数字で見るカカクコム

「価格.comと食べログだけでこんなに儲かるの?」——ESや面接で使える数字、給与・採用データをまとめた。営業利益率37%という異次元の高収益の仕組みが分かれば、カカクコムの強さの本質が見える。

知っておきたい数字

784億円
売上収益(FY2025)
前年比+17.2%の増収
293億円
営業利益(FY2025)
営業利益率37%——業界最高水準
1,381名
従業員数(単体)
1人当たり営業利益 約2,100万円
720万円
平均年収(日経調べ)
平均年齢 約36歳

事業セグメント別売上構成

食べログ事業 約52% — 約407億円

飲食店有料掲載+予約手数料。インバウンド需要で成長加速中。最大の収益柱。

価格.com事業 約25% — 約196億円

クリック型広告・成果報酬型広告。保険・金融カテゴリの高単価化が進む。

求人ボックス事業 約17% — 約133億円

CPC型求人広告。先行投資中のため利益は小さいが売上成長率が最も高い。

その他 約6% — 約48億円

その他サービス・事業(映画.com等)。

給与・待遇

項目内容
平均年収約720万円(日経調べ)
初任給(目安)月27〜28万円程度(職種・学歴による)
賞与年2回(業績・評価連動)
昇給年1回(業績評価に基づく)
残業時間月平均20〜30時間(口コミベース)
有給取得率比較的取りやすいとの評判
リモートワークハイブリッド型(職種による)

採用データ

項目内容
採用人数(目安)年間20〜30名程度(少数精鋭採用)
採用職種エンジニア・ビジネス(営業・事業企画)・ディレクター等
文理比率エンジニアは理系中心、ビジネス職は文理問わず
採用難易度高倍率。知名度の割に応募者の絞り込みが厳しい
インターン夏・冬インターンあり(選考直結型も)

業績推移(直近3期)

指標FY2023FY2024FY2025
売上収益約586億円約669億円784億円
営業利益約256億円約258億円293億円
営業利益率約43%約39%37%
増減率(売上)+14.2%+17.2%

※ 求人ボックスへの先行投資(テレビCM・営業組織立ち上げ)により営業利益率はやや低下傾向。成長投資フェーズであることを示す。

ひよぺん対話

ひよこ

営業利益率37%ってどのくらいすごいの?

ペンギン

簡単に比較すると——NTTデータ(SIer):10%前後、電通(広告代理店):5〜8%、メルカリ:黒字化したがまだ一桁%、リクルート:約15%。カカクコムの37%は日本の主要IT・サービス企業の中で最上位クラス。なぜここまで高いかというと、サービスの中核が「SEOで集めたユーザー×プラットフォーム」で成り立っているから。食べログに新しいユーザーが来るとき、カカクコムは大きなコストを払っていない——Googleで「渋谷 ランチ」と検索すると食べログが上位に来て、自然流入で人が来る。集客コストが極めて低いから利益率が高い。この構造は新しい競合が「広告費で集客する」戦略では崩せない。

ひよこ

平均年収720万円って全社員の平均?若手でも700万貰えるの?

ペンギン

720万円は全社員の平均(日経新聞調べ)で、当然ながら若手1年目がいきなり720万円ではない。入社時は初任給ベース(約270〜300万円程度の年収)からスタートして、実力と年次に応じて上がっていく。カカクコムは少数精鋭で成果主義の傾向があるから、30代で600〜800万円、マネジャーになれば800〜1,200万円というイメージ。サイバーエージェント(初任給月42万円)やメルカリほど初年度が高いわけではないが、30代・40代での到達水準は高い。安定した右肩上がりの年収カーブを描ける環境と言えるよ。

ひよこ

株価とか株主還元って就活には関係ある?

ペンギン

直接関係はないけど、会社の財務の強さを知る手がかりになる。カカクコムは高収益なので安定した配当と自社株買いによる株主還元を継続している。企業の財務体質として「現金を持ちすぎず、投資と還元のバランスが取れている」状態。面接で「御社の財務について教えてください」と聞かれたら、「売上784億円・営業利益293億円・利益率37%で、求人ボックスへの先行投資を続けながらも安定還元できる体質」と言えると、財務的な理解の深さが伝わるよ。