働く環境とキャリアパス
フルコミッションという現実と、それでも稼げる人の特徴を正直に解説する。
キャリアステップ
1〜2年目
TAP期間(固定給あり)
- TAP(固定給制度):初月約30万円から段階的に減少
- 保険の基礎知識・販売手法・コンプライアンスの研修
- 先輩ライフプランナーの同行研修
- この期間で顧客基盤を作れるか否かで将来が決まる
3〜5年目
完全歩合制への移行(正念場)
- 固定給ゼロ、100%歩合制に移行
- 顧客からの紹介が増え始めると安定してくる
- FP資格・法人保険知識を深め単価向上を目指す
- ここを乗り越えられるか否かで「残る8割」か「去る2割」に分かれる(実態は逆転)
6〜10年目
顧客基盤の確立・高単価案件へ
- 既存顧客からの紹介でアポが安定的に入る状態に
- 法人保険・富裕層向け保険など高単価案件を増やす
- 年収1,000〜2,000万円水準に到達できる人も
- 認定資格(MDRT等)取得で社内外での信頼が高まる
10年目〜
エグゼクティブ・マネージャーへ
- シニアライフプランナーとして後輩の指導・育成も担当
- 3,000万円以上の年収も可能(ただし上位数%)
- 一部は本社スタッフ職・マネジメント職への転換も
- MRT(百万ドル円卓会議)認定者はグローバルで評価
研修・育成制度
TAP研修(2年間)
保険業法・商品知識・販売手法・コンプライアンスの集中研修。固定給が保証される代わりに厳しい研修が課される。
先輩ライフプランナー同行
先輩の顧客訪問・提案に同行して実際のセールストークを学ぶ。正解は一つではなく、先輩のスタイルを参考にしながら自分流を確立する。
FP・法人保険の専門研修
FP2・1級、法人税・相続税の知識など、ライフプランナーとしての専門性を高める外部研修・自己研鑽を会社が支援。
MDRT・表彰制度
世界的な保険業界表彰「MDRT(百万ドル円卓会議)」の認定制度。一定の成約実績を上げると認定され、社内外での評価が高まる。
向いている人・向いていない人
向いている人
- 自分の力で稼ぎたい強い意志がある人
- 人から信頼されやすい・人脈が広い人
- 自律的に動ける人(誰にも管理されたくない人)
- 長期的な顧客関係を大切にできる人
- 最初の苦労より将来の高収入を取れる人
- 金融・保険・税務への知的好奇心がある人
向いていない人
- 固定給・安定収入を必須とする人
- 友人・知人への営業に抵抗がある人
- チームで働くことが好きな人(基本単独行動)
- 数年で辞める覚悟がない人(3年が正念場)
- ノルマや競争環境が苦手な人
- 「就職」より「就業」感覚で働きたい人(社員でなく個人事業主に近い働き方)
ひよぺん対話
離職率の高さって本当にどのくらい?「3年以内に8割が辞める」って誇張?
正確な公式データは非公表だけど、離職率が高いのは事実として業界内では認識されている。「3年以内に8割」という数字は諸説あって、実際はもう少し良いかもしれないけど、大手生保の総合職(離職率3%程度)と比べると圧倒的に高いのは確か。フルコミッション制の性質上、売れない人は自然に去っていく仕組みになっている。「残った人は本当に稼いでいる」という側面もある。
新卒でライフプランナーに入るとして、3年で辞めた場合どんな会社に転職できるの?
これは就活生が知っておくべき重要な視点。プルデンシャル生命でライフプランナーを数年やった後、金融機関・保険代理店・FP事務所・税理士法人・会計事務所などへの転職事例が多い。「フルコミッションで数年生き残った営業力」はそれだけで評価される。最悪の場合でも「潰しが効く経験」になるという見方もできる。ただし「普通のホワイト企業」への転職は、ライフプランナー経験の評価が人事担当者によって変わる面もある。