3分でわかる亀田製菓
コンビニで必ず見かける柿の種、止まらないハッピーターン——
国内米菓No.1から、グルテンフリーで世界を獲る米菓のグローバルブランドへ
日本基準・3月期。海外売上が年々拡大中
事業ポートフォリオ
国内米菓事業が売上の約7割。海外事業(北米・東南アジア)が2〜3割まで拡大中。「日本の米文化をグローバルに」の戦略で、海外比率のさらなる向上を目指す。
3つのキーワードで理解する
「米を食べる文化」の守り手 — 国内米菓No.1の意味
亀田製菓は国内米菓市場でトップシェアを誇る。米菓(おかき・あられ・せんべい)は日本固有の菓子カテゴリーで、「柿の種」は1966年発売以来50年以上愛され続けるロングセラー。「ハッピーターン」も1975年発売で国民的ブランド。競合はおやつカンパニー(ベビースター)・岩塚製菓などだが、規模・ブランド力ともに亀田製菓がリードする。
海外で「ライスクラッカー」が評価されている意外な理由
米菓は欧米では「グルテンフリーのヘルシースナック」として注目される。小麦不使用・米原料というシンプルさが健康志向の消費者に刺さり、北米・欧州でライスクラッカーの需要が伸びている。亀田製菓は北米に現地法人(Kameda USA)を持ち、タイ・インドネシアにも展開。「日本の米文化を世界に輸出する」という戦略がここ数年で加速している。
「価値訴求転換」— 安くて大量から、質で選ばれる米菓へ
米菓は長年「安価な国民食」のポジションにあったが、原材料(うるち米・もち米)の高騰で低価格維持が難しくなってきた。亀田製菓は価格転嫁を進めながら「品質・健康・ブランドストーリー」でプレミアム化を図る戦略に転換。柿の種やハッピーターンの「定番品を守る」ことと、「新しい価値で選ばれる」ことを両立するブランド経営が今の課題。
身近な接点
柿の形のあられ+ピーナッツ。1966年発売の超ロングセラー。「ピーナッツの比率」で論争になるほどファンが多い
「ハッピーパウダー」のやみつき感が特徴のせんべい。1975年発売で50年の歴史
揚げせんべいカテゴリーの定番。サクサク食感と醤油味で人気
北米・東南アジアで展開中。グルテンフリーブームで欧米での認知度が急上昇中
ひよぺん対話
亀田製菓って売上1,033億円って食品メーカーとしてはかなり小さくない?
食品メーカー全体で見ると規模は小さい方。でも「米菓専業メーカー」として国内No.1というのが亀田製菓のポイント。カルビー(約2,800億円)は芋・とうもろこし系スナックが主力、グリコ(約3,600億円)はお菓子・食品全般と事業が広い。亀田製菓は「米菓という専門性で世界を目指す」戦略。規模より専門性と海外展開のポテンシャルで評価するのが正しい見方。
海外事業って具体的にどのくらい伸びてるの?
海外売上は年々増加しており、現在は売上全体の2〜3割まで拡大中。北米では「ライスクラッカーはグルテンフリーのヘルシースナック」として認知が広がり、大手スーパー(ホールフーズ等)にも並んでいる。タイ・インドネシアではアジア系スナックとして普及中。
「米菓のグローバルブランド」を目指す戦略で、海外売上30%以上を目標に掲げている。食品メーカーの就活で「グローバルに挑戦したい」という人には、亀田製菓の海外事業は面白いストーリーになりうる。
採用人数ってどのくらい?倍率は?
亀田製菓の新卒採用は年間10〜20名程度というかなり少数精鋭の採用。連結4,000人超の会社にしては採用が少ない。それだけ倍率は高いし、選考も丁寧に見られる。
少人数採用の良い面は「入社後の裁量が大きい」「早くから経営に近い仕事ができる」こと。新卒でも「柿の種のブランド担当」に比較的若いうちから近づける可能性がある。ただし「大量採用で同期が多い環境がいい」人には合わないかも。
本社が新潟ってこと知ってたんだけど、転勤は?東京で働ける?
本社は新潟市(亀田)だけど、東京に営業拠点・マーケティング機能がある。採用ページによると東京勤務のポジションも存在する。ただし新潟本社・工場への配属になる可能性は十分ある。
「新潟本社は嫌だ」という人には向かないが、「新潟でものづくりに関わりながら、東京や海外ともつながる仕事がしたい」という人には面白い選択肢。工場(新潟・その他)が本拠地の会社なので、製造・品質管理職は新潟中心と理解しておくといい。