3分でわかる日立製作所
英国の高速鉄道、世界の送配電網、企業のDX——
「家電メーカー」から売上10兆円の社会イノベーション企業へ変貌した日本最大級の総合電機
Lumada売上3兆円 × 海外売上比率60% × 連結27万人
事業ポートフォリオ — 4つの柱で社会を支える
「デジタル(DSS)」「産業(CI)」「エネルギー」「鉄道」の4本柱。家電やテレビの時代から、社会インフラ×DXのグローバル企業へ完全にシフト。
3つのキーワードで理解する
「Lumada」— 日立のDX戦略の代名詞
Lumada(ルマーダ)は日立のデジタルソリューション基盤。工場の生産最適化、鉄道の予兆保全、電力網のスマート化など、OT(現場の運用技術)×IT×プロダクトを掛け合わせるのが日立の強み。FY2024のLumada売上は3兆210億円(全社売上の31%)。新中計「Inspire 2027」ではこれを50%に引き上げる計画。
「選択と集中」— 家電メーカーから社会イノベーション企業へ
2010年代に日立化成・日立金属・日立建機・日立物流など22社の上場子会社を再編・売却。「何でもやる総合電機」から「デジタル×社会インフラ」に経営資源を集中。この大胆な構造改革で営業利益率は2%台→10%台に改善し、時価総額は日本トップクラスに。
グローバル比率60% — もはや日本企業の枠を超えた存在
従業員27万人のうち約6割が海外。売上も海外比率が約60%。日立エナジー(旧ABBパワーグリッド)の買収でスイス拠点のグローバルエネルギー企業を傘下に。英国・イタリアの鉄道事業も大規模。日本の製造業で最もグローバル化が進んだ企業の一つ。
身近な接点 — 実はこれも日立
英国の高速鉄道車両、日本のSuicaシステム。毎日の通勤を支える
オフィスビルや商業施設のエレベーター。日立ビルシステムは国内シェア上位
家庭に届く電気の送配電設備。日立エナジーが世界中の電力網を支える
MRIやCTスキャンの医療機器、大学・研究機関の電子顕微鏡
ひよぺん対話
日立って家電の会社じゃないの?冷蔵庫とか洗濯機の...
10年前ならそう思われても仕方ないけど、今の日立は売上10兆円規模の「社会インフラ×DX」企業だよ。家電は全体の数%に過ぎない。英国の高速鉄道、世界中の送配電システム、企業のDX支援が主力。しかも従業員27万人の6割が海外で、もはや「日本の家電メーカー」という枠じゃ収まらない。
Lumadaって何?IT企業みたいなことやってるの?
Lumadaは日立のデジタルソリューション基盤で、簡単に言うと「現場のデータを活用して社会課題を解決する仕組み」。例えば工場の機械にセンサーを付けて故障を予測したり、鉄道の運行データを分析して遅延を減らしたり。NTTデータやアクセンチュアとの違いは「自分たちがモノを作ってる」こと。製品を持ってるメーカーだからこそ、ITだけじゃなくOT(運用技術)も分かる。これが日立の最大の武器。
入社したら何するの?エンジニアばっかり?
技術系の採用が多いのは事実だけど、文系でも活躍の場はたくさんあるよ。SE(システムエンジニア)、営業、経営企画、調達、人事、法務、財務——日立は事業の幅が広いから職種も多岐にわたる。新卒採用は年間770名規模で、配属先は日本中・世界中に広がってる。ジョブ型人事を導入してるから、自分がやりたい仕事を明確にして入社するのが大事。
就活の難易度は?倍率高い?
かなりの難関。毎年数万人がエントリーして採用は770名程度だから、倍率は30〜50倍と言われてる。特にSE職や経営企画は人気が高い。面接では「なぜ日立?」「Lumadaで何がしたい?」が定番。日立の構造改革ストーリーを自分の言葉で語れるかが勝負だよ。