3分でわかるレーザーテック
EUVマスク検査装置で世界唯一。1,200人で売上2,500億円の究極の少数精鋭
EUVマスクブランクス検査装置 世界シェア100%
3つのキーワードで理解する
EUVマスク検査で「世界唯一」
最先端半導体を作るにはEUV(極端紫外線)露光が必要。そのマスク(回路の原版)に欠陥がないか検査する装置を作れるのは世界でレーザーテックだけ。TSMC・Samsung・Intelなど先端ファブは全社がレーザーテックの顧客。「独占」ではなく「他に作れる会社がない」という意味での世界唯一。
1,200人で売上2,500億円——究極の少数精鋭
連結従業員数わずか1,163人。1人あたり売上高は2億円超で日本企業トップクラス。キーエンス(1人あたり8,100万円)やソニー(1人あたり1,300万円)と比べても突出している。少数精鋭だからこそ平均年収1,680万円を実現できる。
半導体の「品質管理の最後の砦」
半導体は1つの欠陥がチップ全体をダメにする。マスクの欠陥は同じマスクで作るチップ全部に影響するから、マスク検査は製造プロセスで最も重要な品質管理工程の一つ。レーザーテックは「半導体品質の門番」ともいえる存在。
ひよぺん対話
レーザーテックって名前からして…レーザーの会社?
半分正解。レーザー技術を使った半導体マスク検査装置の会社だよ。半導体チップは「マスク」という回路の原版を使って作るんだけど、そのマスクにナノメートル(10億分の1メートル)レベルの欠陥がないか検査する装置を作っている。しかもEUV用マスク検査では世界で唯一の会社なんだ。
「世界唯一」って…競合がいないの?すごくない?
すごいんだけど、理由がある。EUVマスクの検査は技術的難易度が異常に高い。13.5nmという極端に短い波長の光を扱いながら、数十ナノメートルの欠陥を見つけないといけない。KLA(米国の検査装置大手)ですら参入できていないレベル。レーザーテックは光学技術の蓄積が30年以上あって、その積み重ねが参入障壁になっている。
平均年収1,680万円はディスコより高い…従業員1,200人で大丈夫なの?
少ないからこそ大丈夫、ともいえる。営業利益率48.8%——売上の半分近くが利益で、しかも1,200人で分けるから1人あたりの取り分が大きい。ただし新卒採用は年間10〜20人程度で、入社のハードルは非常に高い。理系の中でも光学・物理・電子工学の専門知識が求められるよ。
文系は無理?
正直に言うとかなり厳しい。従業員の大半がエンジニアで、営業や管理部門も技術を理解している人が多い。文系採用があったとしてもごく少数。半導体装置業界で文系が入りやすいのはTEL(東京エレクトロン)やSCREEN。レーザーテックは理系でも狭き門だよ。
半導体不況になったらどうなるの?
レーザーテックのすごいところは景気に関係なく装置が必要な点。半導体を量産するかどうかはサイクル次第だけど、マスクの検査は開発段階から必要。新しいプロセスを開発するたびにマスクを作り、検査する。だから受注のタイミングはずれるけど、需要がなくなることはない。ただし2025年6月期は受注高が前期比で大幅減の見通しで、短期的な波はある。
勤務地は?
本社は横浜。開発・製造も横浜が中心で、都市型の半導体装置メーカーとしては珍しいタイプ。地方工場に飛ばされるリスクが低いのは魅力だね。ただし海外顧客への出張は多い——TSMC(台湾)やSamsung(韓国)のファブに行くことも。