数字で見るカカクコム
「価格.comと食べログだけでこんなに儲かるの?」——ESや面接で使える数字、給与・採用データをまとめた。営業利益率37%という異次元の高収益の仕組みが分かれば、カカクコムの強さの本質が見える。
知っておきたい数字
事業セグメント別売上構成
飲食店有料掲載+予約手数料。インバウンド需要で成長加速中。最大の収益柱。
クリック型広告・成果報酬型広告。保険・金融カテゴリの高単価化が進む。
CPC型求人広告。先行投資中のため利益は小さいが売上成長率が最も高い。
その他サービス・事業(映画.com等)。
給与・待遇
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 平均年収 | 約720万円(日経調べ) |
| 初任給(目安) | 月27〜28万円程度(職種・学歴による) |
| 賞与 | 年2回(業績・評価連動) |
| 昇給 | 年1回(業績評価に基づく) |
| 残業時間 | 月平均20〜30時間(口コミベース) |
| 有給取得率 | 比較的取りやすいとの評判 |
| リモートワーク | ハイブリッド型(職種による) |
採用データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 採用人数(目安) | 年間20〜30名程度(少数精鋭採用) |
| 採用職種 | エンジニア・ビジネス(営業・事業企画)・ディレクター等 |
| 文理比率 | エンジニアは理系中心、ビジネス職は文理問わず |
| 採用難易度 | 高倍率。知名度の割に応募者の絞り込みが厳しい |
| インターン | 夏・冬インターンあり(選考直結型も) |
業績推移(直近3期)
| 指標 | FY2023 | FY2024 | FY2025 |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 約586億円 | 約669億円 | 784億円 |
| 営業利益 | 約256億円 | 約258億円 | 293億円 |
| 営業利益率 | 約43% | 約39% | 37% |
| 増減率(売上) | — | +14.2% | +17.2% |
※ 求人ボックスへの先行投資(テレビCM・営業組織立ち上げ)により営業利益率はやや低下傾向。成長投資フェーズであることを示す。
ひよぺん対話
営業利益率37%ってどのくらいすごいの?
簡単に比較すると——NTTデータ(SIer):10%前後、電通(広告代理店):5〜8%、メルカリ:黒字化したがまだ一桁%、リクルート:約15%。カカクコムの37%は日本の主要IT・サービス企業の中で最上位クラス。なぜここまで高いかというと、サービスの中核が「SEOで集めたユーザー×プラットフォーム」で成り立っているから。食べログに新しいユーザーが来るとき、カカクコムは大きなコストを払っていない——Googleで「渋谷 ランチ」と検索すると食べログが上位に来て、自然流入で人が来る。集客コストが極めて低いから利益率が高い。この構造は新しい競合が「広告費で集客する」戦略では崩せない。
平均年収720万円って全社員の平均?若手でも700万貰えるの?
720万円は全社員の平均(日経新聞調べ)で、当然ながら若手1年目がいきなり720万円ではない。入社時は初任給ベース(約270〜300万円程度の年収)からスタートして、実力と年次に応じて上がっていく。カカクコムは少数精鋭で成果主義の傾向があるから、30代で600〜800万円、マネジャーになれば800〜1,200万円というイメージ。サイバーエージェント(初任給月42万円)やメルカリほど初年度が高いわけではないが、30代・40代での到達水準は高い。安定した右肩上がりの年収カーブを描ける環境と言えるよ。
株価とか株主還元って就活には関係ある?
直接関係はないけど、会社の財務の強さを知る手がかりになる。カカクコムは高収益なので安定した配当と自社株買いによる株主還元を継続している。企業の財務体質として「現金を持ちすぎず、投資と還元のバランスが取れている」状態。面接で「御社の財務について教えてください」と聞かれたら、「売上784億円・営業利益293億円・利益率37%で、求人ボックスへの先行投資を続けながらも安定還元できる体質」と言えると、財務的な理解の深さが伝わるよ。