3分でわかるカシオ計算機
G-SHOCK・電卓・電子ピアノ。「計算と記録の道具」から「デジタル教育」へ変革するエレクトロニクスメーカー
海外売上70%超のグローバルブランド。G-SHOCKは世界累計1億本超のメガブランド
主要製品ポートフォリオ
カシオは「G-SHOCK」「電卓」「電子ピアノ」「教育機器」という4つの異なる市場で独自ポジションを持つ。どれか1つではなく全体で収益を安定させる多角的なポートフォリオ。
3つのキーワードで理解する
「G-SHOCKだけじゃない」多面的な電子機器メーカー
カシオの看板はG-SHOCKだが、売上の構成は時計63%・コンシューマ(電卓・電子辞書・楽器)31%・システム(業務用端末)6%の3本柱。電卓は全世界の学校で使われる標準品、G-SHOCKは世界的なファッション×タフネスブランド——異なる市場で独自のポジションを持っている。「電子機器の専業メーカー」と理解するのが正確。
G-SHOCKの「プレミアム化」戦略
1983年の発売以来「壊れない時計」として普及したG-SHOCKは、今やコラボ限定品・フルメタルモデル・MRG(最高級ライン)では数十万円の高級時計として展開されている。量より質への転換——廉価モデルの乱発をやめ、プレミアムライン強化で利益率を向上させる戦略。タフネスブランドがラグジュアリーに昇華する興味深い変革中。
「デジタル教育」という次の成長市場
カシオが力を入れているのがEdTech(教育テクノロジー)分野。関数電卓を単なる計算ツールから学習プラットフォームへ——学習アプリ・クラウド連携・プログラム電卓の教育利用で新興国中心に市場を開拓。「計算する道具」から「考える道具」へ進化させるビジョンがある。
身近な接点
G-SHOCK
スポーツ・アウトドア・軍用にも採用される「壊れない時計」。ファッションにも溶け込む
電卓
コンビニのレジ・事務所・学校で見る電卓はカシオ製が多い。世界で最も使われる電卓
電子ピアノ(Privia)
音楽教室・家庭の電子ピアノ。コンパクトで本物に近い鍵盤タッチが特徴
ネームランド(ラベルプリンター)
オフィス・家庭のラベル作りに使うあのカシオのラベルプリンター。意外と日常にある
ひよぺん対話
カシオって時計の会社ですよね?G-SHOCKしか知らないです。
G-SHOCKのイメージが強いのは正しいけど、売上の37%は時計以外——電卓・電子辞書・電子ピアノ・ラベルプリンター・業務用端末など「コンシューマ電子機器の専業メーカー」がより正確な説明。全世界の学校で使われる関数電卓(fx-82系)はカシオの主力製品で、途上国の教育インフラに深く組み込まれている。「計算する道具」から「G-SHOCK」まで守備範囲が広いのがカシオの面白さ。
スマホがあれば電卓も時計も要らないと思いますが、将来性は大丈夫ですか?
正直に言うと電子辞書・普及価格帯の時計・電卓はスマホに食われている部分がある。特に電子辞書は縮小傾向が明確。ただし「専門性の高い工具」としての関数電卓は残る——理系の試験で使える物理的な計算機の需要は根強い。G-SHOCKは「タフネス×ファッション」のブランドとして確立され、スマートウォッチとは別の市場を持つ。すべての製品が安泰とは言えないが、G-SHOCKブランドはかなり強固。