3分でわかるニッスイ
スーパーの冷凍コーナー、サプリのDHA原料、ノルウェーの養殖サーモン——「食」と「健康」と「海」をつなぐ110年の水産大手
FY2025: 売上・営業利益ともに過去最高 × 4期連続最高益
4つの事業柱
水産(原料)→ 食品(加工)→ ファインケミカル(健康素材)→ 海外(グローバル展開)の4軸で構成。川上の漁獲・養殖から川下の消費者向け商品まで一貫して手がける垂直統合型の食品企業。
3つのキーワードで理解する
魚を捕って・加工して・届けるまでの一貫体制
ニッスイは漁船・養殖場を自社で持ち、加工工場で冷凍食品・練り製品を作り、スーパーや給食センターに届ける。「海から食卓まで」のバリューチェーンを一社でカバーする総合水産企業。スーパーの冷凍コーナーにある「シーパック」ブランドの商品を作っているのがニッスイ。
DHA/EPA=ヘルスケアの隠れた顔
「魚の会社」というイメージとは別に、ニッスイはDHA・EPA(オメガ3脂肪酸)の世界的な原料メーカーでもある。あなたが飲んでいるサプリのDHA/EPA、機能性食品のオメガ3は、ニッスイが製造した原料が入っているケースが多い。製薬会社・食品メーカーをB2B顧客とする、目立たないが大きなビジネス。
海外売上50%超のグローバル水産企業
売上高8,861億円のうち半分以上は海外。北米・欧州での魚介類加工販売に加え、ノルウェー・チリの養殖サーモン事業にも投資。「日本の水産会社」という印象に反して、グローバルな収益基盤を持つ国際企業。
身近な接点 — 実はここにもニッスイ
「シーパック」「海の幸シリーズ」の冷凍エビ・冷凍イカ・冷凍えびフライなど、スーパーの冷凍魚介コーナーでニッスイブランドを探してみて
市販や通販で売られているDHAサプリ・EPAサプリ。その原料魚油を製造しているのがニッスイのファインケミカル部門かもしれない
学校給食や社員食堂の焼き魚・フライ・煮魚。業務用冷凍魚介の大手として外食・給食業者への供給も担う
回転寿司チェーンが使うサーモン・マグロ・エビ等の仕入れ先として、水産商社機能も持つニッスイのグループが関わっているケースがある
ひよぺん対話
ニッスイって「魚を売る会社」ってイメージしかないんだけど、就活で人気なの?
そのイメージは半分正解で半分誤解。
・売上8,861億円で4期連続最高益(2025年3月期)
・海外売上が50%超あるグローバル企業
・DHA/EPA原料を世界に供給する隠れた世界プレイヤー
・1911年創業で110年超の歴史
食品メーカーとしての安定性+水産業界特有のグローバル感+「魚と健康」という社会的テーマ——この組み合わせが刺さる就活生に人気。ただし「魚が好き」「食に関わりたい」という動機をしっかり語れないと面接は厳しい。
マルハニチロとどう違うの?どっちが大きいの?
水産大手2強として並ぶけど、若干の違いがある:
・ニッスイ: 売上約8,861億円、ファインケミカル(DHA/EPA)が独自強み、欧米養殖サーモン注力
・マルハニチロ: 売上約1兆円でやや大きい、缶詰(赤いやつ)が有名、国内水産シェアが高い
規模ではマルハニチロがやや上だけど、ニッスイはDHA/EPA事業という差別化軸があって、ヘルスケア需要を取り込む成長戦略が明確。「なぜニッスイか」の軸として使えるポイント。
文系でも就職できる?理系しかいない会社?
文系も普通に採用される。ニッスイの職種は大きく2つ:
・営業・マーケティング: スーパー・外食チェーン・給食会社への提案営業、新商品企画。文系が多い
・研究・生産技術・品質管理: 食品科学・水産科学・生化学の知識が必要。理系が中心
文系でも「食品」「食の安全」「グローバルビジネス」への熱意があれば普通に戦える。ただし食品・水産業界は倍率が高め(食に関わりたい層が集まるから)なので、ESと面接の準備は重要。