3分でわかる久光製薬

「サロンパス」「フェイタス」の貼付剤専門メーカー。世界100カ国以上に展開する佐賀発のグローバル企業。

1,560億円 売上高(2025年2月期)
約1,488人 従業員数(単体)
100カ国以上 サロンパス販売国数

1847年創業 × 貼付剤特化 × 海外売上比率6割超

製品ラインナップ

世界の顔
🩹
サロンパス
世界100カ国以上で販売するOTC貼付剤。海外売上の中心、米国・アジアで圧倒的ブランド認知
🔵
フェイタス
国内向け主力ブランド。フェイタス5.0など複数ラインで消費者に浸透
💊
ジクトル
医療用NSAIDsテープ剤。術後疼痛・がん性疼痛に適応する処方薬。MRが病院に営業
🏥
モーラステープ
整形外科で広く処方されるケトプロフェン含有の医療用貼付剤

久光製薬の製品はすべて「貼付剤」。OTCのサロンパス・フェイタスが収益基盤を支え、医療用のジクトル・モーラステープが専門性を高める。

3つのキーワードで理解する

1

「貼るだけ」の専門家——貼付剤という唯一無二のニッチ

「内服薬でも注射でもなく貼付剤」という剤形に150年以上こだわり続けた会社。一見ニッチに見えるが、貼付剤は胃への負担がなく・飲み忘れが少なく・副作用が出にくいという利点から、高齢化社会で需要が拡大。このニッチで世界トップを取ることに特化している。

2

「佐賀から世界へ」——地方発のグローバルブランド

本社は佐賀県鳥栖市。東京でも大阪でもなく、地方から「サロンパス」という世界ブランドを作り上げた。海外売上比率は6割を超え、米国・アジア・中東など100カ国以上に自社チャネルで展開。「グローバルに働きたいが、日本的な社風も好き」という人に刺さる会社。

3

「OTC+医療用」の二本柱——一般薬と処方薬の両方を持つ

ドラッグストアで売るOTC(一般用医薬品)と、病院でMRが処方を促す医療用医薬品の両方を展開。ジクトルテープ(術後疼痛・がん性疼痛向け)は医療用貼付剤の新しい市場を開拓。OTCで高収益を上げながら、医療用で専門性を磨く構造。

身近な接点

🏃 スポーツ後の筋肉痛

運動後にサロンパスやフェイタスを貼った経験は多くの人にある。最も身近な接点

🏪 ドラッグストアの棚

全国のドラッグストア・薬局の痛み止めコーナーにサロンパス・フェイタスが並ぶ

✈️ 海外旅行先

米国・東南アジアのドラッグストアでもSalonpasが並ぶ。現地の人も使っている

🏥 整形外科の処方箋

腰痛・膝痛の診察後に「モーラステープ」が処方されることが多い

ひよぺん対話

ひよこ

久光製薬ってサロンパス作ってる会社でしょ?他に何かあるの?

ペンギン

サロンパスがあまりにも有名すぎて会社名が霞んでるよね。久光製薬の本質は「貼付剤(パッチ剤)の専門家」——内服薬も注射薬も作らず、貼るタイプの薬に特化している会社。

製品は2種類あって、
OTC(一般薬): サロンパス・フェイタスなど、ドラッグストアで誰でも買える薬
医療用医薬品: ジクトルテープ(術後疼痛・がん性疼痛)・モーラステープなど、医師の処方が必要な薬

売上1,560億円の会社が「貼り薬だけ」でやってるのが逆にすごいよね。世界100カ国以上にサロンパスを売ってて、海外売上が6割以上。

ひよこ

なんで佐賀の会社が世界で売れてるの?

ペンギン

面白い歴史があって——久光製薬は1847年創業の老舗で、元々は「薩摩の伝統薬」みたいな位置づけだった。サロンパスを1934年に発売して、戦後に海外展開したのが正解だった。

なぜ世界で売れるかというと、「痛みは万国共通の悩み」だから。腰痛・肩こり・筋肉痛——これはアメリカ人でもアジア人でも変わらない。しかも「飲まずに貼るだけ」という使い方は誰でも分かる。胃が弱い人でも使えるから高齢者にも受け入れられる。

今では米国のCVSやWalgreens(日本のドラッグストアに相当)でも棚を確保できていて、現地ブランドとして定着している。

ひよこ

MRって他の製薬会社と同じ仕事?

ペンギン

基本的な役割(医師への医薬情報提供)は同じだけど、久光のMRには特徴がある——

・担当製品が「貼付剤」に特化。整形外科・ペインクリニック・外科(術後疼痛)が主な訪問先
ジクトルテープは比較的新しい医療用製品なので、市場開拓フェーズのやりがいがある
・会社規模が大きすぎないので若手でも裁量が持ちやすい

正直なデメリットも伝えると——
・貼付剤という製品カテゴリが限定的なため、他の製薬会社のMRに比べて扱う疾患領域が狭い
・大手製薬(武田・アステラス)と比べると年収水準はやや低め(平均約720万円)
・転勤は基本的にあり

ひよこ

就活で久光製薬を選ぶ理由って何があるの?

ペンギン

3つの角度から考えると——

① 「貼付剤」という明確な軸
「なぜ製薬業界か」「なぜ久光か」に対して「貼付剤というデリバリー技術に特化した企業で、この剤形の可能性を広げたい」と答えられる。武田・アステラスの「がんを治したい」「希少疾患に取り組みたい」とは違う切り口。

② グローバルの実感がある
100カ国以上に展開しているので、「海外で通用する仕事がしたい」という軸が正直に語れる。小規模なのに本物のグローバルビジネスをやっている珍しい会社。

③ 会社規模の適度な大きさ
大企業ほど埋もれず、ベンチャーほど不安定じゃない。新卒でも裁量を持てる可能性が高い規模感。

もっと詳しく知る