仕事内容を知る
IIJの仕事は「ネットワーク×クラウド×セキュリティ」という軸で理解すると分かりやすい。
回線からシステム運用まで一気通貫で担える技術力が、IIJの仕事の本質。
こんなプロジェクトがある
IIJの仕事は「ネットワークとITを両方わかって設計できる」専門性を発揮する場面が多い。代表的なプロジェクトのイメージ。
大手製造業のグローバルWAN刷新
国内外100拠点以上の工場・オフィスをつなぐ企業ネットワークをSD-WANで刷新するプロジェクト。回線調達・設計・構築・移行・運用まで一括でIIJが担当するのが特徴。SIerに依頼してもNTTコムやKDDIに別途回線発注が必要な場合、IIJは自社で回線も持つため「ワンストップ」で完結できる。
金融機関のオンプレ→クラウド移行(マルチクラウドMSP)
メガバンク・地方銀行の基幹システム周辺のシステムをAWS・Azure・IIJ GIOのマルチクラウド環境に移行するプロジェクト。金融機関特有のセキュリティ要件・規制対応(FISC安全対策基準等)を満たしながら設計するため、単純なクラウド移行より高い専門性が求められる。
SOC(セキュリティオペレーションセンター)での監視・インシデント対応
24時間365日、顧客企業のネットワーク・システムへの不正アクセスや脅威を監視するSOC業務。ランサムウェア・標的型攻撃を検知してアラートを上げ、お客さんに対処法を提案する。IIJはSOC部門を自社で持つことで、セキュリティ専門家として訓練された人材を輩出している。
官公庁の行政ネットワーク刷新・ゼロトラスト対応
省庁や自治体が使う行政ネットワーク(LGWAN等)のセキュリティ強化・クラウド対応プロジェクト。政府のDX推進・ゼロトラスト移行方針を受けて、2024年度からIIJの大型SI受注が急増(15件・約450億円)。官公庁向けは要件が複雑な分、単価が高く技術的なやりがいも大きい。
4つの事業領域
IIJの売上はネットワークサービスを中心に、クラウド・セキュリティ・SIが成長している(FY2025 売上3,168億円ベース)。
ネットワークサービス事業
大企業・金融機関・官公庁・製造業IIJの創業事業にして最大の強み。インターネット接続(専用線・ブロードバンド)・WAN(SD-WAN・MPLS)・モバイル(法人SIM・MDM)など、企業の通信基盤を丸ごと提供する。通信キャリアと異なるのは、「技術力で差別化できる独立系」であること。NTTドコモビジネスやKDDIは回線の品質で勝負するが、IIJはネットワーク設計・運用の技術力でプレミアム価格を実現している。
クラウド・DX事業
企業全般・金融・公共自社クラウド「IIJ GIO」を軸に、AWS・Azure・GCPとのマルチクラウドMSP(管理・運用)を提供。FY2025のクラウド関連売上は365億円(前年比9.3%増)で成長中。ネットワークとクラウドを組み合わせた「回線からクラウドまで一元管理」が、純粋なクラウドベンダーには真似できないIIJの差別化。
セキュリティ事業
金融・官公庁・製造業・医療自社SOC(セキュリティオペレーションセンター)を運営し、ランサムウェア・標的型攻撃の監視・インシデント対応を担う。セキュリティとネットワークの一体提供が特徴で、「ネットワーク機器のセキュリティ設定までIIJが知っている」という安心感が競争優位になる。近年のサイバー攻撃増加を受けて需要が拡大している高成長領域。
システムインテグレーション事業
大企業・官公庁(大型案件)ネットワーク構築を中核とした大型SI案件を受注・遂行する。2024年度は大型案件15件・約450億円を受注し前年比1.5倍に急拡大。政府DX推進・ゼロトラスト移行の追い風を受けて、IIJの大型SI受注が急増している。SIerと異なる強みは「回線も設計できるSIer」という技術の深さ。
ひよぺん対話
IIJに入ったら「ネットワークエンジニア」って呼ばれる仕事をするの?プログラミングはしないの?
職種によって全然違うよ。IIJの仕事を大きく分けると——ネットワーク・インフラ系(ルーター・スイッチの設計・構築・運用)、クラウドSE系(AWS/Azure/IIJ GIOでのシステム設計)、セキュリティ系(SOCでの監視・脅威分析)、営業・プリセールス系(技術提案・顧客折衝)の4つくらい。プログラミング(コーディング)メインの仕事は、自社サービス開発や自動化ツール作成など一部。どちらかというと「技術を使って設計・構築・運用する」のがメインで、アプリケーション開発が得意なエンジニアよりも、インフラ・ネットワーク・セキュリティに興味ある人に向いてる会社だよ。
「大型SI案件急増」って書いてあったけど、入社1年目でもそういう案件に関われる?
1年目から参加できるよ、ただし役割は限られる。大型案件(数十億〜数百億円規模)はチームで動くから、1年目は「ネットワーク機器のコンフィグを書く」「テストを実施する」「現地作業で設定投入する」といった実作業から入ることが多い。顧客折衝や設計の中心になるのは3〜5年目から。でも大型案件に最初から参加できることで、「どのように大きなプロジェクトが動くか」を肌感覚で学べるから、成長スピードは速い。1年目で官公庁や金融機関の現場に立つ経験は、大手SIerでもなかなかできないことで、IIJならではの環境だよ。