3分でわかる大林組
東京スカイツリー、六本木ヒルズ、関西国際空港——日本のランドマークを建て続ける、関西発のスーパーゼネコン。
スーパーゼネコン売上2位 × 洋上風力EPC × 宇宙エレベーター構想
スーパーゼネコン5社 — 業界の頂点
スーパーゼネコン5社は売上1兆円超の総合建設会社。大林組は売上2位で、洋上風力発電のEPC事業とPPP(官民連携)事業でスーパーゼネコン随一のポジションを持つ。
3つのキーワードで理解する
スーパーゼネコン売上2位——東京スカイツリーを建てた会社
売上高2兆6,201億円はスーパーゼネコン5社で堂々の2位。東京スカイツリー、六本木ヒルズ、関西国際空港、京都駅ビル——誰もが知るランドマークの施工実績がズラリ。関西発のゼネコンとして130年以上の歴史を持つ。
洋上風力・再エネで業界をリード
スーパーゼネコンの中で再生可能エネルギー事業に最も積極的。秋田港・能代港の洋上風力発電所を商業運転開始し、自社建造のSEP船「柏鶴」で洋上風力EPC事業を推進。「建てる」だけでなく「電気もつくる」ゼネコン。
海外PPP・北米インフラで成長加速
北米ではMWH(水処理)・クレマー・ウェブコーを傘下に持ち、PPP(官民連携)事業で業界トップクラスの実績。東南アジア・オセアニアでもインフラ事業を拡大中。さらに2050年に宇宙エレベーター実現を目指す壮大なビジョンも。
身近な接点 — 大林組が建てた空間
世界一高い電波塔(634m)。大林組の技術力の象徴
東京のランドマーク。大林組が施工を担当
海上に浮かぶ空港。大林組の土木技術の結晶
秋田港・能代港で国内初の大規模商業運転。再エネの未来を建設
ひよぺん対話
大林組って関西の会社なの?東京のイメージが強いけど...
本社は大阪(大阪市港区)。1892年に大阪で創業した関西発のゼネコンだよ。でも東京本社(品川区)もあって、実質的には東西二本社体制。
面白いのは、関西発なのに東京のランドマークをバンバン建ててること——
・東京スカイツリー(634m)
・六本木ヒルズ
・虎ノ門ヒルズ
・表参道ヒルズ
もちろん関西でも——
・関西国際空港
・京都駅ビル
・あべのハルカス(近鉄本社ビル)
「関西の会社だけど東京でも圧倒的に強い」というのが大林組の立ち位置だよ。
スーパーゼネコンの中で、大林組ならではの特徴は?
一言で言うと「再エネとPPPに最も積極的なスーパーゼネコン」。
具体的には——
1. 洋上風力発電のEPC事業
自社で建造したSEP船「柏鶴(はっかく)」を持ち、洋上風力発電の設計・調達・建設を一貫で手がける。秋田港・能代港の洋上風力発電所は国内初の大規模商業運転。
2. PPP(官民連携)事業
公共施設の建設・運営を民間が担うPPP/PFI事業で業界トップクラスの実績。海外でもPPP・コンセッション事業を拡大中。
3. 宇宙エレベーター構想
2050年に宇宙エレベーターの実現を目指すというスーパーゼネコンで最もぶっ飛んだビジョンを持っている。
鹿島が「技術×海外」、大成が「ブランド×ランドマーク」なら、大林は「再エネ×PPP×未来構想」が差別化ポイントだよ。
宇宙エレベーターって本当にできるの?
正直に言うと、2050年に実現できる可能性は低い。カーボンナノチューブ(ケーブルの素材)の量産技術がまだ確立されていないから。
でも重要なのは「大林組が本気で研究している」という事実。2012年に構想を発表し、実際にTLP型浮体の実海域実験もやっている。
就活生にとっての意味は——
・「この会社は30年後の未来を真剣に考えている」と面接で語れる
・宇宙エレベーター研究で培った技術が、洋上風力やインフラ長寿命化に応用されている
・「建設業=古い」というイメージを覆す企業文化がある
実現するかどうかより、「こういう挑戦ができる会社」に魅力を感じるかどうかが大事。
文系でも大林組に入れるの?
入れる。毎年50人前後の事務系を採用しているよ。仕事は——
・営業: デベロッパーや官公庁への提案営業。数百億円規模のプロジェクトを受注する
・開発: PPP/PFI事業の企画、不動産開発。自治体との交渉も
・管理部門: 経理・法務・人事・IR。海外事業の契約は英語が必要
ただし新卒の約80%は技術系(施工管理・設計・研究)。文系の枠は限られるけど、「PPP事業の企画」「海外事業の管理」など文系ならではの活躍フィールドがある。
特にPPP/PFI事業は行政との折衝力が求められるので、法学部・経済学部出身者は強い。