3分でわかるカカクコム
「安いの、ここで見た」「食べログ4.0以上のお店を探す」——
あなたが日常的に使っているその比較サービスを作っている会社。
従業員1,381人で営業利益293億円、利益率37%の超高収益プラットフォーム。
1997年創業 | 東証プライム上場 | 「価格.com」「食べログ」「求人ボックス」運営
カカクコムって何をしている会社?
一言で言えば、「情報を比べて、納得して選ぶ」を支援するプラットフォーム企業。家電を買う前に価格.comで最安値を調べ、ランチの前に食べログで口コミを確認し、転職前に求人ボックスで求人を比べる——あなたが当たり前のようにやっているそのフローを「サービスとして成立させている」のがカカクコム。
ビジネスモデルは非常にシンプル。ユーザーが集まると、飲食店・小売店・企業が「ここに掲載したい」とお金を払う。掲載店・企業が増えるとさらにユーザーが来る。このネットワーク効果の連鎖が一度回り始めると、競合が追いつきにくい。だから従業員1,381人という小規模でも、年間293億円の営業利益を叩き出せる。
3サービスが「比べて選ぶ」プラットフォームとして相互に同じDNAを持つ。食べログが最大の収益柱、求人ボックスが次の成長エンジン。
3つのキーワードで理解する
「比べる」を事業にした会社
カカクコムの本質は「ユーザーが最適な選択をするための比較情報を提供すること」。価格.comは家電・PCの価格比較、食べログは飲食店の口コミ比較、求人ボックスは求人の比較——どれも「情報の非対称性を解消する」という同じ文脈で作られたサービス。この事業モデルは参入障壁が高く、ユーザーが集まれば広告主・掲載店舗も集まり、さらにユーザーが集まるというネットワーク効果で一度確立したポジションが崩れにくい。
従業員1,381人で営業利益293億円の超高収益
1人当たり営業利益は約2,100万円——これは日本のIT企業の中でも最上位クラスの水準。なぜかというと、サービスの中心はSEOとネットワーク効果で動くプラットフォームなので、大規模な営業部隊や工場が要らない。広告宣伝費も少ない。収益は飲食店・企業の掲載費(月額)+予約手数料+クリック型広告で構成され、固定費が低くスケールする構造。楽天やLINEヤフーより小さい規模で、圧倒的に高い利益率を誇る。
第三の柱「求人ボックス」に大型投資中
価格.com(成熟)・食べログ(成長)に加え、求人ボックスを2030年に売上500億円・営業利益150億円にまで育てる中期計画を推進中。現在は先行投資フェーズで利益を抑えながら売上拡大を優先しているが、収穫期に入れば全社利益は大きく跳ね上がる見込み。インディード(リクルート傘下)やマイナビとの競争が今後の焦点。
ひよぺん対話
価格.comと食べログの会社って就活でどのくらい人気あるの?
正直、知名度の割に穴場感があるよ。価格.comや食べログは誰でも知っているのに、「カカクコムが運営会社」と知っている学生は多くない。採用人数が少なく(年間20〜30名前後)、倍率は高いけど、大手IT・SIerより知名度が低いぶん競争が集中しにくい。給与は平均720万円(日経調べ)と業界上位で、働き方は比較的穏やか。「小規模精鋭で高収益サービスに携われる環境」を求める人には刺さる会社だよ。
食べログの「食べログ3.5問題」って炎上したよね?それって企業的にまずくない?
2019年に「飲食店の評点が有料プランへの課金で変動する」と話題になった件ね。当時は炎上したけど、食べログ側は「アルゴリズムの透明性を高める」「不正口コミ対策を強化する」という対応で乗り切った。その後、インバウンド需要の取り込みやネット予約機能の強化で食べログは業績的には回復・成長している。就活の面接で「食べログのビジネスモデルの問題点を言ってみてください」と聞かれたら、「口コミ品質の維持と有料掲載モデルのバランスが課題で、透明性強化が今後の信頼維持に重要」と答えられると好印象だよ。
カカクコムに入ったらどんな仕事をするの?システム開発しかないのかな?
全然そんなことないよ。職種は大きく分けて3つ。①ビジネス職:飲食店・企業向けの営業、事業企画、マーケティング、コーポレート。食べログの飲食店営業は全国にあるので地方配属もある。②エンジニア職:価格.com・食べログ・求人ボックスのシステム開発、インフラ、データサイエンス。プラットフォームのスケールが大きく、技術的な難易度は高い。③ディレクター・編集職:コンテンツ品質の管理、UI/UXデザイン。比較サイトだからデータの正確性・見やすさが命で、ここのこだわりは並みじゃない。「ユーザーのためのサービスを作る仕事」が全職種共通のコアで、「自分で使っているサービスを改善する」という感覚で働けるのが特徴だよ。
求人ボックスが大きくなったら何か変わる?
会社にとっては非常に大事な話。現状、食べログが売上の半分以上を稼いでいるから、食べログが傾いたら全社が傾くリスクがある。求人ボックスが2030年に売上500億円になれば、価格.com・食べログ・求人ボックスの三本柱がほぼ均等になって、リスク分散ができる。就活生として「なぜカカクコムか」を語るなら、「求人ボックスの成長フェーズに関われる」「比較プラットフォームというモデルを新しいドメインに展開する仕事ができる」という切り口が刺さるよ。実際、求人ボックスは今が一番面白い時期——テレビCMを打って営業組織も立ち上げて、正念場のフェーズだから。