数字で見るカシオ計算機

G-SHOCK依存度が高まる事業構造と、年収816万円の「実態」を数字で確認しよう。

知っておきたい数字

2,617億円
売上高(FY2025)
前年比2.6%減。時計は増収も全体は微減
142億円
営業利益(FY2025)
営業利益率5.4%。品質問題対応コストが影響
海外売上70%超
グローバル展開度
G-SHOCKが牽引するグローバルブランド
816万円
平均年収(単体)
平均年齢46.2歳。20代の実態は400〜500万円台

事業別売上構成

時計事業(G-SHOCK等) 63

G-SHOCK・BABY-G・EDIFICE等。利益率が高く成長を牽引

コンシューマ事業 31

電卓・電子辞書・電子ピアノ・ラベルプリンター。安定収益源だが成熟市場

システム事業 6

業務用ハンディ端末・POSシステム関連

給与・待遇

項目データ補足
平均年収(単体)816万円平均年齢46.2歳・平均勤続17.5年
初任給(大卒)月20〜22万円程度公開情報より推計
従業員数(連結)約8,800人グローバルで展開
勤務地東京(渋谷・八王子)中心製造業でも都市型勤務

業績推移(直近3期)

指標FY2023FY2024FY2025
売上高約2,546億円約2,685億円約2,617億円
営業利益約142億円約142億円約142億円
営業利益率約5.6%約5.3%約5.4%

※日本基準(連結)。FY2025は2025年3月期。

時計3社比較

会社名売上規模平均年収主力ブランド
セイコーグループ約3,047億円877万円(持株会社)Grand Seiko
シチズン時計約3,168億円約767万円CITIZEN・Eco-Drive
カシオ計算機約2,617億円816万円G-SHOCK

ひよぺん対話

ひよこ

売上2,617億円で営業利益が5.4%というのは少なくないですか?

ペンギン

消費財メーカーとしては標準的な水準。ただしカシオは2024〜25年度に品質検査体制問題(不正検査)が発覚し、ブランドへの信頼に影響が出た。この問題への対応コスト・ブランド修復投資が利益率を圧迫している面もある。中期的にはG-SHOCKプレミアム化とEdTech拡大で利益率8〜10%への改善を目指している。「今が底で上向く局面」という見方もできる。

ひよこ

平均年収816万円は正直高すぎませんか?どんな人が800万円稼いでるんですか?

ペンギン

816万円は平均年齢46.2歳・平均勤続17.5年という長期在籍者中心のデータ。入社直後の20代は400〜500万円台が現実的。カシオは年功序列的に昇給するモデルで、長く勤めると40代以降で700〜900万円台になる。初任給は月20〜22万円程度。「今すぐ800万円」ではなく「長期勤続で着実に上がる」設計。東京勤務で消費財系のわりには悪くない水準だが、デンソー等の製造業大手と比べると低い。