3分でわかる東宝

コナン、鬼滅、ゴジラ——日本の映画の4割は東宝が届ける。映画配給シェアNo.1の総合エンタテインメント企業。

3,132億円 営業収入(2025年2月期)
647億円 営業利益(過去最高)
約40% 映画配給国内シェア

映画配給1位 × ゴジラIP × 不動産で安定経営

事業ポートフォリオ — 3つの柱

最大の柱
🎬
映画事業
配給・製作・TOHOシネマズ<br/>IP・アニメ利用
売上の約67%
🏢
不動産事業
商業ビル賃貸<br/>東宝ツインタワー等
売上の約25%
🎭
演劇事業
帝国劇場(建替中)<br/>ミュージカル・舞台
売上の約8%

映画事業(配給+TOHOシネマズ)が売上の2/3。不動産事業が安定した利益基盤を提供し、エンタメの変動リスクを吸収。2026年2月期からIP・アニメ事業を新セグメントとして独立させる。

3つのキーワードで理解する

1

映画配給シェア40%——日本の映画の「顔」

「名探偵コナン」「鬼滅の刃」「ゴジラ」「ドラえもん」「ワンピース」——日本で大ヒットする映画の大半は東宝が配給。2025年はグループ配給作品の興収が1,129億円で歴代最高を記録。興収100億円超が年に3本というのは東宝だけの実力。

2

映画+演劇+不動産の「三位一体」経営

映画のヒットは読みにくいが、不動産事業が安定した利益を生む。TOHOシネマズが入る商業ビルの賃貸収入で、映画が不振でも赤字にならない構造。帝国劇場では演劇事業も展開し、「エンタメ×不動産」の独自ビジネスモデルを構築。

3

ゴジラ——日本発の世界的IP

1954年の第1作から続くゴジラは、東宝が持つ最強のIP。ハリウッドの「モンスターバース」シリーズ、「ゴジラ-1.0」のアカデミー賞受賞などグローバルでの認知度が急上昇。映画だけでなくゲーム・グッズ・テーマパークにもIPを展開中。

身近な接点 — 東宝に触れている瞬間

🎬 映画を観に行く

TOHOシネマズで映画を観たことがある人は多いはず。あのシネコンは東宝グループの経営

🦎 ゴジラ

日本発の世界的モンスター。ハリウッド版も含めて、ゴジラのIPを持つのは東宝

🕵️ 名探偵コナン

毎年GWに公開されるコナン映画は東宝配給。2024年は興収150億円超のメガヒット

🎭 帝国劇場

日本のミュージカルの聖地。レ・ミゼラブルやミス・サイゴンの東京公演は帝国劇場(東宝)で上演

ひよぺん対話

ひよこ

東宝ってどんな会社?映画を作ってる会社?

ペンギン

映画を「配給」する会社、が正確だね。自分で全部作るというよりも、アニメスタジオや制作会社が作った映画を全国の映画館に届けて、宣伝して、ヒットさせるのが東宝の仕事。

日本の映画興行収入の約40%が東宝の配給作品。2位の東映が15%くらいだから、ダントツの1位。しかも映画だけじゃなく、TOHOシネマズ(映画館)帝国劇場(演劇)不動産(ビル賃貸)の4つの事業がある総合エンタメ企業だよ。

ひよこ

従業員357人って少なすぎない?大企業じゃないの?

ペンギン

これ、みんな驚くところ。売上3,132億円で単体従業員357人は、一人当たり売上が約8.8億円で驚異的な数字。

理由は東宝のビジネスモデルにある。映画の制作は外部のスタジオ、映画館の現場運営はTOHOシネマズ(子会社)、ビル管理は不動産子会社——東宝本体は「企画・配給・IP管理の司令塔」に特化してる。だから少数精鋭で回せる。

逆に言うと新卒採用は16〜20人と超狭き門。入社できれば少数精鋭で大きな仕事ができる環境だよ。

ひよこ

東宝って不動産もやってるの?意外...

ペンギン

実はこれが東宝の隠れた強み。東京・大阪の一等地にビルを持っていて、不動産事業の営業利益は168億円。映画がコケた年でも、ビルの賃料収入で会社が傾かない。

しかもTOHOシネマズが入る商業ビルは映画と不動産のシナジーがある。映画のヒットでシネマに人が集まれば、同じビルのレストランやショップも潤う。「エンタメ×不動産」の二刀流が東宝の経営の安定感の秘密だよ。

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