仕事内容を知る——バイヤー・MD・VMD・販売
「服が好き」だけじゃない——ユナイテッドアローズには、数字・デザイン・交渉など多様なスキルが活きる職種がある。
プロジェクト事例
パリコレ展示会でのブランドセレクト
来シーズン分の商品仕入れのため、パリ・コレクションウィーク中に200〜300ブランドの展示会を巡回。各ブランドのデザイナーと商談し、予算・トレンド適合性・過去の販売実績を総合的に判断して仕入れ品目と数量を決定。1回のパリ出張で仕入れる商品総額は数千万〜億単位。
シーズン在庫計画と補充・値引き判断
春夏シーズン開始後、週次で実売データを分析。「売れ筋商品の追加発注」「動きの鈍い商品の値引きタイミング決定」「次シーズン仕入れへのフィードバック」を担う。バイヤーが仕入れた商品を「いつ、どこに、何着配分するか」で利益率が変わる。
シーズン切り替え時のディスプレイ刷新
春夏シーズン切り替えに伴い、全国店舗のディスプレイを統一テーマで刷新。本部VMDが「今季のコンセプト(例:ナチュラル×マリン)」を策定し、マネキンコーディネート・什器配置・フォーカルポイントの指示書を作成。店舗スタッフがその指示に基づいて実施。
個客対応スタイリングとCRM活用
UAでは販売スタッフを「スタイリスト」と位置付け、顧客の好みや体型・ライフスタイルを把握した上でのスタイリング提案を重視。CRM(顧客管理)ツールで顧客の購買履歴を確認し、「先日購入したジャケットに合うパンツはこちら」と個別提案する接客スタイル。
職種別の仕事内容
バイヤー部門
国内外ブランドメーカー・デザイナー- 世界4大都市(パリ・ミラノ・NY・ロンドン)での展示会参加
- 仕入れブランドの選定と商談・価格交渉
- トレンド情報の社内共有・ブランドディレクション
- 仕入れ後の販売実績モニタリング
MD(マーチャンダイザー)
バイヤー・店舗・倉庫- シーズンごとの仕入れ予算・数量計画
- 商品の店舗配分と在庫移動指示
- 販売実績データ分析と次シーズンへの反映
- 値引きタイミングの決定と在庫圧縮
VMD(ビジュアルマーチャンダイザー)
全国店舗・マネキン・什器メーカー- シーズンテーマに基づいた売場コンセプト策定
- マネキンコーディネートとディスプレイ指示書作成
- 旗艦店での直接施工・デザイン
- 新店オープン時の売場立ち上げ
販売・スタイリスト
一般顧客・外商顧客- スタイリング提案・接客・試着サポート
- 顧客データ管理とフォローアップ連絡
- 商品知識の習得とスタッフ間共有
- 店舗管理(発注・棚卸し・清掃)
ひよぺん対話
文系でファッション好きなんだけど、バイヤーになれる可能性はある?
UAのバイヤーになる道は実は文理問わず開かれている。ただ、新卒でいきなりバイヤー配属は少なくて、まず2〜3年は販売スタッフとして店舗経験を積む。店舗で「どんなお客様がどんな服を選ぶか」を肌で感じることが、バイヤーの目利きの土台になるから。店舗で成果を出して「本部配属候補」に入り、その中からバイヤー・MD・VMD・PRのどこに向くかが見えてくる感じ。「服が好き」+「英語力(読み書き程度)」+「数字に強い」の3つがあると有利。
MD(マーチャンダイザー)って何をする人?バイヤーとどう違うの?
バイヤーが「何を仕入れるか」を決める人なら、MDは「仕入れた商品をどう売るか」を数字で管理する人。具体的には「この商品を全国に何着ずつ配分するか」「売れ行きが鈍ければいつ値引きするか」「来シーズンは何を何着仕入れるか」を決める。いわばファッション業界の経営企画職。センスよりデータ分析力・数字への強さが問われる。文系でも理系でも、エクセル・分析ツールを使いこなせる人向きだよ。