3分でわかるABCマート

あなたが履いてるHOKAUGGVANS——
その正規代理店・ライセンス元が靴小売業界の超高収益チャンピオン

3,722億円 売上高(2025年2月期・過去最高)
1,499店舗 国内1,099+海外400(韓国・台湾・米国等)
16.8% 営業利益率(靴小売業界トップクラス)

売上・利益ともに過去最高を更新(2025年2月期)。営業利益率16.8%はユニクロを超える

業態ポートフォリオ

主力業態
👟
ABC-MART(基幹店)
ナイキ・アディダス・ニューバランスなど世界ブランドを一堂に揃える靴量販。全国1,081店舗
国内売上の中心業態
ABC-MART GRAND STAGE
プレミアムスニーカー・限定モデルに特化した上位業態の都市型旗艦店
高単価・都市型
🏕️
OSHMAN'S
アウトドア・スポーツ用品専門業態。国内18店舗展開
専門業態
🌏
海外事業(韓国・台湾等)
韓国326店・台湾61店・米国8店・ベトナム5店。韓国事業は大規模で安定収益源
海外400店舗

国内1,099店舗・海外400店舗の計1,499店舗を展開。基幹業態のABC-MARTに加え、プレミアム業態GRAND STAGEとアウトドアOSHMAN'Sを展開。韓国・台湾・米国にも進出し、海外売上は1,166億円(全体の31%)。

3つのキーワードで理解する

1

ライセンス・正規代理店——「独占仕入れ」が超高利益率の秘密

ABCマートが靴小売業界で営業利益率16.8%という異次元の高収益を上げる秘密は「仕入れ構造」にある。バンズ(VANS)のライセンス商品を自社で製造・販売する権利を持ち、HOKAとUGGの国内正規代理店として独占的に供給を受けている。他の小売店が仕入れられないブランドを持つことで、値引き競争をせずに定価で売り切れる。ヤマダ電機やビックカメラが家電で激しい値引き競争をしているのと対照的に、ABCマートは「うちでしか買えない」を武器にしている。

2

スポーツシューズ1,000億円超——HOKAブームを一手に担う

2025年2月期にスポーツシューズカテゴリーだけで1,000億円を超える売上を記録した。HOKAの日本での急成長を最前線で担ったのがABCマート。「ローカルで買えるグローバルブランド」を大量出店の実店舗ネットワークで届けられるのが強み。ナイキ・アディダスなど超メジャーブランドのシェア低下を受け、HOKA・On・New Balanceなどの新興ブランドへの顧客移行をいち早く捉えた。

3

韓国・台湾展開——アジアの靴市場をリード

国内だけで1,081店が飽和しつつあるため、成長の軸は海外。特に韓国326店は大規模で、スニーカー文化が根付いた市場で安定した収益を上げている。台湾61店・米国8店・ベトナム5店と展開。「日本の靴量販モデルをアジアへ輸出する」という戦略で、海外売上は1,166億円(全体の31%)。海外事業の拡大がこれからの成長エンジン。

身近な接点——実はこれもABCマート

🏃
HOKA(ホカ)——分厚いソール・ランニング系スポーツシューズ

近年爆発的に人気のランニング・ウォーキングシューズブランド。日本での正規代理店がABCマート。「どこで買う?」の答えがABCマートになっている。

🥾
UGG(アグ)——ムートンブーツの代名詞

秋冬の定番ムートンブーツブランド。国内でUGGを正規販売する代理店としてABCマートが主要窓口。インフルエンサー経由でトレンドが来るたびに売れる。

🛹
VANS(バンズ)——スケーターの定番スニーカー

スケートボード発祥のカジュアルスニーカー。ABCマートがライセンスを持ち、独自カラー・コラボ商品を展開。「バンズはABCで買う」という認知が定着。

🏬
イオン・ショッピングセンター内のABC店舗

全国のショッピングモールのほぼどこかにABCマートがある。靴を買う選択肢の第一候補として、日常的な来店機会が圧倒的に多い。

ひよぺん対話

ひよこ

ABCマートってただの「靴屋」でしょ?就職先としてどうなの?

ペンギン

「靴屋」とひとくくりにされがちだけど、実態は「HOKA・UGGの正規代理店権を持つ超高収益小売企業」。営業利益率16.8%は靴・アパレル小売業界でトップクラスで、ファーストリテイリング(ユニクロ)の約13%を上回る。就職先としては売上・利益ともに過去最高を更新した成長企業で、アジア展開もこれからが本番。「靴が好き」「スニーカーカルチャーに詳しい」人には最高の環境だよ。

ひよこ

HOKAとかUGGって、ABCマートが正規代理店なの?知らなかった。

ペンギン

そう、国内でHOKAとUGGの靴を正規ルートで買えるのはABCマートが最大窓口。「正規代理店」って何がいいかというと、メーカーから直接仕入れる権利があるから中間マージンが少なくて済む。さらに他の靴屋には同じ条件で売れない商品もある。これが「値引きしなくても売れる」「利益率が高い」理由。面接で「ABCマートの強みは?」と聞かれたら「正規代理店・ライセンス品による差別化仕入れ構造」と言えると企業研究の深さが伝わるよ。

ひよこ

店員として入ったら、ずっと靴を売り続けるの?キャリアはどうなるの?

ペンギン

ABCマートの総合職の典型的なキャリアは「店舗→スーパーバイザー→本部」。最初は店舗でシューズの販売・在庫管理・スタッフのシフト管理から始まる。2〜3年で副店長、5年前後で店長になるスピード感がある。その後は複数店舗を管轄するスーパーバイザーか、本部(バイイング・マーケティング・海外事業)へのキャリアパスがある。バイヤー(仕入れ担当)になればナイキやアディダスのメーカー担当と商談する仕事になる。「靴が好き」を武器にしたキャリアが築ける会社だよ。

ひよこ

靴屋って土日は混むし、立ち仕事だし、キツくない?正直なところを教えて。

ペンギン

ぶっちゃけ、週末・祝日はショッピングセンター内の店舗が多いから来客が集中してきつい。立ち仕事・接客業の宿命で、足腰に負担がかかる。土日に確実に休みたい人には向いてない。一方でインセンティブ・歩合制度がある場合は販売実績に応じた報酬が上乗せされるため、「売れれば稼げる」環境でもある。平均年収411〜425万円は小売業としては標準的だけど、店長や本部に上がると600万円超の事例もある。「靴が好き」「トレンドに敏感」「お客様と話すのが楽しい」人は長続きするし昇格も早い。

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