JTBの仕事内容
「旅行を売る」だけじゃない——MICE・BTM・地域交流で「人と場所を繋ぐ」プロフェッショナルたちの仕事。
プロジェクト事例で見る仕事のリアル
海外パッケージツアー企画
「ルックJTB ヨーロッパ周遊8日間」のようなパッケージツアーの企画・造成。航空座席の仕入れ→ホテル交渉→現地ガイド手配→パンフレット制作→価格設定まで一貫して担当。仕入れ交渉力と市場感覚がカギ。
大規模国際会議の運営
参加者3,000人規模の国際学術会議のトータルプロデュース。会場手配、宿泊・交通のロジスティクス、同時通訳、エクスカーション企画、VIP対応まで。ゼロから作り上げるイベント制作の集大成。
大企業の出張管理システム導入
年間数万件の出張がある大企業に出張管理の一括代行サービス(BTM)を提供。出張申請→承認→航空券・ホテル手配→精算→データ分析をワンストップで管理。企業のコスト削減と社員の利便性を両立。
自治体の観光マーケティング支援
地方自治体やDMO(観光地域づくり法人)と連携し、観光地のブランディング・プロモーションを支援。観光データ分析、ターゲット設定、SNSマーケティング、ふるさと納税の返礼品企画まで。
事業領域マップ
旅行事業
個人客・団体客・修学旅行国内旅行: パッケージツアー、個人手配、宿泊予約。売上4,360億円で国内旅行取扱高No.1
海外旅行: ルックJTBを中心としたパッケージツアー。売上2,243億円で前年比141%増の急成長
訪日旅行(インバウンド): JTBグローバルマーケティング&トラベルが担当。売上622億円
修学旅行・団体旅行: 学校・企業の団体旅行。安全管理のノウハウがJTBの競争優位
法人事業・BTM・MICE
大企業・官公庁・学術団体BTM(ビジネストラベルマネジメント): JTB-CWTとして企業の出張管理を一括代行。出張データのコンサルティングも
MICE: 国際会議(Meeting)、インセンティブ旅行(Incentive)、コンベンション(Convention)、展示会(Exhibition)の企画運営
イベントプロデュース: 企業の販促イベント、株主総会、記念式典の企画制作
HR・研修ソリューション: 企業研修・チームビルディングプログラムの提供
地域交流事業
自治体・DMO・地方企業観光地マーケティング: データ分析に基づく観光戦略の策定・実行支援
ふるさと納税支援: 返礼品の企画・ポータルサイト運営代行
観光DX: デジタルスタンプラリー、観光データプラットフォームの構築
地域おこし: 体験型観光コンテンツの企画、地域産品のプロモーション
グローバル事業
海外法人・外国人旅行者・国際機関第三国間旅行: 日本人以外の旅行を海外拠点で手配。例えば「シンガポール人のタイ旅行」をJTBが企画
グローバルMICE: 海外で開催される国際会議の企画運営。JTBグループの海外ネットワークを活用
JTB-CWT: カールソン・ワゴンリー(現CWT)との合弁で、グローバルBTM市場に参入
ひよぺん対話
旅行会社って楽しそうだけど、実際の仕事は「旅行を楽しむ」のとは違うよね?
全然違う。JTBの仕事は「人を旅行に行かせるための裏方」。自分が旅行に行くわけじゃない。
具体的には——
・航空会社やホテルとの仕入れ交渉(「この部屋を年間1,000泊分、この価格で」)
・添乗・トラブル対応(「お客様のパスポートを紛失した。現地で再発行するには?」)
・営業(「来年の修学旅行、うちに任せてください」と学校に提案)
・データ分析(「ハワイの需要が下がっている。代わりにどこを売る?」)
旅行が好きなのは大前提だけど、「サービス業の根性」と「営業力」がないと続かない仕事だよ。
MICEってよく聞くけど、具体的にどんな仕事?
MICEは——
M = Meeting(企業の会議・研修)
I = Incentive(報奨旅行。営業成績トップの社員を海外に連れていく)
C = Convention(学術会議・国際会議)
E = Exhibition(展示会・見本市)
例えば「参加者5,000人の医学会の年次総会」をJTBが丸ごとプロデュースする。会場の確保、宿泊3,000室の手配、同時通訳50人の手配、懇親会のケータリング、VIPの送迎——膨大なロジスティクスを1つのチームで動かす。
個人旅行と違って単価が桁違い(1件で数千万〜数億円)。JTBの利益率を上げる成長領域だよ。