3分でわかる近鉄エクスプレス
45カ国・300都市超——世界に荷物を届ける「物流の設計者」。日本発国際航空貨物2位のグローバル物流会社。
航空フォワーダー世界トップ10〜15位 × 日本発国際航空貨物2位 × 近鉄グループ完全子会社
国際物流フォワーダー業界のポジション
日本のフォワーダー大手は日通・KWE・郵船ロジの三強。KWEは日本発国際航空貨物で2位、世界のフォワーダーランキングで上位に位置する。
3つのキーワードで理解する
フォワーダーとは——「運ぶ手配をする会社」を理解する
フォワーダー(貨物利用運送事業者)は荷主と運送業者の間に立つ「物流の設計者・コーディネーター」。自分では飛行機も船も持たず、JAL・ANA・各国航空会社の空きスペースを買って荷主から集めた貨物を送る。通関手続きの代行、梱包・保管・配送まで一括でこなすのが強み。「旅行代理店が人の旅程を手配するように、貨物の旅程を手配するのがフォワーダー」と理解するとわかりやすい。
日本発国際航空貨物2位——「世界に荷物を届ける日本の仕事」
日本から海外へ送られる航空貨物(自動車部品・半導体・医薬品・ファッション等)の取扱量で近鉄エクスプレスは日本2位(日本通運に次ぐ)。45カ国・300都市超の拠点ネットワークを使って、日本企業の輸出入を24時間365日支えている。「日本のモノづくりを世界に届ける縁の下の力持ち」。
近鉄グループの国際物流中核——2022年に完全子会社化
2022年に近鉄グループホールディングスが完全子会社化したことで、近鉄グループとの連携が深まった。鉄道・不動産・ホテル・百貨店を持つ近鉄グループの物流機能として、グループシナジーが生まれつつある。一方で「近鉄電車とは全然違う仕事」であることに注意——近鉄エクスプレスは純粋な国際物流会社で、電車は走らせない。
身近な接点 — 近鉄エクスプレスが支える日常
Amazonなどの海外EC商品が日本に届く際、その航空輸送手配にKWEが関わっていることがある
ルイヴィトンやH&Mなど海外ブランドの商品が日本の店舗に届くまでの物流をKWEが手配している場合がある
日本の自動車メーカーが海外工場に送る部品の航空輸送。KWEは自動車産業向けフォワーダーとして実績がある
企業が社員を海外赴任させるときの「家財道具の輸送」はKWEの国際引越部門が手配するケースがある
ひよぺん対話
近鉄エクスプレスって近鉄電車とは関係ないの?
グループ的には関係あるが、仕事は全く別物。
・近鉄(近畿日本鉄道): 大阪〜奈良〜京都〜名古屋を走る電車を運営する鉄道会社
・近鉄エクスプレス(KWE): 国際航空貨物・海上貨物の輸送手配をする物流会社
両方とも近鉄グループホールディングス傘下の会社。グループの親会社は同じだが、電車の仕事と荷物の仕事は全く異なる。
近鉄エクスプレスを就職先として選ぶ場合——
「電車やインフラが好き」という理由では選ばない方がいい。「世界に荷物を届ける仕事」「グローバルな物流を設計する仕事」に興味があるかどうかが判断軸。
略称は「KWE(Kintetsu World Express)」。世界のビジネスパートナーには「KWE」で通っている。
フォワーダーって何?普通の運送会社(ヤマト・佐川)と何が違うの?
全然違う。整理しよう——
ヤマト・佐川(宅配業者):
・自分たちのトラック・飛行機を使って運ぶ
・主に個人・BtoCの小口荷物
・国内が中心
近鉄エクスプレス(フォワーダー):
・自分では運ばない。JALやANAなど航空会社の空きスペースを大量に買い付けて、荷主の貨物を詰め込む
・主に企業(BtoB)の大型・重量貨物
・海外(国際)が主戦場
・通関手配・保険・書類作成・梱包・現地での配送まで「ワンストップ」でこなす
たとえるなら——
ヤマトは「自前のバスを運転する会社」、KWEは「あちこちのバス・飛行機の席を予約して、お客さんの荷物の旅程を設計する旅行代理店」。
「物流の総合コーディネーター」と理解するのが最も近い。