数字で見るキユーピー
「マヨネーズだけで5,000億円?」——実際は4事業の積み重ね。ESや面接で使える数字と、給与・採用データをまとめた。
知っておきたい数字
事業セグメント別売上構成
家庭向けマヨネーズ・ドレッシング・パスタソース。国内No.1ブランド。安定収益源。
外食産業・食品加工業向け。中食・惣菜市場の拡大で成長中。メニュー提案型営業。
中国・東南アジア・欧米。最高成長率のセグメント。アジアでのマヨネーズ普及が主テーマ。
ヒアルロン酸・レシチン等。高付加価値・高利益率。医薬品・化粧品向け機能性素材。
給与・待遇
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 平均年収 | 約688万円(日経調べ) |
| 初任給(総合職) | 月22.8万円(大学卒) |
| 賞与 | 年2回(業績連動) |
| 残業時間 | 月平均20〜30時間程度(口コミベース) |
| 有給取得率 | 取得しやすい環境との評価あり |
| 勤務地 | 全国(本社:東京・渋谷。工場・研究所:全国各地) |
| 転勤 | 総合職は原則あり(エリア総合職はなし) |
採用データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 採用人数(目安) | 年間60〜100名程度(総合職・技術系合計) |
| 採用職種 | 総合職(営業・企画)・技術系(研究開発・生産技術・品質管理) |
| 文理比率 | 技術系は理系(食品学・化学・生物系)中心。総合職は文理問わず |
| 修士採用 | 研究開発は修士・博士も積極採用 |
| インターン | 夏・冬インターンあり(技術系・事務系それぞれ) |
業績推移(直近3期)
| 指標 | FY2023 | FY2024 | FY2025 |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 約4,532億円 | 約4,839億円 | 5,134億円 |
| 親会社帰属純利益 | 約157億円 | 約214億円 | 305億円 |
| 売上増減率 | — | +6.8% | +6.1% |
| 純利益増減率 | — | +36.3% | +42.4% |
※ キユーピーの決算期は11月期。FY2025は2024年12月〜2025年11月期。売上・純利益ともに3期連続で成長中。
ひよぺん対話
売上5,000億円ってどのくらいの規模なの?食品メーカーの中でどのくらい?
食品メーカーの中では中上位クラス。日本の主要食品メーカーと比べると——味の素 約1.4兆円、キリンHD 約2兆円、サントリーHD(非上場)約4兆円——これらの大手より小さい。でも日清食品(約6,600億円)やカルビー(約2,600億円)よりは大きい。「5,000億円超えの売上は日本の食品業界でも上位に入る規模」で、それを1,381種類もの商品(マヨネーズ・ドレッシング等)で積み上げているのが特徴。グローバルで見ると、ハインツ(米)やユニリーバ(英)のような超大手に比べると小さいが、「アジアの調味料・サラダ市場」にフォーカスしたプレイヤーとしては有力なポジション。
純利益42.4%増って何があったの?急に良くなった?
FY2025(2024年12月〜2025年11月期)の純利益305億円・前年比42.4%増は、主に海外事業の好調と国内外の原材料コスト安定化が要因。キユーピーは原材料(大豆油・卵・酢等)の価格変動に収益が左右されやすい構造がある。2022〜2023年頃の原材料高・物価高のタイミングでコスト増を価格改定(値上げ)で対応し、その効果が2024〜2025年に出てきた形。また海外(特に中国・アジア)の販売拡大が増益に貢献した。「前年比急増は一時的な要因か構造的な改善か」を見極めることが財務分析の基本で、今回は「価格改定と海外成長という構造的改善」が主因なので持続性が高い。
初任給22.8万円って低くない?他のメーカーと比べて?
食品メーカーとしては標準的な水準だよ。比較すると——味の素 約24〜25万円、明治 約22〜24万円、日清食品 約24万円——大手食品メーカーは大体22〜25万円台が多い。キユーピーの22.8万円(月額)は「低い」とは言い切れない。IT企業(CA月42万円・メルカリ30万円超)と比べると大きく差があるのは事実だが、業界・職種が違えば初任給水準も違う。食品メーカーの給与体系は年功序列的な要素が残っているため、初任給は低く見えても40代以降に安定して高い水準になるカーブが多い。「入口の年収より、40代・50代での到達水準と仕事の満足感でキャリアを選ぶ」のが食品メーカー向きの思考法。