3分でわかる阪和興業
鉄鋼・金属に特化した国内最大級の専門商社——三菱商事グループのバックを持ちながら独自性を発揮
鉄鋼専門商社として約250万トン/年を取り扱う国内最大級
阪和興業の3つのキーワード
鉄鋼・金属に特化した「専門商社」
鉄鋼板・形鋼・鋼管・特殊鋼・非鉄金属(アルミ・銅)——これらの金属製品の流通に特化した専門商社が阪和興業だ。「専門商社は総合商社の小型版」ではなく、特定分野での圧倒的な専門性を持つ。鉄鋼専門商社としては国内最大級のシェアを誇り、約250万トン/年の鉄鋼製品を取り扱う。
三菱商事の持分法適用会社——グループの「鉄鋼番長」
阪和興業は三菱商事が大株主(約20%保有)の持分法適用会社。三菱商事グループの鉄鋼・金属流通を担う役割を果たしており、グループの信用力・ネットワークを活かしながら独立した経営を行う。日本最大の商社グループのバックを持ちながら、専門性を武器にする独自ポジション。
鉄鋼+食品+木材で「小さく多角化した専門商社」
鉄鋼・金属だけでなく、食品(マグロ・サーモン等の水産物)・木材・機械にも事業を拡大している。ただし主軸はあくまで鉄鋼・金属。「専門商社の王道」を守りながら、鉄鋼需要の波に依存しすぎないリスク分散も行っている。
4つの事業セグメント
阪和興業は鉄鋼(約70%)を主軸に、非鉄・食品・木材で多角化。鉄鋼専門商社の王道を守りながら、リサイクル・食品という成長分野にも軸足を広げている。
ひよぺん対話
専門商社って総合商社より「格下」なの?
ブランド名の知名度や給与水準は三菱・伊藤忠などには及ばない。でも「格下」ではなく「違う強み」を持つ会社だと理解した方がいい。阪和興業は鉄鋼・金属という分野での専門知識が圧倒的に深く、この分野の顧客(自動車メーカー・造船会社・建設会社)からの信頼は総合商社以上。「何でもできるが鉄鋼は詳しくない」よりも「鉄鋼なら何でも知っている」の方が、顧客には価値があることも多い。
鉄鋼って斜陽産業じゃないの?将来性は?
EV・再エネ・インフラ整備には実は鉄が大量に必要。EV1台に使われる鉄鋼量はガソリン車より多いという説もある(バッテリーケースや車体に)。再エネ発電所・水素インフラ・海底ケーブル——どれも鉄鋼なしには作れない。また鉄スクラップのリサイクルビジネスは脱炭素の観点から注目度が急上昇。「鉄鋼 = 古い」という偏見は捨てた方がいい。
三菱商事グループって言っても、三菱商事とは全然違うの?
別の会社だよ。三菱商事が阪和興業の株式を約20%持っているという関係(持分法適用会社)。阪和興業は独立した上場企業で、経営の自主性がある。ただし三菱商事との取引関係・グループの信用力を活かせるメリットはある。「三菱商事に入れなかった」ではなく「阪和興業という独自の専門商社に入る」という意識で志望することが大事。