💼 仕事内容を知る
漫画家と二人三脚でヒットを生む編集者から、ONE PIECEを世界に届けるデジタル担当まで——集英社の「4つの仕事」を知ろう。
ヒット作品を生む 文芸・ノンフィクション すばる・文庫
小説・教養書 ファッション・カルチャー non-no・MORE
雑誌×デジタル デジタル・IP事業 MANGA Plus・版権
グローバル展開
プロジェクト事例 — 若手はこう関わる
新連載作品の立ち上げ(週刊少年ジャンプ)
新人漫画家と二人三脚で作品を作り上げる。ネーム(下書き)の打ち合わせ、ストーリーの方向性の議論、毎週の締め切りとの戦い。読者アンケートの結果が連載継続を左右するシビアな世界。ヒット作を生めば社会現象に。
MANGA Plusの多言語同時配信オペレーション
日本語版と同時に9言語で世界200ヶ国に配信。翻訳チームとの連携、海賊版サイトへの対抗策の検討、各国の読者データ分析。週刊少年ジャンプの最新話が世界同時に読める仕組みを運営する。
書店への販売促進・棚割り提案
新刊コミックスの発売に合わせた書店フェアの企画・実施。POP制作、サイン会の調整、重版判断のための販売データ分析。ONE PIECEの新刊なら初版300万部クラスの大規模オペレーション。
ONE PIECEのNetflix実写化プロジェクト
Netflixとの共同プロジェクトで原作の世界観をどう実写に落とし込むかを監修。尾田栄一郎先生の意向を制作チームに伝え、脚本・キャスティング・美術のすべてに原作サイドとして関与。
事業領域マップ
マンガ編集部門
漫画家・読者・アニメ制作会社週刊少年ジャンプ(ONE PIECE・呪術廻戦等)、少年ジャンプ+(SPY×FAMILY・怪獣8号等)、りぼん、マーガレット、ウルトラジャンプ等を展開。編集者は漫画家のパートナーとして作品を共に作り上げる。集英社の収益の柱であり、ここから生まれるIPが全事業を駆動する。
文芸・ノンフィクション部門
作家・読者・書店文芸誌「すばる」、新書「集英社新書」、文庫「集英社文庫」等を展開。芥川賞(文藝春秋と共催的位置づけ)候補作を擁することも。マンガほどの売上規模ではないが、出版社としての知的ブランドを支える部門。
ファッション・カルチャー部門
読者・広告主・ブランドnon-no、MORE、BAILA、メンズノンノ等のファッション誌を展開。紙の雑誌は縮小傾向だが、Webメディア・YouTube・SNSとの連動でブランド力を維持。広告収入が柱。
デジタル・IP事業部門
アニメ制作会社・ゲーム会社・配信プラットフォームMANGA Plus(海外マンガ配信)、ジャンプ+(国内デジタル)、版権ビジネス(アニメ化・映画化・ゲーム化の監修・収入)を展開。事業収入は前年比35.6%増と最も成長しているセグメント。集英社の未来を担う部門。
ひよぺん対話
編集者って具体的に何するの?漫画家の原稿を待ってるだけ?
全然違うよ。編集者は「作品のプロデューサー」。具体的には:
①ネーム(下書き)の打ち合わせ: 漫画家とストーリーの方向性を議論する
②取材の手配: 作品に必要な取材を企画・同行する
③スケジュール管理: 毎週の締め切りを守らせる(これが一番大変)
④新人発掘: 持ち込みの原稿を読み、才能を見出す
⑤メディアミックス: アニメ化・映画化の企画を立てる
漫画家と二人三脚で「売れる作品」を設計する仕事。華やかに見えるけど、深夜に漫画家の自宅で原稿の打ち合わせ、なんてことも普通にあるよ。
編集以外の仕事ってどうなの?営業って何するの?
出版社の営業は「書店」が主なお客さん。全国の書店を回って、新刊コミックスの陳列場所(棚割り)を確保したり、フェアを企画したりする。ONE PIECEの新刊が出るときは全国のコンビニ・書店に確実に届ける大規模オペレーション。
もう一つは広告営業。ファッション誌の広告枠を化粧品ブランドやアパレル企業に販売する。近年はWebメディアとセットの提案が増えてる。編集志望で入っても営業に配属される可能性はあるから、覚悟しておいたほうがいいよ。
デジタル系の仕事は増えてるの?
急速に増えてる。ジャンプ+の運営、MANGA Plusのグローバル配信、SNSマーケティング、データ分析——「紙の出版社」から「デジタルコンテンツ企業」への転換の真っ最中だからね。特にMANGA Plusは世界200ヶ国以上に配信してるから、海外とのやり取りも多い。「出版社だけどITの仕事がしたい」「グローバルに働きたい」という人にはチャンスが増えてるよ。