📊 数字で見るABCマート

「靴小売なのに営業利益率16.8%」——この数字を語れると面接で差がつく。正規代理店・ライセンス品という仕入れ構造の優位性が、財務データにどう表れているかを理解しよう。

知っておきたい数字

3,722億円
売上高(2025年2月期)
前年比+8.1%。売上・利益ともに過去最高を更新
625億円
営業利益(2025年2月期)
前年比+12.4%。営業利益率16.8%は靴小売業界最高水準
1,499店舗
総店舗数(2025年2月期)
国内1,099店+海外400店(韓国326・台湾61・米国8・ベトナム5)
411〜425万円
平均年収(2025年)
有価証券報告書ベース。店長・SV・本部で大きく変動
1,000億円超
スポーツシューズ売上(2025年2月期)
HOKAブームを追い風にスポーツシューズが1,000億円超えを記録
453億円
最終利益(2025年2月期)
前年比+13.4%。純利益率12.2%という高収益体質

事業別売上構成

国内事業(ABC-MART・GRAND STAGE・OSHMAN'S) 約70%

国内1,099店舗。売上2,591億円(2025年2月期)。スポーツシューズだけで1,000億円超

海外事業(韓国・台湾・米国・ベトナム) 約30%

韓国326店を中心に計400店舗。売上1,166億円(2025年2月期)

※ セグメント別の詳細は国内・海外の2分類で開示。国内は2,591億円、海外は1,166億円(2025年2月期)。

給与・待遇

初任給(大卒)月額約210,000〜220,000円(2026年卒目安)
フロアリーダー・副店長(1〜3年目)300〜400万円(インセンティブ含まず)
店長(4〜7年目)450〜600万円(インセンティブ込みで上乗せあり)
SV・本部スタッフ(7年目〜)500〜700万円(口コミベース)
平均年収411〜425万円(有価証券報告書・2025年)
月間残業20〜40時間程度(店舗・時期により変動)
年間休日約105〜110日(シフト制のため曜日は変動)
主な福利厚生社員持株会・健康保険・厚生年金・研修制度・ブランド割引購入

※ 年収は口コミサイト等のデータに基づく目安。役職・店舗規模・地域によって差がある。

採用データ

採用規模数十〜百数十名程度(推定。正式非公開)
採用対象大学・短大・専門学校卒業見込み(学部不問)
主な配属先全国の店舗(フロアスタッフ→フロアリーダー)
選考のポイントシューズへの情熱・ブランド知識・接客経験・コミュニケーション力
転勤全国転勤あり

業績推移(直近3期)

2023年2月期2024年2月期2025年2月期
売上高3,033億円3,443億円3,722億円
営業利益488億円556億円625億円
営業利益率16.1%16.2%16.8%

※ 3期連続で増収増益。営業利益率も年々改善しており、高収益体質が定着している。

靴小売・スポーツ業界 主要指標比較

ABCマートゼビオHDチヨダ
売上(直近)3,722億円約2,400億円約1,150億円
営業利益率約16.8%数%台低水準
国内店舗数約1,099店約270店(グループ)約800店超
特徴靴専門・正規代理店・高利益率スポーツ総合・競技用品低価格靴量販・PB

ひよぺん対話

ひよこ

年収ぶっちゃけどのくらい?靴屋って低そう…

ペンギン

平均年収は411〜425万円(有価証券報告書ベース・2025年)。初任給は大卒で月額約21〜22万円が目安。その後の推移:フロアリーダー・副店長で300〜400万円、店長で450〜600万円、SV・本部管理職で500〜700万円超。小売業として「高い」とは言えないが、ABCマートの場合はインセンティブ制度と「靴が好き」という動機の強さが長期勤続・昇格の原動力になりやすい。商社・金融の高年収を求めるなら選ぶべき会社ではないが、靴業界のプロとして安定したキャリアを積みながら上を目指せる環境は整っている。

ひよこ

採用人数ってどのくらい?受かりやすいの?

ペンギン

ABCマートは大量採用ではなく数十〜百数十名規模の採用(非公開・推定)。倍率は比較的高く、「シューズへの情熱」と「接客経験」がポイントになる。面接では「なぜABCマートか」「好きなブランドとその理由」「どのブランドが今後売れると思うか」などのシューズ知識系の質問が多い。スニーカーの研究・SNSフォロー・ショップ巡りをしている就活生は強い。「とりあえず小売業」という志望ではなく、靴への本物の情熱を見せることが最大の選考突破策。

ひよこ

「過去最高の売上・利益」って数字の読み方を教えて

ペンギン

2025年2月期の数字:売上高3,722億円(前年比+8.1%)、営業利益625億円(+12.4%)、最終利益453億円(+13.4%)。すべて過去最高。背景にあるのは①HOKAブームの継続(スポーツシューズ1,000億円超)、②インバウンド需要の回復(都市部・観光地店舗の来客増)、③スポーツアパレル・ハンズフリー商品の好調。面接で「業績について説明してください」と聞かれたら、この3要因をセットで語れると企業研究の深さを示せる。

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