📊 数字で見る講談社
非上場・11月決算。公開データは限定的だが、決算公告と口コミから講談社の実態を数字で読み解く。
知っておきたい数字
売上構成(概算)
電子書籍、マンガアプリ課金、アニメ・映画・ゲームの版権ライセンス。2020年に紙を逆転
雑誌・コミック単行本・書籍の紙版販売。減少トレンドだが依然として重要な収益源
広告収入、イベント等
給与・待遇
| 平均年収(口コミ) | 1,200〜1,300万円(OpenWork等。公式データなし) |
| 若手の実態 | 30歳前後で800〜1,000万円(口コミ) |
| 初任給 | 月額約27〜28万円(大卒・院卒) |
| 主な福利厚生 | 社宅、住宅手当、各種保険、海外研修制度 |
※ 非上場企業のため有価証券報告書がなく、公式の平均年収データは存在しない。上記は口コミサイトの情報であり、実態と異なる可能性がある。
採用データ
| 25卒実績 | 26名採用(応募者3,592人) |
| 採用方式 | 総合職一括採用(配属は入社後に決定) |
| 推定倍率 | 約130〜300倍 |
| 選考フロー | ES → 筆記試験 → 1次面接(オンライン) → 2次面接 → 3次面接 → 4次面接(社長+役員) |
業績推移(直近3期)
| 2023年11月期 | 2024年11月期 | 2025年11月期 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,720億円 | 1,711億円 | 1,692億円 |
| 営業利益 | 144億円 | 108億円 | 104億円 |
| 最終利益 | 114億円 | 93億円 | 111億円 |
※ 11月決算。売上高は微減傾向だが紙の減少をデジタル+版権の成長が補っている。営業利益の減少は原材料費の上昇が主因。最終利益は営業外収益の改善で2025年11月期は増益。
出版3社比較
| 講談社 | 集英社 | 小学館 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,692億円 | 2,097億円 | 1,088億円 |
| 看板雑誌 | マガジン | ジャンプ | サンデー |
| 従業員数 | 972人 | 約800人 | 約700人 |
| 平均年収(口コミ) | 1,200〜1,300万円 | 1,100〜1,200万円 | 1,000〜1,100万円 |
| 強み | IP戦略・版権成長 | ジャンプ・ONE PIECE | 児童・教育・コナン |
| 決算期 | 11月 | 5月 | 2月 |
ひよぺん対話
年収1,200万円以上って出版社ってそんなに稼げるの?
講談社は非上場なので公式の年収データはないけど、口コミベースでは平均年収1,200〜1,300万円。出版3社(講談社・集英社・小学館)はいずれも日本企業の中でトップクラスの年収水準。理由はシンプルで、972人という少数精鋭で1,692億円を稼ぐから。一人あたりの売上が約1.7億円で、その分の還元が大きい。初任給は月約27〜28万円で大企業としては普通だけど、30歳前後で800〜1,000万円、40代で1,200〜1,500万円と伸びが大きいのが特徴。
採用26名で倍率100倍以上って、どうすれば受かるの?
正直に言うと「確実に受かる方法」はない。3,500人以上の応募で26名だから、倍率は130倍以上。ただし傾向はある:
筆記試験: 一般教養に加え、作文・企画力を見る問題が出る。「100万部売れる本の企画書」のような課題も
面接: 4次面接まであり、最終は社長を含む役員5人。「コンテンツへの熱量」が圧倒的に重視される
求められる人材: 「好き」のレベルが桁違いな人。作品を「面白い」で終わらせず、「なぜ面白いか」を構造的に語れる人
落ちても気にしすぎないこと。倍率100倍超の世界では実力があっても落ちるのが普通だから。
11月決算って珍しくない?何か意味あるの?
日本の多くの企業は3月決算だけど、講談社は11月決算。これは歴史的な慣習で、出版業界特有のサイクルに合わせたもの。就活生にとっての実務的な影響は「決算数字の発表時期が他社とズレる」こと。ES作成時に最新の数字を使いたい場合、講談社の最新決算(2025年11月期)は翌年2月頃に発表される。面接で数字を使う場合はこの点に注意しよう。
集英社の方が売上大きいけど、講談社に勝ち目はあるの?
売上では集英社(2,097億円)が講談社(1,692億円)を上回っている。でも「勝ち負け」は売上だけでは決まらない。講談社はIP戦略の成長スピードで集英社を上回っている。特に版権収入の伸び率は講談社が3社中最高。集英社はONE PIECEという「超巨大IP」に支えられているけど、ONE PIECEが完結した後の柱を作れるかが課題。講談社は「分散型IP戦略」で、特定の作品に依存しない収益構造を構築中。「一発の大きさ」の集英社 vs 「多様性と安定性」の講談社——これが本質的な違いだよ。