EYストラテジー&コンサルティングの働く環境とキャリアパス
急成長組織の「椅子が増えるゲーム」——若手に裁量が回り、昇進も速い。後発BIG4のキャリアのリアル。
キャリアステップ
実動部隊——小さな組織だから最初から「打席」が多い
- 他のBIG4より早い段階でクライアント対応を経験できる
- SaT配属ならM&Aの現場(DDデータルーム、企業調査)に入社直後から参加
- テクノロジー配属なら業務フロー分析、テスト設計から開始
- 年収は約551万円(年俸制・12分割)。BIG4の中ではやや低めのスタート
一人前——急成長組織だからこそ任される範囲が広い
- プロジェクトのワークストリームリーダー。クライアントの課長〜部長レベルと直接対話
- EYの急成長に伴い、デロイト・PwCの5年目がやる仕事を3年目で任されるケースも
- 海外EYオフィスとの連携案件が増える。英語力が活きるステージ
- 年収は800〜1,100万円。急成長中のため昇進スピードが速い傾向
プロジェクトリーダー——成長組織の中核を担う
- プロジェクト全体の責任者。クライアントの役員レベルとの関係構築も求められる
- 組織が急拡大中のためマネージャーポストが増えている。デロイト・PwCより昇進しやすい環境
- 新しい領域(生成AI、サステナビリティ等)で「第一人者」になるチャンスが豊富
- 年収は1,200〜1,800万円
経営者——成長する組織の未来を描く
- パートナーとしてEYSCの経営に参画。案件獲得、クライアントリレーション、組織運営を担う
- 組織が小さい分、パートナーへの昇進機会は他BIG4より多い可能性
- 年収は2,000〜4,000万円以上
- 「EYを大きくした世代」として、ファームの歴史に名を刻める
研修・育成制度
新入社員研修(約1.5ヶ月)
コンサルティングの基礎スキル(論理思考、資料作成、コミュニケーション)を集中研修。部門別の専門研修もあり
EY Badges(グローバル認定)
EYグローバル共通のスキル認定プログラム。AI、データサイエンス、リーダーシップ等のバッジを取得。昇進要件にも組み込まれている
EY Tech MBA
Hult International Business Schoolと提携したオンラインMBAプログラム。働きながらMBAを取得でき、費用はEYが負担
カウンセラー制度
直属の上司とは別にキャリアカウンセラーが付き、定期的にキャリア面談。昇進・異動・スキル開発について相談できる
資格取得支援
SAP認定、AWS認定、公認会計士等の受験費用を負担。SaT配属者はCFA(米国証券アナリスト)取得を推奨される
向いている人 / 向いていない人
向いている人
- M&Aの仕事に興味がある人——SaTのM&A×戦略の統合環境はEYだけ。買収の上流から関われる
- 若手から裁量が欲しい人——組織が小さく急成長中のため、他BIG4より早く重要な仕事を任される
- 「第一人者」を目指したい人——生成AI・サステナビリティ等の新領域で社内に先人がいない。自分がリーダーになれる
- 風通しの良い環境を求める人——パートナーとの距離が近く、「〇〇さん」で呼べる。大企業の官僚主義が少ない
- 成長企業の一員としてファームを大きくしたい人——「EYを大きくした世代」として歴史に名を刻めるタイミング
向いていない人
- 安定・ブランド力を重視する人——BIG4の中では最も知名度が低く、「EYって何?」と言われることもある
- 数百人規模の超大型プロジェクトに関わりたい人——デロイト・PwCに比べると大型案件の数は少ない
- 初年度の年収を重視する人——初年度551万円はBIG4の中で最も低い。PwCの665万円と比べると100万円以上の差
- OB/OGネットワークの厚みを求める人——歴史が浅い分、卒業生ネットワークはデロイト・PwCに劣る
- 残業ゼロの働き方がしたい人——コンサルの繁忙期の激務はEYでも同じ
ひよぺん対話
EYって初年度の年収がBIG4で一番低いって本当?
残念ながら本当。初年度の比較——
・PwC: 665万円
・デロイト: 580万円
・KPMG: 約570万円
・EY: 約551万円
ただしこれは初年度だけの話。シニアコンサルタント以降の年収はBIG4でほぼ横並びになる。しかもEYは急成長中で昇進が速い傾向があるから、3年後のトータル収入で見ると差はかなり縮まるよ。
あと年俸制なので残業代は別途支給。実質的な1年目の年収は600万円台後半になることも多い。
EYのUp or Outは他のBIG4より厳しい?それとも緩い?
EYのUp or Outは比較的穏やか——というか、今は人が足りないから辞めてほしくないのが本音(笑)。
・組織が急拡大中のためポストが増えている。マネージャー枠が毎年増えるから、昇進のチャンスは他BIG4より多い
・「辞めろ」より「残ってくれ」のプレッシャーの方が強いくらい
・ただしパフォーマンスが著しく低い場合は、当然改善プラン(PIP)が発動する
デロイト・PwCが「椅子取りゲーム」なら、EYは「椅子が増えているゲーム」。今のタイミングでEYに入るのは、キャリア戦略としてはかなり賢い選択だよ。