3分でわかる安川電機
車の溶接、スマホの半導体、食品の梱包——
その工場を動かす産業用ロボット+サーボモータで世界4強・北九州発のモーションコントロール王者
産業用ロボット世界4強 × ACサーボモータ世界No.1
事業ポートフォリオ — 3つの柱で工場を動かす
ロボット事業とモーションコントロール事業がほぼ同規模の「2本柱体制」。2本柱の技術シナジーが安川電機の最大の強みで、ロボットにはサーボモータが内製されている。
3つのキーワードで理解する
ACサーボモータ累計2,000万台 — モーションコントロールの世界王者
機械をミクロン単位で正確に動かす「サーボモータ」。CNCや産業用ロボットの「筋肉」にあたる部品。安川電機のACサーボモータは累計出荷台数2,000万台超・世界シェアNo.1。工作機械・半導体製造装置・食品機械・医療機器——精密な動きを必要とするあらゆる機械に入っている。「安川の技術で動く機械は世界中にある」というのは誇張でない。
産業用ロボット累計60万台 — 世界4強の一角「MOTOMAN」
安川電機の産業用ロボット「MOTOMAN(モートマン)」は溶接・塗装・組立・搬送・半導体搬送と幅広い用途をカバー。世界シェアはABB・ファナック・クーカと並ぶ世界4強のひとつ。特に自動車の溶接ラインと半導体ウエハ搬送ロボットに強み。ファナックと比べると「ロボットの多様性と制御の細かさ」を武器にする。
北九州発のものづくり企業 — 110年の技術の蓄積
1915年に福岡県北九州市(当時の若松市)で設立。製鉄所の誘導電動機メーカーとして出発し、110年かけてサーボモータ・インバータ・産業ロボットへと進化。「モーションコントロール(動きを制御する技術)」が一貫したDNA。北九州本社に勤務する社員は多く、地方中核企業としての側面もある。
身近な接点 — 安川電機はここにいる
車のボディ溶接ラインにMOTOMANロボットが稼働。年間何百万台もの車を溶接している
半導体ウエハを搬送するロボットに安川電機の技術が使われる
お弁当・お菓子の工場でMOTOMANが箱詰め・ピッキング作業を担当
EV(電気自動車)の電池・モーター組立ラインにも安川ロボットが活躍
ひよぺん対話
安川電機って何の会社?ファナックと何が違うの?
一言で言えば「ロボット+サーボモータのメーカー」。ファナックとの最大の違いは「CNCがあるかないか」。ファナックはCNC(工作機械の頭脳)+ロボット、安川はサーボモータ(動きの筋肉)+ロボットという構成。安川のACサーボモータは世界No.1シェアで累計2,000万台超。これが「モーションコントロールの王者」と呼ばれる理由。本社は福岡県北九州市で、北九州・博多エリア在住者に人気の企業。
文系でも入れる?ロボットって理系の世界じゃないの?
文系でも入れる。主なポジションは国内営業・海外営業・技術営業・経営企画・財務・人事。ただし安川電機の営業は「ただ機械を売る」ではなく、「自動車工場の溶接ライン全体を提案する」技術営業が多い。文系でも入社後にロボット・サーボの基礎知識を叩き込まれる研修がある。理系に比べて採用枠は少なめで競争率は高い。
北九州本社ってどんな環境?東京のイメージがない…
北九州市は人口90万人超の中核都市。博多まで新幹線で15分、空港も近い。生活コストは東京の6〜7割程度で、年収870万円の実質的な豊かさはかなり高い。ただし「東京の都市の刺激・文化」を求める人にはギャップがある。研究・開発・設計の拠点は主に北九州。海外営業は東京や海外拠点で働くことも多い。