📊 数字で見るニッスイ

ESや面接で使える数字、給与・待遇の実態、水産大手3社の比較をまとめた。

知っておきたい主要数字(FY2025基準)

8,861億円
売上高(FY2025)
過去最高・前期比+6.6%
317億円
営業利益(FY2025)
過去最高・4期連続最高益
約3.6%
営業利益率
食品メーカー標準レベル
約1.4万人
連結従業員数
国内外のグループ全体
50%超
海外売上比率
北米・欧州・アジアに展開
1911年
創業年
110年超の水産大手

事業セグメント別売上構成(概算)

食品事業 約40% — 約3,540億円

冷凍食品・練り製品・加工食品。スーパー・給食・外食向け。「シーパック」「海の幸シリーズ」等。

水産事業 約35% — 約3,100億円

マグロ・サーモン・タコ・エビ等の漁獲・養殖・加工・流通。国内外の水産物調達。

海外事業 約12% — 約1,060億円

北米・欧州・アジアでの魚介類加工・販売。養殖サーモン(欧州)含む(海外子会社分)。

ファインケミカル事業 約5% — 約440億円

DHA・EPA原料の製造・販売。小規模ながら高収益・高成長の戦略事業。

その他・調整 約8%

持ち株会社機能・グループ間取引調整等。

業績推移(直近3期)

日本基準採用。3月決算。

決算期 FY2023(2023年3月期) FY2024(2024年3月期) FY2025(2025年3月期)
売上高 約7,759億円 約8,313億円 約8,861億円(過去最高)
営業利益 約219億円 約296億円 約317億円(過去最高)
営業利益率 約2.8% 約3.6% 約3.6%
当期純利益 約115億円 約188億円 過去最高(4期連続)

※ 数値は有価証券報告書・IRリリースを参照した概算値。正確な数字はニッスイ公式IR情報を確認してください。

水産大手3社の業績比較

比較項目 ニッスイ マルハニチロ 極洋(キョクヨー)
売上高(直近) 約8,861億円(FY2025) 約1兆円超(FY2025) 約3,900億円(直近期)
営業利益率 約3.6%(最高益更新中) 約2〜3%(変動あり) 約1〜2%(水産の薄利構造)
従業員数(連結) 約1.4万人 約1.6万人 約2,600人
特徴的な事業 DHA/EPAファインケミカル 缶詰(赤いやつ)・国内水産 業務用冷凍食品・エビ
海外展開 50%超(欧米・アジア) 海外展開あり(比率は低め) 海外展開は限定的
上場 東証プライム(1332) 東証プライム(1334) 東証プライム(1301)

給与・待遇(公開情報ベース)

平均年収(目安)約620〜650万円(有価証券報告書ベース・平均年齢40〜42歳前後)
初任給(大卒)月22〜24万円程度(勤務地・職種による差あり)
初任給(修士了)月24〜26万円程度
賞与年2回(6月・12月)+業績連動
年収イメージ25歳: 約380〜430万 / 30歳: 約480〜540万 / 管理職: 650万〜
福利厚生社宅・住宅補助、各種社会保険、育休・産休、持株会、財形貯蓄
残業時間(目安)月20〜35時間程度(部署・繁忙期による差あり)

※ 給与情報は公開情報に基づく目安。実際の金額は職種・等級・勤務地・残業時間によって異なる。

採用データ(公開情報ベース)

新卒採用人数(目安)文理合わせて30〜60名程度(年度による変動あり)
採用職種営業・マーケティング(文系中心)、研究・品質管理・生産技術(理系中心)
文理比率文理ほぼ半々〜理系やや多め(職種による)
採用大学農学部・水産学部・食品科学系(理系)、経済・商・法(文系)。幅広く採用
選考フローES → 適性検査 → 複数回面接(一部グループディスカッション) → 内定
就職難易度食品メーカーの中で中程度〜やや高め。「食への熱量」が問われる

※ 採用データは年度によって変動する。最新情報はニッスイ公式採用サイトで確認。

ひよぺん対話

ひよこ

年収ってどのくらい?食品メーカーで低くない?

ペンギン

ニッスイの有価証券報告書に基づく平均年収は約620〜650万円(平均年齢40〜42歳前後)。日本の平均(約460万円)よりは高いが、IT・金融・商社と比べると低め。

年収の実態イメージ:
新卒1年目(大卒): 月22〜24万円程度(固定給)+賞与
25歳: 約380〜430万円
30歳: 約480〜540万円
管理職(35歳〜): 650〜750万円超

食品業界全体の傾向として、安定しているが年収は高くない。一方で、社宅・住宅補助等の福利厚生で実質的な生活コストが下がるケースもある。「年収だけで会社を選ぶ」タイプには向かないが、食への熱量がある人には「やりがい」とのバランスが合いやすい。

ひよこ

4期連続最高益ってどのくらいすごいの?

ペンギン

FY2025(2025年3月期)のニッスイの実績:
売上高: 8,861億円(前期比+6.6%・過去最高)
営業利益: 317億円(前期比+7.1%・過去最高)
当期純利益: 4期連続最高益更新
営業利益率: 約3.6%

「4期連続最高益」の意味:単なる価格転嫁ではなく、高付加価値商品へのシフト・海外養殖サーモン事業の成長・ファインケミカルの拡大など、構造的に収益性が改善している証拠。

ただし営業利益率3.6%は食品業界の中でも「標準〜やや低め」。味の素(約12%)や森永乳業(約3〜4%)と比較しても、水産加工ビジネスの構造上、原材料コストが重くなりやすい。

ひよこ

採用ってどのくらい難しいの?文系でも受かる?

ペンギン

ニッスイの就職難易度は食品メーカーの中で「中程度〜やや高め」

競争率: 食品・飲料メーカーは人気が高く、大手は倍率が高い。ニッスイも例外ではない
採用人数: 文系・理系合わせて概ね30〜60名程度(年度による変動大)
文理比率: 営業・マーケティングは文系中心、研究・品質管理・生産技術は理系中心

注意点:
「食への熱量」は必須。「なんとなく大手食品メーカー」で受けると面接で見抜かれる
・水産・食品業界の知識(最低限の業界理解)は絶対に調べておく
「なぜ水産か」「なぜニッスイか」の答えを自分の言葉で語れることが差別化になる

ひよこ

残業とかWLBはどう?

ペンギン

ニッスイのWLBは食品メーカーの平均的なレベル:

残業: 月20〜35時間程度(部署・繁忙期によって差あり)
・工場勤務・品質管理は繁忙期や交替制があり得る
・営業は年末年始・お盆前の食品需要期が忙しくなる
・有給取得は近年改善傾向(食品業界全体の取り組みとして)

激務ではないが「完全に余裕のある会社」でもない。IT業界と比べれば残業は少ないが、製造業・食品業界の現場感はある。転勤・産地勤務・海外赴任があることも含め、「ライフスタイル優先」の就活生には合わないケースも。