数字で見るキユーピー

「マヨネーズだけで5,000億円?」——実際は4事業の積み重ね。ESや面接で使える数字と、給与・採用データをまとめた。

知っておきたい数字

5,134億円
売上収益(FY2025)
前年比+6.1%の増収
305億円
親会社帰属純利益(FY2025)
前年比+42.4%の大幅増益
16,003名
グループ従業員数
前年比+3.6%(海外含む)
688万円
平均年収(日経調べ)
初任給 月22.8万円(総合職)

事業セグメント別売上構成

市販用事業 約36.9% — 約1,895億円

家庭向けマヨネーズ・ドレッシング・パスタソース。国内No.1ブランド。安定収益源。

業務用事業 約36.2% — 約1,858億円

外食産業・食品加工業向け。中食・惣菜市場の拡大で成長中。メニュー提案型営業。

海外事業 約19.5% — 約1,001億円

中国・東南アジア・欧米。最高成長率のセグメント。アジアでのマヨネーズ普及が主テーマ。

ファインケミカル他 約7.4% — 約380億円

ヒアルロン酸・レシチン等。高付加価値・高利益率。医薬品・化粧品向け機能性素材。

給与・待遇

項目内容
平均年収約688万円(日経調べ)
初任給(総合職)月22.8万円(大学卒)
賞与年2回(業績連動)
残業時間月平均20〜30時間程度(口コミベース)
有給取得率取得しやすい環境との評価あり
勤務地全国(本社:東京・渋谷。工場・研究所:全国各地)
転勤総合職は原則あり(エリア総合職はなし)

採用データ

項目内容
採用人数(目安)年間60〜100名程度(総合職・技術系合計)
採用職種総合職(営業・企画)・技術系(研究開発・生産技術・品質管理)
文理比率技術系は理系(食品学・化学・生物系)中心。総合職は文理問わず
修士採用研究開発は修士・博士も積極採用
インターン夏・冬インターンあり(技術系・事務系それぞれ)

業績推移(直近3期)

指標FY2023FY2024FY2025
売上収益約4,532億円約4,839億円5,134億円
親会社帰属純利益約157億円約214億円305億円
売上増減率+6.8%+6.1%
純利益増減率+36.3%+42.4%

※ キユーピーの決算期は11月期。FY2025は2024年12月〜2025年11月期。売上・純利益ともに3期連続で成長中。

ひよぺん対話

ひよこ

売上5,000億円ってどのくらいの規模なの?食品メーカーの中でどのくらい?

ペンギン

食品メーカーの中では中上位クラス。日本の主要食品メーカーと比べると——味の素 約1.4兆円、キリンHD 約2兆円、サントリーHD(非上場)約4兆円——これらの大手より小さい。でも日清食品(約6,600億円)やカルビー(約2,600億円)よりは大きい。「5,000億円超えの売上は日本の食品業界でも上位に入る規模」で、それを1,381種類もの商品(マヨネーズ・ドレッシング等)で積み上げているのが特徴。グローバルで見ると、ハインツ(米)やユニリーバ(英)のような超大手に比べると小さいが、「アジアの調味料・サラダ市場」にフォーカスしたプレイヤーとしては有力なポジション。

ひよこ

純利益42.4%増って何があったの?急に良くなった?

ペンギン

FY2025(2024年12月〜2025年11月期)の純利益305億円・前年比42.4%増は、主に海外事業の好調と国内外の原材料コスト安定化が要因。キユーピーは原材料(大豆油・卵・酢等)の価格変動に収益が左右されやすい構造がある。2022〜2023年頃の原材料高・物価高のタイミングでコスト増を価格改定(値上げ)で対応し、その効果が2024〜2025年に出てきた形。また海外(特に中国・アジア)の販売拡大が増益に貢献した。「前年比急増は一時的な要因か構造的な改善か」を見極めることが財務分析の基本で、今回は「価格改定と海外成長という構造的改善」が主因なので持続性が高い。

ひよこ

初任給22.8万円って低くない?他のメーカーと比べて?

ペンギン

食品メーカーとしては標準的な水準だよ。比較すると——味の素 約24〜25万円、明治 約22〜24万円、日清食品 約24万円——大手食品メーカーは大体22〜25万円台が多い。キユーピーの22.8万円(月額)は「低い」とは言い切れない。IT企業(CA月42万円・メルカリ30万円超)と比べると大きく差があるのは事実だが、業界・職種が違えば初任給水準も違う。食品メーカーの給与体系は年功序列的な要素が残っているため、初任給は低く見えても40代以降に安定して高い水準になるカーブが多い。「入口の年収より、40代・50代での到達水準と仕事の満足感でキャリアを選ぶ」のが食品メーカー向きの思考法。