数字で見る東宝
357人で3,132億円——映画配給シェアNo.1、営業利益率20%超の「稼ぐエンタメ企業」の数字を完全整理。
知っておきたい数字
事業セグメント別売上
2,093億円——配給・製作・TOHOシネマズ・IP利用(営業利益508億円)
797億円——商業ビル賃貸(営業利益168億円)
229億円——帝国劇場・ミュージカル(営業利益41億円)
業績推移(直近3期)
| 2023年2月期 | 2024年2月期 | 2025年2月期 | |
|---|---|---|---|
| 営業収入 | 2,634億円 | 2,835億円 | 3,132億円 |
| 営業利益 | 529億円 | 592億円 | 647億円 |
| 営業利益率 | 20.1% | 20.9% | 20.6% |
給与・待遇
| 平均年収 | 約1,031万円 |
| 初任給(総合職) | 月額240,000円 |
| 賞与 | 年2回 |
| 勤務地 | 東京本社(有楽町)が中心 |
| 勤務時間 | 9:30〜18:00(部門・時期により変動) |
採用データ
| 新卒採用数 | 16〜20人 |
| 推定倍率 | 200〜300倍 |
| 選考プロセス | ES → Webテスト → 面接3〜4回 |
| 求められる人材 | プロデューサー的思考、コミュニケーション力、幅広い好奇心 |
| インターン | あり(事実上の選考ルート) |
映画大手3社比較
| 東宝 | 東映 | 松竹 | |
|---|---|---|---|
| 営業収入 | 3,132億円 | 約1,600億円 | 約1,100億円 |
| 営業利益率 | 20.6% | 約10% | 約5% |
| 配給シェア | 約40% | 約15% | 約10% |
| 平均年収 | 約1,031万円 | 約770万円 | 約770万円 |
| 従業員数(単体) | 357人 | 約530人 | 約600人 |
| 不動産事業 | 大規模(797億円) | なし | 中規模 |
ひよぺん対話
営業利益率20%って高いの?
めちゃくちゃ高い。エンタメ業界で20%超は驚異的。比較すると——
・東宝: 20.6%
・東映: 約10%
・松竹: 約5%
・バンダイナムコHD: 約15%
・ソニーG(映画事業): 約12%
東宝が高い理由は「少数精鋭×不動産」。357人しかいないから固定費が低く、不動産の家賃収入は限界費用がほぼゼロ。しかも映画配給は制作費を東宝が全額負担するわけではない(製作委員会方式でリスク分散)。この仕組みが利益率の高さを生んでる。
一人当たり売上8.8億円ってすごいの?
日本企業の中でもトップクラス。比較すると——
・東宝: 8.8億円/人(単体357人)
・キーエンス: 約3.5億円/人
・任天堂: 約2.7億円/人
・トヨタ: 約1.3億円/人
キーエンスの2.5倍。これは東宝のビジネスモデルが「司令塔」に特化しているから。映画の制作は外部のスタジオ、映画館の運営はTOHOシネマズ(子会社)、ビル管理は不動産子会社——東宝本体は企画・配給・IP管理だけをやる。だから少人数で巨額の売上を動かせる。
初任給24万円って安くない?年収1,031万円との差が大きい...
エンタメ業界の初任給としては標準的。高くはないけど——
・初任給24万円 → 年収350万円前後(1年目)
・30代前半で600〜700万円
・30代後半〜40代で1,000万円超(平均年収1,031万円は40代中心)
エンタメ業界は「若手は修行期間」の文化が残っている。ただし東宝は357人の少数精鋭で、若手でも大きな仕事ができるのは魅力。年収の伸びしろは大きいから、20代の年収だけで判断しないほうがいいよ。