3分でわかるキユーピー
冷蔵庫に必ずあるマヨネーズ、お肌のヒアルロン酸、病院食の栄養食——
たまごを丸ごと使い尽くす食品メーカーが、食卓から医療まで「食と健康」を支えている。
1919年創業 | 東証プライム上場 | 本社:東京・渋谷 | 2025年11月期決算
キユーピーの4事業ポートフォリオ
「マヨネーズの会社」というイメージとは違い、キユーピーは4つの異なる事業領域を持つ。それぞれが互いに「たまご・食」という素材で繋がっている。
市販用・業務用・海外・ファインケミカルの4事業が、「たまごを無駄にしない」という思想のもとで繋がっている。海外事業が最も高い成長率を示している。
3つのキーワードで理解する
マヨネーズだけじゃない——4事業の多角化メーカー
キユーピーと聞くとマヨネーズを思い浮かべるが、実際には市販用(家庭向け)・業務用(外食産業向け)・海外・ファインケミカル(ヒアルロン酸等)の4事業を展開するメーカー。しかも「たまごを余さず使う」という創業からの思想のもと、マヨネーズの製造過程で発生する卵黄・卵白を素材としてヒアルロン酸まで作る——食品と化学の両方を持つユニークな企業。売上5,134億円のうち海外事業が約19.5%を占め、グローバル展開も本格化している。
マヨネーズシェア約60%という圧倒的ブランド
国内のマヨネーズ市場でキユーピーは約60%のシェアを持ち、「マヨネーズ=キユーピー」という認識を日本の消費者に植え付けている。このブランド力は単なる市場シェア以上の意味を持っていて、スーパーの棚に必ず並ぶ「生活インフラ商品」になっている。競合(味の素・ヘルマン等)と比べてもダントツで、一度確立したトップブランドを維持し続けるための品質管理・マーケティングがキユーピーの強みの核心。
食品メーカーを超えて「食と健康」へ
ファインケミカル事業ではヒアルロン酸・レシチン等の機能性素材を医薬品・化粧品メーカーに販売しており、これはマヨネーズを作る過程で出る卵黄を素材として活用したビジネス。また高齢化社会に向けて介護食・医療食の開発にも力を入れている。「食べることで健康になる」「食の力で医療・介護を支える」というビジョンを持つ食品メーカー——これが「マヨネーズ屋さんなのに研究開発が面白い」という就活生の声に繋がっている。
ひよぺん対話
キユーピーって就活でどんな人気あるの?味の素や明治と比べてどう?
食品メーカーの中では人気があるよ。マヨネーズという圧倒的ブランド知名度があるので「会社名を言ったら誰でも知ってる」という安心感がある。味の素はグローバル・研究開発志向の人が集まりやすく、明治は乳製品・菓子のイメージが強い。キユーピーは「たまご・マヨネーズ・サラダ」という食卓に一番近い商品で、かつヒアルロン酸・海外事業という広がりがあるのが就活生の心をつかむ。給与水準はメーカー平均並み(平均年収約688万円)で突出して高くはないが、安定していて働きやすいという口コミが多い。総合職で入れば営業・研究・生産技術など幅広い職種の選択肢がある。
ヒアルロン酸って化粧品でよく見るけど、それもキユーピーが作ってるの?
そう。しかもキユーピーはヒアルロン酸の世界最大級のメーカーの一つ。マヨネーズを作るとき、たまごの「卵黄」と「卵白」を分けて使うんだけど、その卵黄から「レシチン」という乳化剤を取り出し、さらに発酵技術を使って「ヒアルロン酸」を製造する技術を持っている。つまりマヨネーズを1本作るついでに(厳密には違うけど)ヒアルロン酸の原料まで作っている。ヒアルロン酸は化粧品(保湿成分)・医薬品(関節炎治療薬の注射液)・サプリとして大きな市場があって、食品の枠を超えた高付加価値のビジネスになっている。面接で「キユーピーのファインケミカル事業に興味があります」と言えると、他の就活生との差別化になるよ。
「食品メーカーは転勤が多い」って聞いてたんだけど、キユーピーはどう?
総合職での転勤は一定程度あるのが現実。キユーピーは全国に工場・営業所があるため、総合職は数年ごとの転勤を経験することが多い。特に営業職は地方への転勤がある。ただし最近は「コース別採用」で転勤の範囲を選べる選択肢も出てきている——全国型総合職(転勤あり)とエリア型(転勤なし or 限定)の2パターンがある会社が増えている。キユーピーでも同様で、入社前に自分がどちらのコースを選ぶか考えておくことが重要。転勤を楽しめる人(新しい土地での仕事が好き)と、転勤を避けたい人では志望コースが異なるので、そこは事前に自分のライフスタイルを確認しておこう。