ベーリンガーインゲルハイム ジャパン

Boehringer Ingelheim Japan

ドイツ発の非上場ファミリー企業・ベーリンガーインゲルハイムの日本法人。呼吸器・心代謝・がん領域に強く、株主圧力なしに長期R&Dへ投資できる製薬業界の異色企業。

公式サイト ↗

主要サービス

ジャルディアンス(エンパグリフロジン)

SGLT2阻害薬。糖尿病治療薬としてスタートし、心不全・慢性腎臓病へ適応拡大。2024年のグローバル売上は84億ユーロ(約1.3兆円)でベーリンガー最大製品。

スピリーバ(チオトロピウム)

COPD(慢性閉塞性肺疾患)治療の吸入薬。長年の主力製品として呼吸器領域をリード。

オフェブ(ニンテダニブ)

特発性肺線維症(IPF)・全身性強皮症に伴う間質性肺疾患の治療薬。希少疾患領域での存在感が高い。

トラゼンタ(リナグリプチン)

DPP-4阻害薬による2型糖尿病治療薬。腎機能低下患者にも使いやすい特性で日本でも広く処方。

戦略・方針

非上場ファミリー企業ならではの長期R&D戦略 (2024)

株式上場せず、Boehringer家が所有する財団が経営。四半期業績に縛られず、10〜15年スパンの研究開発投資が可能。年間売上の20%超をR&Dに投資し続ける。

ジャルディアンスの心不全・腎臓病への適応拡大 (2023)

元々は糖尿病薬だったジャルディアンスが、心不全・慢性腎臓病へ適応を拡大。「代謝・心・腎」を統合した「心腎連関」治療のリーダーポジションを確立。

IPF・希少疾患領域でのポジション強化 (2025)

オフェブ(特発性肺線維症)の後継としてネランダミラスト(nerandomilast)を開発中。希少呼吸器疾患での差別化を維持。

外資製薬呼吸器糖尿病SGLT2非上場

備考

ベーリンガーインゲルハイム ジャパン株式会社は、ドイツのベーリンガーインゲルハイム社の日本持株会社(傘下に日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社・ベーリンガーインゲルハイム製薬株式会社等)。従業員数約1,670名。平均年収は約920〜950万円。

グローバルのベーリンガーインゲルハイムは売上高268億ユーロ(2024年、+4.7%)。製薬企業では異例の非上場を維持しており、Boehringer家とBaum家の非公開財団が所有。株主からの短期的プレッシャーなしに研究開発に集中できる文化が特徴。

最終更新: 2026/4/14