💼 仕事内容を知る
貼付剤専門メーカーならではの職種構成——MR・OTC営業・グローバル・研究、どの職種に入っても「貼る薬」を世界に届ける仕事に関わる。
プロジェクト事例
ジクトルテープの新規採用獲得プロジェクト
術後疼痛・がん性疼痛に適応する「ジクトルテープ」は比較的新しい医療用製品。担当エリアの外科医・麻酔科医・緩和ケア医を訪問し、内服NSAIDsに比べて胃への負担が少なく・貼り忘れがないという科学的エビデンスを提供。院内採用(フォーミュラリー)への組み込みを目指す。
フェイタス新製品ローンチに伴う棚割り交渉
フェイタス新製品の発売に合わせ、担当ドラッグストアチェーンのバイヤーに対して棚割り変更を交渉。競合製品(バンテリン・ボルタレン等)と比較したポジショニング資料を作成し、「より目立つ棚の上段・正面位置」の確保と初回仕入れ数量の拡大を提案。
東南アジアでのSalonpas新ラインナップ展開
東南アジアは高成長市場。現地の規制当局への申請対応・現地代理店のトレーニング・プロモーション戦略の立案を担当。各国ごとに異なる薬事規制・文化的嗜好に対応しながら、ブランドの一貫性を保った展開を実現する。
新しい経皮吸収技術の基礎研究
貼付剤の性能を左右するのは「薬がどれだけ皮膚を通って体に入るか(経皮吸収性)」。ポリマー・可塑剤・薬物の組み合わせを最適化し、「より少ない量で・より長く・副作用なく効く」製剤を研究する。久光の根幹技術であり、競合が真似できない競争優位の源泉。
事業領域・職種
MR(医療用医薬品の情報提供)
整形外科医・外科医・麻酔科医・緩和ケア医- 担当製品: ジクトルテープ(術後疼痛・がん性疼痛)・モーラステープ(慢性疼痛)
- 訪問先: 整形外科クリニック・総合病院・ペインクリニック・がん病院
- 業務: 処方情報の提供、副作用モニタリング、採用説明会への対応
- 採用: 文理不問(MR資格試験の取得が入社後必須)、全国転勤あり
OTC営業(一般用医薬品)
ドラッグストアチェーン・調剤薬局・コンビニバイヤー- 担当製品: サロンパス・フェイタス・その他OTC製品
- 業務: 棚割り交渉・初回仕入れ提案・販売促進計画立案・売上データ分析
- 競合はバンテリン(興和)・ボルタレン(サンスター)・温感タイプ各社
- 採用: 文系OK、全国の量販店・ドラッグストアを担当
グローバル事業(海外展開)
海外現地法人・代理店・現地バイヤー- 主要市場: 米国(自社展開)・東南アジア・中東・欧州(代理店経由)
- 業務: 薬事申請サポート・現地マーケティング支援・代理店管理・現地法人管理
- 海外売上比率は約6割超。グローバル事業部門またはHisamitsu America, Inc.などへ出向機会あり
- 採用: 英語力必須。本社採用後に海外部門へ異動のケースが多い
研究・開発
社内プロジェクト(未来の患者のために)- 経皮吸収製剤研究: ポリマー・粘着技術・薬物放出制御の最適化
- 処方設計: 新有効成分の候補探索、既存成分の新剤形開発
- 製剤評価: 皮膚刺激性試験・安定性試験・動物実験
- 採用: 薬学・化学・生物系の大学院修士以上。主な配属先は佐賀・東京の研究所
ひよぺん対話
久光のMRって武田薬品とかと何が違うの?
一番の違いは「扱う製品カテゴリの専門性」——
武田・アステラスのMRが扱う製品は数十種類に及ぶことも多く、複数の疾患領域を担当する。一方、久光のMRは「貼付剤」という1つのカテゴリに集中している。
・メリット: 製品の深い専門性を早く身につけられる。「貼付剤と言えば久光」という強みを背負って医師の前に立てる
・デメリット: 扱う疾患領域が痛み(ペイン・整形外科)が中心なので、がん・希少疾患などの最先端医療に関われるチャンスは少ない
向いているのは「製品の数より深さ・専門性を追いたい人」。武田やアステラスの広い製品ポートフォリオより、「サロンパス・ジクトル一本」で深く刺さりたい人。
OTC営業ってどういう仕事?普通の営業と同じ?
OTC(Over the Counter)営業は、ドラッグストアのバイヤーに売り込む仕事——普通のメーカー営業に近い。
具体的には——
・棚割り交渉: 「目線の高さの棚を確保する」ために数字とデータで説得
・仕入れ数量交渉: 新製品の初回仕入れ数を増やしてもらう
・販促提案: セール・POP設置・TV広告との連動キャンペーン
MR(医療用)と違って「直接的に売上目標がある」のが特徴。競合はバンテリン(興和)・ボルタレン各社で、ドラッグストアの棚で毎日競争している。
「医療よりも消費財・小売の仕事に近い感覚で働きたい」人はOTC営業の方が向いているかもしれない。