3分でわかるJTB

修学旅行から国際会議まで——創業113年、売上1兆円の日本最大の旅行会社は、コロナを超えて何に変わろうとしているのか。

1兆733億円 連結売上高(FY2025)
約19,400人 グループ従業員数
創業113年 1912年設立

旅行業界No.1 × 非上場 × コロナからのV字回復

事業ポートフォリオ

中核事業
✈️
旅行事業
国内・海外・訪日旅行<br/>売上の約78%
8,343億円
🏢
法人事業・BTM
出張管理・MICE・イベント<br/>BtoBソリューション
成長領域
🌏
グローバル事業
第三国間旅行・海外MICE<br/>JTB-CWT
1,118億円
🏘️
地域交流事業
自治体連携・観光DX<br/>ふるさと納税支援
新規領域

旅行事業が売上の約78%を占める中核事業。法人事業(BTM・MICE)とグローバル事業(第三国間旅行)が成長領域。地域交流事業は自治体連携の新領域として育成中。

3つのキーワードで理解する

1

日本最大の旅行会社——「旅行といえばJTB」の圧倒的ブランド

創業113年、売上1兆円超。国内旅行取扱高No.1で、修学旅行から社員旅行、ハネムーンまで「旅行=JTB」のイメージは健在。ただし今のJTBは旅行だけの会社じゃない。法人出張管理(BTM)、MICE、地域交流と事業を多角化している。

2

コロナで売上82%減——そこからのV字回復

2020年度の売上は前年比82%減の1,907億円。約7,000人を削減する大リストラを経験した。しかし2024年度には売上1兆733億円まで回復。海外旅行141%増・訪日旅行114%増が牽引。「コロナを生き延びた」経験が、今の多角化戦略の原動力になっている。

3

非上場だからできる「長期視点」の経営

JTBは非上場企業。四半期決算の株主プレッシャーがないため、短期利益より長期の事業転換に投資できる。BTM事業の立ち上げや地域交流事業への参入は、上場企業では「利益が出ない」と切り捨てられがちな領域。非上場ゆえの経営の自由度がJTBの強み。

身近な接点 — JTBに触れている瞬間

🏖️ 家族旅行・修学旅行

子どもの頃の修学旅行、家族の夏休み旅行——企画していたのはJTBかも

🎫 るるぶ・ガイドブック

旅行ガイド「るるぶ」はJTBパブリッシングが発行。ギネス記録にも認定された旅行誌

🏢 会社の出張手配

親が使っている出張予約システム、企業のイベント企画——その裏にはJTBの法人事業

🌸 インバウンド観光

外国人観光客のツアー企画、空港送迎、多言語ガイド——訪日旅行もJTBの重要事業

ひよぺん対話

ひよこ

JTBってまだ旅行代理店なの?ネットで予約できる今、存在意義あるの?

ペンギン

いい質問。確かに個人旅行のオンライン予約は楽天トラベルやじゃらんに押されてる。でもJTBの本当の強みは「個人のネット予約ではできない仕事」にある。

法人出張管理(BTM): 大企業の出張を一括管理。年間何千件もの航空券・ホテルを最適化するのは個人予約では無理
MICE: 国際会議や1,000人規模の社員旅行を企画運営。ロジスティクスの塊
修学旅行・団体旅行: 安全管理が最重要。学校は素人のネット予約には頼れない

「旅行代理店」のイメージは半分正解・半分不正解。今のJTBは「旅行を軸にしたBtoBソリューション企業」だよ。

ひよこ

コロナで大量リストラしたって聞いたけど、大丈夫なの?

ペンギン

正直に言うと、コロナはJTBにとって存亡の危機だった。売上82%減、約7,000人削減、店舗の大量閉鎖——旅行業界で最もダメージが大きかった企業の一つ。

ただし今は——
・売上は1兆733億円まで回復(コロナ前の約85%水準)
・海外旅行は前年比141%増で急成長中
・「旅行一本足打法からの脱却」を本気で進めている

むしろコロナの教訓があるから、BTM・MICE・地域交流事業への多角化を加速している。「最悪の事態を経験して、それでも立ち直った」のがJTBの底力。就活では「危機を乗り越えた」ストーリーとして語れるよ。

ひよこ

非上場ってことは、将来上場するの?

ペンギン

今のところ上場の予定はない。むしろJTBは「非上場であること」を戦略的に選択している節がある。なぜかというと——

・四半期利益を気にせず長期投資ができる
・コロナのような危機でも株価暴落のプレッシャーなし
経営の意思決定が速い

デメリットは「給与水準が上場企業より低め」「知名度に比べて年収が...」という点。平均年収437万円は旅行業界の標準だけど、同規模の上場企業と比べると見劣りするのは事実。それでもJTBを選ぶなら「旅行が好きで、この仕事じゃなきゃダメ」という軸が必要だよ。

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