📊 数字で見る第一三共

ESや面接で使える数字と、年収1,114万円の内訳。Core営業利益とIFRS営業利益の違いも解説。

知っておきたい数字

1兆8,862億円
売上収益(FY2024・3月期)
前年比+17.8%、過去最高を更新
3,128億円
Core営業利益(FY2024)
本業の実力値。IFRS営業利益は3,319億円
6,500億円超
エンハーツ売上(グローバル)
前年比+38%超、まだ成長途中
16兆円超
時価総額
日本の製薬企業で断トツ。トヨタ・ソニーに次ぐ水準

事業別売上構成(FY2024・3月期・IFRS)

オンコロジー(ADC含む) 45%

エンハーツ・ダトロウェイ等のADCが牽引。急成長中

スペシャルティ(循環器等) 30%

リクシアナ・タリージェ。安定収益の柱

ワクチン 5%

インフルエンザワクチン等

OTC(第一三共ヘルスケア) 8%

ロキソニンS・トランシーノ・ミノン

その他 12%

ジェネリック(第一三共エスファ売却済み)等

※ IFRS基準。ビジネスユニット別の概算。オンコロジー比率はエンハーツ等のADC売上を中心に推計。

給与・待遇

平均年収1,114万円(平均年齢46.0歳・2025年3月期)
初任給(大卒)月350,000円
初任給(修士卒)月370,000円
初任給(博士卒・3年制)月390,000円
賞与年2回
住宅補助社宅・寮あり。MRは赴任先に社宅提供
MR手当日当・車両手当等が別途支給

※ 平均年収は有価証券報告書(2025年3月期)。初任給は2025年4月実績。

採用データ

2024年度入社実績260名(大幅増員)
2023年度入社実績108名
2022年度入社実績98名
職種別MR・研究開発・生産技術・コーポレート
採用大学傾向旧帝大・早慶・国公立薬学部が中心

働き方データ

離職率3.0%(2024年度)
テレワーク制度あり(本社・研究所はリモート可。MRは直行直帰スタイル)
有給取得取得推奨。製薬業界は比較的取りやすい

業績推移(直近3期・3月期・IFRS)

FY2022FY2023FY2024
売上収益1兆2,785億円1兆6,017億円1兆8,862億円
Core営業利益1,541億円2,388億円3,128億円
IFRS営業利益1,275億円2,116億円3,319億円
当期純利益866億円2,007億円2,958億円

※ Core営業利益は一時的な項目を除いた「本業の実力値」。製薬企業の比較にはCore営業利益を使うのが一般的。

製薬大手4社比較

第一三共武田薬品アステラス中外製薬
売上収益1兆8,862億円4兆2,638億円1兆6,037億円1兆1,395億円
決算期3月期3月期3月期12月期
主力薬エンハーツエンタイビオXTANDIヘムライブラ
強み領域ADC・オンコロジー消化器・神経泌尿器・がんバイオ・血液
海外売上比率約55%約90%約85%約60%
平均年収1,114万円1,097万円1,064万円1,214万円
離職率3.0%13.0%

※ 売上収益は各社直近通期決算。中外製薬はロシュの子会社(59.9%保有)。武田の離職率は外資的な人材流動性を反映。

ひよぺん対話

ひよこ

年収1,114万円ってメーカーの中ではかなり高いよね?

ペンギン

製薬業界はメーカーの中でもトップクラスの給与水準。第一三共の1,114万円は、武田の1,097万円やアステラスの1,064万円と同等。中外製薬の1,214万円がやや上だけど、いずれも1,000万円超のゾーン。なぜ製薬が高いかというと、①新薬の利益率が高い、②グローバル企業と人材を取り合う、③MR手当や日当が充実。30代で800〜900万円、40代で1,000万円超が一般的なモデルだよ。

ひよこ

初任給35万円ってすごくない?他のメーカーと比べてどう?

ペンギン

2025年4月入社の初任給は大卒35万円で、これはメーカーの中では最高水準。トヨタの約25万円、サントリーの約27万円と比べても突出してる。製薬業界は優秀な人材(特に理系)の獲得競争が激しいから、初任給で差をつけに来てる。ちなみにこの初任給にみなし残業は含まれてないから、残業代は別途支給だよ。

ひよこ

2024年度に採用260名って急に増えたのはなぜ?

ペンギン

エンハーツの急成長に伴ってグローバルでの人材需要が爆発的に増えたから。特にオンコロジーMR、臨床開発、生産技術の増員が急務。2022年は98名、2023年は108名だったのが、2024年度に260名と2.5倍に急拡大。これは就活生にとってチャンスだよ。成長企業が人を大量に採る時期は、入社しやすさと成長機会の両方が大きい。

ひよこ

Core営業利益とIFRS営業利益って何が違うの?

ペンギン

いい質問。製薬企業特有の話だけど、IFRS営業利益にはのれん償却や減損損失、企業買収費用など一時的な項目が含まれる。Core営業利益は「本業の実力値」を見るための指標。第一三共のFY2024は、Core営業利益3,128億円に対し、IFRS営業利益は3,319億円。今回は大きな差がないけど、武田薬品のように大型買収をした企業だとCore vs IFRSで数千億円の差が出ることもある。ESや面接ではCore営業利益を使うのが安全だよ。

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