3分でわかるキオクシア

スマートフォンのストレージ、PCのSSD、データセンター——
世界のデータを保存する「フラッシュメモリ」を作る会社。

約1.6兆円 売上高(FY2024)
約1万人 従業員数
世界2位 NANDフラッシュシェア

NAND世界2位 | 2024年東証プライム上場

NAND世界市場での立ち位置

🥇
サムスン(韓)
NAND世界1位。垂直統合の超大手
シェア約30%
ここ!
🥈
キオクシア
NAND世界2位。日本発のフラッシュメモリ専業
シェア約20%
🥉
SK Hynix(韓)
NAND世界3位。HBM(AI向けメモリ)で急成長
シェア約19%
4️⃣
マイクロン(米)
DRAM・NAND両方に強い米国大手
シェア約16%
5️⃣
WD(米)
HDD事業からNANDも展開。もとはキオクシアと共同運営
シェア約13%

世界のNANDフラッシュ市場は約5兆円(2024年)。AI需要でデータセンター向けが急拡大中。韓国サムスン・SK Hynixに対し、キオクシアは日本唯一の大手プレイヤー。

3つのキーワードで理解するキオクシア

1

「データを保存するチップ」専業の会社

キオクシアはNANDフラッシュメモリという「データを保存する半導体」を専門に作る会社。スマートフォンの中に入ってる記憶領域、PCのSSD、Googleのデータセンターに積まれたサーバーの保存装置——これらの「心臓部」を作っている。世界中のデジタルデータのかなりの割合がキオクシア製のメモリを通して保存されていると言っても過言じゃない。

2

東芝半導体が独立してできた会社

2018年に東芝のメモリ事業が分社化・社名変更して生まれた。「キオクシア」は「記憶(キオク)」と「価値(クシア:ギリシャ語)」を組み合わせた造語。2024年に東証プライムに上場(コード: 285A)。日本の半導体産業の中で、ルネサスと並ぶ主要プレイヤー。

3

AIブームで急加速する需要

ChatGPTなどのAIサービスが爆発的に普及し、膨大なデータを保存・処理するデータセンターの需要が急拡大。データセンターに必要なエンタープライズSSDはキオクシアの最重要成長市場で、売上の回復を牽引している。

ひよぺん対話

ひよこ

NANDフラッシュって言われてもピンとこない... 普段どこで見かけるの?

ペンギン

身近なもので言うと、スマホの容量(「128GB」とか「256GB」)を実現してるチップだよ。「ストレージ」とか「内部メモリ」って言われるものね。あと、PCのSSD(昔のハードディスクの代わりに使われる超高速ストレージ)もNANDフラッシュでできてる。もっと大きな話をすると、GoogleやAmazonのクラウドサーバーに積まれてる大容量ストレージにもNANDが使われてる。あなたが毎日使ってる「データを保存する」という機能の多くはNANDフラッシュメモリで動いてるんだよ。

ひよこ

キオクシアって東芝から生まれたって聞いたけど、今は東芝と関係があるの?

ペンギン

今は独立した会社で、東芝は株主の一部ではあるけど、事業は完全に別会社。2018年に分社化して、2024年に東証プライムに上場した。実は以前は「ウエスタンデジタル(WD)」と共同でNAND工場(四日市・北上)を運営してたんだけど、2024年に完全分離。今はキオクシアが完全に独立して経営してる。「旧東芝系」って言われることがあるけど、今は完全に独立したブランドだよ。

ひよこ

AIって言葉が出てきたけど、AIとNANDって関係あるの?

ペンギン

すごく関係ある!AIを動かすには大量のデータを保存する場所が必要で、それがNANDフラッシュメモリなんだ。ChatGPTのような大規模言語モデルの学習データ量は膨大で、それを保存するサーバー(データセンター)に大量のSSDが必要になる。AI利用が爆発的に増えるほど、データセンターの需要が増えて、NANDフラッシュの需要も増える。AIブームはキオクシアにとって「神風」みたいなもので、2023年〜2024年の業績回復を支えた要因の一つだよ。