キオクシアの仕事内容
NANDフラッシュメモリの研究・開発から製造・販売まで一貫して行う。エンジニアが中心だが、技術営業・マーケティング職も重要。
具体的なプロジェクト事例
次世代BiCS FLASH(200層超)の量産化技術開発
3次元NAND技術「BiCS FLASH」の記録層数を増やし、記録密度・コストを競合と比べて優位にするための量産技術開発。材料選定・プロセス最適化・評価を並行して進める。
Hyperscalerへのエンタープライズ SSD 採用提案
Google・Amazon・Microsoftなどの超大規模データセンター(Hyperscaler)向けに、自社のエンタープライズSSDを採用してもらうための技術提案・仕様適合活動。性能・信頼性・コストの3軸で競合と勝負する。
四日市・北上工場の歩留まり改善プロジェクト
NAND製造の「歩留まり(良品率)」を数%改善するだけで、億単位のコスト削減につながる。製造工程のデータを分析し、不良発生の原因を特定・改善するプロジェクト。
事業領域別の仕事
研究・開発
社内(製造部門・製品部門へ技術提供)- BiCS FLASH技術の世代進化(層数・記録密度向上)
- 新材料・新プロセスの探索・評価
- 将来製品のアーキテクチャ設計
- 特許出願・技術論文の作成
製造・プロセス技術
社内(安定した高品質・低コスト製造)- 四日市工場(三重)・北上工場(岩手)での量産製造
- 歩留まり管理・品質改善
- 設備メンテナンス・新設備立ち上げ
- 環境・安全管理
製品・営業・サポート
データセンター/PCメーカー/スマホメーカー- エンタープライズSSD(データセンター向け)の営業・技術提案
- コンシューマーSSD・UFS・SDカードの販売
- 国内外顧客へのアフターサービス・サポート
- マーケティング・製品企画
ひよぺん対話
NANDフラッシュって「製造する」イメージが強い。製造業って「ライン工」のイメージがあるんだけど、実際どう?
キオクシアの製造は「ライン工」ではなく「高度な技術職」だよ。NANDフラッシュの製造工程は数百もの超精密な工程からなっていて、それを管理・改善するのはエンジニアの仕事。製造現場(クリーンルーム)で働くのは技術職として装置を操作・管理する人たち。世界最先端の製造技術を日々改善する仕事で、研究開発との連携も密。半導体の「現場エンジニア」としての誇りが強い職場文化があるよ。
半導体って設備投資がすごいって聞くけど、採算は大丈夫なの?
半導体製造は「装置産業」って言われるくらい設備投資が重い。1つの工場を作るのに数千億円〜兆単位の投資が必要で、減価償却費が大きい。だからNAND価格が下がった時期(2022〜2023年)は赤字になることもある。ただ2024〜2025年にかけてAI需要でデータセンター向けNANDの価格・需要が回復してきてるから、業績は改善傾向。長期的には需要が右肩上がりの市場だから、短期の値動きに左右されずに長期目線で考えることが重要だよ。