亀田製菓の仕事内容を知る
柿の種を守り、ハッピーターンを育て、ライスクラッカーで世界を獲る。米菓専業メーカーの仕事の全貌。
プロジェクト事例で見る仕事
柿の種「ピーナッツ比率」リニューアルプロジェクト
2019年に柿の種のピーナッツ比率を消費者投票で決定する企画を実施し、大きな話題を呼んだ。このような「ファンを巻き込んだブランド体験の設計」がマーケターの主要業務。コンビニ限定フレーバー・コラボ商品・季節限定品の企画から、SNSキャンペーン、TV・デジタル広告まで「50年以上続くブランドを新鮮に保つ」仕掛けを考え続ける。
北米ホールフーズへのライスクラッカー新規提案
健康志向の高い北米消費者に向けて、グルテンフリー・低カロリーのライスクラッカーをホールフーズや自然食品スーパーに展開するプロジェクト。日本のブランドをそのまま輸出するのではなく、現地の食文化・ポーションサイズ・味の好みに合わせた現地化が必要。英語でのプレゼン・交渉が日常業務。
米菓製造ラインの品質安定化プロジェクト
米菓の製造は原料の米質・焼成温度・湿度によって品質が変動しやすい。AIカメラや温度センサーを使った「品質の見える化」と、製造条件の最適化が生産技術部門の主要テーマ。手焼きの職人的技術をデータで再現し、安定した品質の大量生産を実現する。
グルテンフリー米菓の新商品開発
米粉を原料とする米菓はグルテンフリー食品として認定・表示できる。欧米では「グルテン不耐性(セリアック病)」対応の需要が大きく、健康食品市場での米菓の位置づけを高める商品開発が急務。国内でも機能性表示食品の申請を進め、「ヘルシーな米菓」のカテゴリーを新たに確立する。
事業領域
国内米菓事業
スーパー・コンビニ・ドラッグストア・ビジネス向け(会議・ギフト)亀田製菓の収益の柱。柿の種・ハッピーターン・揚一番・ぽたぽた焼などの国民的ブランドを管理。国内米菓市場でNo.1のシェアを誇る。
主要業務はブランド管理(マーケター)・小売への営業・生産技術・品質管理。少数精鋭の会社なので、若手でも早くからブランドに関わる裁量がある。コンビニ向けの限定フレーバー・量販店向けの棚交渉なども営業の仕事。
海外事業
北米消費者(ホールフーズ等)・東南アジア消費者(タイ・インドネシア)亀田製菓の成長エンジン。北米(Kameda USA)・タイ・インドネシアに現地法人を持ち、海外でのライスクラッカーブランドを構築中。
北米では「グルテンフリーのヘルシースナック」として自然食品店・大手スーパーに展開。東南アジアでは現地の味覚に合わせた商品開発も行う。海外売上30%超を目標に積極投資中。
海外事業部に配属されると、英語でのビジネスが日常。現地法人への赴任機会もある。
健康・機能性食品事業
健康意識の高い消費者・グルテンフリー需要者・ドラッグストア「米=ヘルシー」という認知を活かした機能性食品・グルテンフリー対応米菓の育成事業。機能性表示食品の開発・申請、グルテンフリー認証の取得など、「食と健康」を繋ぐ新カテゴリーの確立が主目的。
まだ規模は小さいが、高齢化社会・健康志向の強まりを背景に長期的な成長が期待される。食品科学・栄養学系の知識が活かせる領域。
ひよぺん対話
少数精鋭の会社って仕事の裁量が大きいって聞くけど、本当?
本当に大きい。年間採用10〜20名の会社なので、入社3〜5年目には「柿の種のブランド担当アシスタント」に就けるようなことが起こりえる。大手食品メーカー(味の素150名・山崎製パン371名)と比べると、1人あたりが担う役割が大きい。
一方で、同期が少ないということは「横のつながり・ライバルとの切磋琢磨」が薄いという面もある。「大きな組織の中で競争しながら成長したい」タイプより、「少人数で密に仕事を深めたい」タイプに向いている。
海外事業部って入社後どのくらいで行けるの?
会社の規模から考えると、入社5〜8年目くらいが現実的なタイミング。まず国内事業で営業・マーケティングか生産技術の基礎を積んだ後、海外事業部への異動チャンスが出てくる。
亀田製菓の海外事業は「積極拡大中」の段階なので、若手でも英語力と意欲があれば早めにアサインされる可能性はある。海外志向なら選考中に「海外事業で働きたい」を明確に伝え、英語スキルを具体的にアピールすることが大事。「グルテンフリー×米菓のグローバル展開」というストーリーは面接で刺さりやすい。