📊 数字で見るニッスイ
ESや面接で使える数字、給与・待遇の実態、水産大手3社の比較をまとめた。
知っておきたい主要数字(FY2025基準)
事業セグメント別売上構成(概算)
冷凍食品・練り製品・加工食品。スーパー・給食・外食向け。「シーパック」「海の幸シリーズ」等。
マグロ・サーモン・タコ・エビ等の漁獲・養殖・加工・流通。国内外の水産物調達。
北米・欧州・アジアでの魚介類加工・販売。養殖サーモン(欧州)含む(海外子会社分)。
DHA・EPA原料の製造・販売。小規模ながら高収益・高成長の戦略事業。
持ち株会社機能・グループ間取引調整等。
業績推移(直近3期)
日本基準採用。3月決算。
| 決算期 | FY2023(2023年3月期) | FY2024(2024年3月期) | FY2025(2025年3月期) |
| 売上高 | 約7,759億円 | 約8,313億円 | 約8,861億円(過去最高) |
| 営業利益 | 約219億円 | 約296億円 | 約317億円(過去最高) |
| 営業利益率 | 約2.8% | 約3.6% | 約3.6% |
| 当期純利益 | 約115億円 | 約188億円 | 過去最高(4期連続) |
※ 数値は有価証券報告書・IRリリースを参照した概算値。正確な数字はニッスイ公式IR情報を確認してください。
水産大手3社の業績比較
| 比較項目 | ニッスイ | マルハニチロ | 極洋(キョクヨー) |
| 売上高(直近) | 約8,861億円(FY2025) | 約1兆円超(FY2025) | 約3,900億円(直近期) |
| 営業利益率 | 約3.6%(最高益更新中) | 約2〜3%(変動あり) | 約1〜2%(水産の薄利構造) |
| 従業員数(連結) | 約1.4万人 | 約1.6万人 | 約2,600人 |
| 特徴的な事業 | DHA/EPAファインケミカル | 缶詰(赤いやつ)・国内水産 | 業務用冷凍食品・エビ |
| 海外展開 | 50%超(欧米・アジア) | 海外展開あり(比率は低め) | 海外展開は限定的 |
| 上場 | 東証プライム(1332) | 東証プライム(1334) | 東証プライム(1301) |
給与・待遇(公開情報ベース)
| 平均年収(目安) | 約620〜650万円(有価証券報告書ベース・平均年齢40〜42歳前後) |
| 初任給(大卒) | 月22〜24万円程度(勤務地・職種による差あり) |
| 初任給(修士了) | 月24〜26万円程度 |
| 賞与 | 年2回(6月・12月)+業績連動 |
| 年収イメージ | 25歳: 約380〜430万 / 30歳: 約480〜540万 / 管理職: 650万〜 |
| 福利厚生 | 社宅・住宅補助、各種社会保険、育休・産休、持株会、財形貯蓄 |
| 残業時間(目安) | 月20〜35時間程度(部署・繁忙期による差あり) |
※ 給与情報は公開情報に基づく目安。実際の金額は職種・等級・勤務地・残業時間によって異なる。
採用データ(公開情報ベース)
| 新卒採用人数(目安) | 文理合わせて30〜60名程度(年度による変動あり) |
| 採用職種 | 営業・マーケティング(文系中心)、研究・品質管理・生産技術(理系中心) |
| 文理比率 | 文理ほぼ半々〜理系やや多め(職種による) |
| 採用大学 | 農学部・水産学部・食品科学系(理系)、経済・商・法(文系)。幅広く採用 |
| 選考フロー | ES → 適性検査 → 複数回面接(一部グループディスカッション) → 内定 |
| 就職難易度 | 食品メーカーの中で中程度〜やや高め。「食への熱量」が問われる |
※ 採用データは年度によって変動する。最新情報はニッスイ公式採用サイトで確認。
ひよぺん対話
年収ってどのくらい?食品メーカーで低くない?
ニッスイの有価証券報告書に基づく平均年収は約620〜650万円(平均年齢40〜42歳前後)。日本の平均(約460万円)よりは高いが、IT・金融・商社と比べると低め。
年収の実態イメージ:
・新卒1年目(大卒): 月22〜24万円程度(固定給)+賞与
・25歳: 約380〜430万円
・30歳: 約480〜540万円
・管理職(35歳〜): 650〜750万円超
食品業界全体の傾向として、安定しているが年収は高くない。一方で、社宅・住宅補助等の福利厚生で実質的な生活コストが下がるケースもある。「年収だけで会社を選ぶ」タイプには向かないが、食への熱量がある人には「やりがい」とのバランスが合いやすい。
4期連続最高益ってどのくらいすごいの?
FY2025(2025年3月期)のニッスイの実績:
・売上高: 8,861億円(前期比+6.6%・過去最高)
・営業利益: 317億円(前期比+7.1%・過去最高)
・当期純利益: 4期連続最高益更新
・営業利益率: 約3.6%
「4期連続最高益」の意味:単なる価格転嫁ではなく、高付加価値商品へのシフト・海外養殖サーモン事業の成長・ファインケミカルの拡大など、構造的に収益性が改善している証拠。
ただし営業利益率3.6%は食品業界の中でも「標準〜やや低め」。味の素(約12%)や森永乳業(約3〜4%)と比較しても、水産加工ビジネスの構造上、原材料コストが重くなりやすい。
採用ってどのくらい難しいの?文系でも受かる?
ニッスイの就職難易度は食品メーカーの中で「中程度〜やや高め」。
・競争率: 食品・飲料メーカーは人気が高く、大手は倍率が高い。ニッスイも例外ではない
・採用人数: 文系・理系合わせて概ね30〜60名程度(年度による変動大)
・文理比率: 営業・マーケティングは文系中心、研究・品質管理・生産技術は理系中心
注意点:
・「食への熱量」は必須。「なんとなく大手食品メーカー」で受けると面接で見抜かれる
・水産・食品業界の知識(最低限の業界理解)は絶対に調べておく
・「なぜ水産か」「なぜニッスイか」の答えを自分の言葉で語れることが差別化になる
残業とかWLBはどう?
ニッスイのWLBは食品メーカーの平均的なレベル:
・残業: 月20〜35時間程度(部署・繁忙期によって差あり)
・工場勤務・品質管理は繁忙期や交替制があり得る
・営業は年末年始・お盆前の食品需要期が忙しくなる
・有給取得は近年改善傾向(食品業界全体の取り組みとして)
激務ではないが「完全に余裕のある会社」でもない。IT業界と比べれば残業は少ないが、製造業・食品業界の現場感はある。転勤・産地勤務・海外赴任があることも含め、「ライフスタイル優先」の就活生には合わないケースも。