3分でわかる読売新聞
発行部数537万部——世界最大級の新聞社。
巨人軍・日テレ・よみうりランドを擁するメディアコングロマリット
グループ全体の売上は1兆円超。新聞×テレビ×スポーツ×レジャーの多角経営
読売グループの全体像——新聞だけじゃない
読売新聞グループ本社を頂点に、新聞3本社+巨人軍+中央公論新社+よみうりランドの「基幹7社」を中核に、日本テレビ(筆頭株主)を含む150以上のグループ企業で構成。メディア・スポーツ・エンタメの総合グループ。
3つのキーワードで理解する
世界最大級の発行部数——「数の力」で日本の世論を動かす
読売新聞の朝刊発行部数は約537万部(2025年)で国内ダントツ1位。かつてはギネスブックに「世界一の発行部数」として登録されたこともある。全国約2万の販売店網が新聞を毎朝届ける——この物流インフラが読売の最大の強み。保守系の論調で知られ、政府との関係も深い。「読者数の多さ=影響力」という新聞の基本原理で、日本最大のメディアパワーを持つ。ただしピーク時の約1,000万部からは半減しており、年間40万部ペースで減少が続いている。
巨人軍・日テレ・よみうりランド——メディアを超えたコングロマリット
読売新聞の特徴は「新聞社を超えたグループ経営」。読売巨人軍(プロ野球)、日本テレビ(テレビ局)、よみうりランド(遊園地)、中央公論新社(出版)——新聞×テレビ×スポーツ×レジャー×出版の多角的なグループ。特に日テレは視聴率でフジテレビと1位を争う存在で、グループ全体の売上は1兆円を超える。新聞単体では厳しくても、グループの総合力で生き残る戦略を取っている。
「紙を守る」戦略——デジタル化に慎重な読売の覚悟
朝日新聞が全記事有料化、日経が電子版106万人とデジタルシフトを急ぐ中、読売は「紙の新聞を守る」姿勢を貫いている。読売新聞オンラインは無料記事中心で、有料課金モデルへの移行は慎重。これは「販売店網を維持し、紙の読者を失いたくない」という経営判断。販売店は新聞配達だけでなく、地域のセーフティネット(見守り・折込チラシ)としても機能している。デジタル化の遅れをリスクと見るか、独自の生存戦略と見るか——読売の覚悟が問われている。
身近な読売——あなたの生活に関わっている
日本で最も歴史と知名度があるプロ野球チーム。読売新聞のスポーツ面と日テレの中継が一体となった「メディアミックス」の原点。
「金曜ロードショー」「行列のできる相談所」——日テレの番組を見たことがない人はいない。読売グループ本社が筆頭株主。
冬のイルミネーション「ジュエルミネーション」は東京の風物詩。遊園地・プール・温浴施設を運営するグループ企業。
正月の風物詩「箱根駅伝」は読売新聞社が共催。日テレが中継し、読売新聞が紙面で報道する——グループ連携の象徴。
ひよぺん対話
読売新聞って「保守的」とか「政権寄り」って言われるけど、実際どうなの?
読売新聞の社説は安全保障・改憲・経済成長を重視する保守的な論調が特徴で、これは事実。でもそれは「政府の言いなり」という意味ではない。読売にも調査報道チームがあり、独自スクープも出す。面接で聞かれたら「保守系の読者層に信頼される報道を届けてきた歴史があり、その読者基盤が537万部の土台。自分はその責任の重さに惹かれた」と答えれば十分。新聞には「右も左も必要」——それが言論の多様性だからね。
巨人ファンじゃないと入れないの?冗談抜きで聞いてる。
笑い話のようだけど実際には関係ない。読売新聞の社員全員が巨人ファンなわけがない。ただしグループ企業として巨人軍との関わりは避けられない。運動部に配属されれば巨人の番記者になる可能性もあるし、読売新聞の広告営業で巨人戦のスポンサー枠を売ることもある。「スポーツに関心がある」「グループ経営に興味がある」と言える方がプラスではあるけど、野球に興味がないから落ちることはないよ。
非上場で情報が少ないけど、年収はどのくらい?
読売新聞は非上場で有価証券報告書を出していないから、公式の平均年収データがない。口コミベース(OpenWork等)では平均年収800〜870万円程度。記者職で30歳前後700〜900万円、管理職で1,000万円超が目安。朝日新聞(有報ベース1,113万円)より低いという口コミもあるけど、非上場なのでバイアスがかかっている可能性もある。初任給は月30.6万円(東京本社・大卒)で、新聞業界では標準的な水準。年収で選ぶより「何がやりたいか」で選ぶ業界だよ。
537万部が世界最大って言うけど、そもそも減り続けてない?
減り続けている。ピーク時の約1,000万部から半減し、年間40万部以上のペースで減少中。2026年1月には527万部まで落ちた。このペースが続けば10年後には300万部を割る計算。「世界最大」の看板はいずれ返上することになるだろう。ただし読売の場合、日テレ・巨人という強力なグループ企業がある。新聞単体で生き残れなくても、グループ全体の売上は1兆円超。「新聞社」としては厳しいけど、「読売グループ」としては生存可能性が高い——これが読売の独自ポジション。