京(歌舞伎座・築地)・大阪(松竹座)が中心

採用データ

新卒採用数約16人前後(2025年度実績)
離職率低い(同年度採用16人・離職0人の実績)
選考プロセスES → 適性検査 → 面接複数回
求められる人材エンタメへの情熱、コミュニケーション力、英語力(歌舞伎グローバル展開向け)

映画大手3社比較

東宝東映松竹
売上高3,132億円約1,600億円約840億円
営業利益率約20.6%約10%低水準(苦戦中)
平均年収約1,031万円約770万円約847万円
強みIPゴジラ・コナン・鬼滅仮面ライダー・ワンピース歌舞伎(独占)
不動産事業大規模(利益168億円)なし中規模(利益58億円)
上場市場東証プライム東証プライム東証プライム

ひよぺん対話

ひよこ

東宝は年収1,031万円なのに松竹は847万円。この差はなぜ?

ペンギン

東宝が異常に高いのが正確な表現。東宝は単体従業員が357人しかいないのに売上3,132億円——一人当たり売上が8.8億円という驚異的な数字。だから年収1,031万円が出せる。

松竹は約1,440人の従業員で売上840億円——一人当たり約5,800万円。これでも他業種と比べれば悪くない。

847万円はエンタメ業界では普通に良い水準。東映(約770万円)より高いし、TV局・新聞社と比べても遜色ない。東宝と比べるから低く見えるだけ。

ひよこ

映像事業が不振って言ってたけど、それって松竹は危ない会社なの?

ペンギン

「危ない」とまでは言わない。でも楽観もできない

2025年2月期は映像事業が苦戦して経常損失を計上した。ただし不動産事業(利益58億円)が下支えしているから、すぐ倒産するような状況ではない。

心配なのは——
・映像事業の赤字が続くと不動産収益で補えなくなる
・歌舞伎のグローバル展開・デジタル化が遅れると成長が止まる

就活生的な判断基準を言うと、「安定した大企業」というより「経営課題が明確で変革が必要な企業」という認識で入社するのが正直。それが嫌な人は東宝・フジテレビなどを選ぶべき。

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